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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第一回「うつわ」

  • 2020.4.17
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料理やインテリアの経験値ゼロから、料理教室を開催するまでに! 
 
  はじめまして。今月から連載をスタートすることになりました川口ゆかりです。いまでさえ、自宅で料理教室を開催していますが、もともと料理上手だったかといわれたら決してそうではありません。うどんを茹でることすら知らないレベル。独身時代はインテリアにもまったく興味がなかったので、自宅に遊びに来た友人から「ゆかりの家って、なんだか実家みたいで落ち着くね~」と言われてしまうほど(笑)。そんな私も結婚し、主人とふたり暮らしをスタートしたことで生活が一変しました。失敗を繰り返しながら手探りで料理を覚え、うつわやお花、インテリアといろいろなことを学んできました。ここでは私が長年かけて培ってきた「楽しいが続く、ふたり暮らしのヒント」を皆さんにお届けできたらと思います。

どんなうつわを揃えればいい?

ふたり暮らしとなると、お茶碗や汁椀、主菜用の大きめプレート、小皿といったうつわが必要になってきますが、どれも何枚も買い揃えるには高額だし、収納場所も限られている。そこで、おすすめなのが小さいスペースながら彩りを添えてくれる「箸置き」と「そば猪口」。マンネリ化しがちな食卓に取り入れるだけで、テーブルをパッと楽しい気分にしてくれるアイテムなんです。

まずは、割安でバリエーション豊かな「箸置き」から

箸置きはサイズが小さいわりに、テーブルの気分をさくっと変えてくれる便利なアイテム。和食に合わせるなら?麺類なら? 考える時間もわくわくしたものに。


金沢から沖縄まで、旅の記念として購入した箸置きたち。2色の箸置きは人気作家、佐々木康弘さんのもの、正方形の箸置きは井口春治さんのやちむんです。どれも特別な雰囲気をまとっていて素敵。箸置きは他のうつわに比べて手軽に購入できるので、「何を買っていいかわからない」という、うつわ初心者さんにもおすすめですよ。


朝食からデザートまで、マルチに活躍する「そば猪口」

蕎麦を食べるときだけでなく、デザートを入れたり、小鉢の代わりに小さな副菜を盛り付けたりと、自由な発想で楽しめるのが「そば猪口」の魅力。


料理はうつわによってびっくりするほど表情を変えますよね。例えば、そば猪口に温泉たまごを入れて、温泉旅館のような朝食プレートをつくってみる。普段のなにげない料理も、いつもよりおしゃれに見せることができます。


またある時は、同じそば猪口にカフェオレを入れて、ティータイムを楽しみました。手作りのクッキーに、パティシエの叔父からもらったチョコレートがこの日のおやつ。


私が愛用しているのは、栃木県で年2回開催されている益子焼陶器市で購入した、竹内成光さんのもの。焼き物がもつあたたかみがありながらも、マットな質感がモダンな印象に導いてくれます。少しかけてしまっている部分は近々、金継ぎする予定。コーヒーや紅茶を入れてもちょうどいいサイズ感なので、友人が遊びに来てくれたときにも大活躍。1つあるときっと重宝すると思います。

いかがでしたか? 「料理がより美味しそうに見える」「食卓が楽しい場所になる」そんな、ふたり暮らしを華やかに彩る「うつわ」との素敵な出会いのお手伝いができたら嬉しいです。次回は「和洋中、マルチに使える黒皿」について紹介したいと思います。

撮影・文/川口ゆかり

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