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夫婦ともに転勤がある仕事。今の状況で子どもを産むのは難しい?

  • 2020.4.21
Q.転職を考えたほうがよいのか悩みます…
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出典:シティリビングWeb

私の仕事は転勤が多く、最近結婚をしたのですが子どもを産むことを考えると悩んでしまいます。夫も転勤がある仕事をしているので、子どもを産んでからどちらかが転勤になると、単身赴任で一人で子育てをできるのか不安です。転職も考えたほうがよいか悩んでいます。

A.予期不安は、必要ありません。悩むより幸せになろう!

転職も頭の中をよぎるほど悩んでいらっしゃる相談者さんに、筆者の体験談が参考になると思いますので、転勤族ワーキングマザーの立場で回答します。

「単身赴任で一人で子育ては、できます!」

大丈夫! なんとかなります

3人の育児中で、ワンオペも経験したので、断言します。大丈夫です。なんとかなります。最近結婚され、幸せの絶頂期と推察しますが、どうしても先々について不安が募りますよね。ましてや、緊急事態宣言まで発令され、先行き不透明な時世です。コロナ鬱(うつ)も、他人ごとではありません。「心配するな」と言われれば言われるほど、パニックにもなるし、どうしていいかわからなくなるのが普通です。

だから、心配することは当然だし、不安にならないはずがありません。妊娠、出産も同様です。だって、経験したことないでしょう? わからなくて当たり前ですよ。

そんなあなたに、先輩として、経験者として一つ言えることがあります。「なるようにしかならない」ことは、心配しても仕方がない、ということです。病院の医者が最前線で命の安全を守る戦いをしてくださっているように、結婚したお二人が、それぞれの職場で頑張って働きながら命を生み出すことは、かけがえのない尊い仕事の一つです。たとえ転勤があったとしても、夫婦の関係がしっかりできているなら、5Gの時代、コミュニケーションはいくらでも取ることが可能です。ましてや在宅ワーク、リモートワークの環境も急速に整えられてきている昨今、夫婦の在り方、家族の在り方も大きく変化しています。時代の変化を楽しめるような強さを持ったお子さんを生み育ててほしいと思いますし、それができるからご結婚されたのではないでしょうか?

幸せな未来だけを想像し、目指しましょう

職場の問題なのか、夫婦の関係性の問題なのか、相談者さんの心の在り方・考え方の問題なのか、その他に不安を感じる具体的な要因があるのか、一つ一つ詳しくお尋ねしてみたいところですが、ここではそれはできません。

どうか、まだ起こっていない未来をあれこれ悪いほうに考えたり、できるかどうか不安がったりしないでください。できる、やれる、とポジティブに考えるようにしてください。子育てに関するさまざまな支援機関が全国各地にありますし、職場内でも転勤へ可能な限りの配慮はなされているはずです。もちろん、職種や業界事情によって配属への希望が通らないことはありますが、転職は、最後の切り札として取っておくのがよいでしょう。実際に転勤の辞令がどのタイミングで出るかはわからないので、準備をしておいたとしてもギリギリまで動かないほうが得策です。今できることに最善を尽くし、自分のやるべきことと、夫婦でやるべきことに集中してください。夫婦だけで暮らせる幸せな時間を大切にしてください。新しい命を授かることができるかどうかも分かりません。未来を希望的につくるためにはどうしたらいいのか、夫婦でよく話し合わせることをお勧めします。

不安は不安を呼び込んでしまいます。意図して幸せな未来だけを想像し、目指しましょう。科学的根拠が必要な場合、「幸福学」の4つの知見が参考になるかと思うので、最後に紹介しておきます。

「やってみよう!」

「ありがとう!」

「なんとかなる!」

「ありのままに!」

幸せの心的要因に関するアンケートから求めた上記の4つの因子が幸せになっていくためのカギだと、研究によっても明らかにされています。

幸せは、自ら作っていくものです。「案ずるより産むがやすし」、やってみよう!

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