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ソーシャルディスタンスを保つために、今ランナーができること

  • 2020.4.13

コロナウイルスの感染が広がる中、政府の規制により、エクササイズをするにも行動や時間に制限をかけられていることから、最近では新鮮な空気を求めて公園に出向く人が増えている。そこで、公園を利用するランナーと、犬を連れて散歩に来ている人との間で新たな衝突が起きているとか。犬の散歩に来ていた一部の人がネット上に投稿した内容によると、ランナーは「ソーシャル・ディスタンシング(自主隔離)」に関するガイドラインを無視しているとのこと。

ソーシャル・ディスタンシングとは、コロナウイルスの感染リスクを減少させる方策で、他人との距離を少なくとも2m以上とるように世界中で呼びかけられている。今回問題となっているのは、多くのランナーが他のランナーや歩行者を追い越す際に、一定の距離を保てていないということ。

これを受け、ジャーナリストのブライオニー・ゴードンは、自身のツイッターアカウントでこの問題を取り上げた。「ランナーの皆さん、歩行者との一定の距離を保たなければならないのは、彼らの責任ではなく、あなたたちの責任です。私たちは、汗を垂らして息を切らし、スピードを上げて走っているわけです。(自主隔離を守らないことで)みんなが外出ができなくなってしまう事態は、タイムを犠牲にしてでも避けたいことです」その方法をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

実際に、ロンドン東部のビクトリアパークは先週閉鎖された。タワーハムレッツ評議会によると、「一部の訪問者たちが、ソーシャル・ディスタンシングの指針を守らなかったから」とのこと。公園を利用するときは、政府が掲げたガイドラインを厳守するように全てのランナーに注意を喚起している。

ランナーであり作家のベラ・マッキーもまた、イギリスの公共放送によるラジオ番組『BBC Radio 4』にて、ソーシャル・ディスタンシングを守るべきだとランナーに強く呼びかけた。「責任はランナーにあります。どうか特別な配慮を持ってください」

他人との距離を2m以上空けてランニングをすることは、必ずしも不可能ではない。そのためには、どうしたらいい?

・最近は、カラッと乾燥した気候のおかげで、舗装されていない道を走っても、靴が泥まみれになることはない。メイン通りを避けて走ることで、人との距離を保てやすくなるのはもちろんのこと、新たなランニングルートを見つけるきっかけになるかもしれない。

・公園や緑地が人で混雑しない時間帯の早朝に走る。もしくは、公園を走るのはやめて、普段人通りの多い歩道を走る(今なら少ない)。

・細い道を走っているときに、あなたの前をゆっくり歩いている人がいたら、その人を追い越す前に、必ず一言声をかけること(礼儀正しく!)。角を曲がるときも、人とぶつかりやすいので要注意!

※この記事は当初、『イギリス版ランナーズワールド』に掲載されました。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: EMMA DOONEY Translation : Yukie Kawabata

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