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若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ

  • 2020.4.11

2019年10月、平安貴族も愛した景勝地・嵐山の大堰川ほとりに誕生した「福田美術館」。江戸時代から近代までの著名な画家が残した作品を多数所蔵している美術館です。 3月28日からは伊藤若冲展「若冲誕生~葛藤の向こうがわ~」を開催。初登場の作品もあり話題を呼んでいます。渡月橋を一望する素敵なカフェとともに、美術館でのひとときをのんびり楽しみませんか。

若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ
若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ
嵐山と大堰川を望む絶好のロケーション
若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ
壁にもガラス窓にも網代模様の意匠が見られる

最初に注目したいのは、空間の美しさ。縁側や網代(あじろ)といった日本に古くからある伝統家屋の意匠をモダンにアレンジしたデザインを取り入れています。大理石を切って網代模様に組み上げた壁面が印象的。網代模様の窓ガラスに光が差すと、光の影がこぼれ、美しさが増します。
庭園は、椿、桜、睡蓮、もみじ……と四季ごとに彩りを変える植栽。水盤が奥に見える大堰川までつながっているようにデザインされ、対岸では嵐山がゆるやかな稜線を描きます。水のゆらぎを眺めていると、心がゆったりとほどけていくようです。

渡月橋を一望するミュージアムカフェ
若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ
庇が深く、やわらかな光に包まれる店内から望む渡月橋

カフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」は、来館者のみ利用することができます。メニューは、香り高いコーヒーをはじめ、九条ネギや賀茂茄子といった京野菜を使ったパニーニや季節のハニートーストなどの軽食やスイーツ。季節替わりのオリジナルメニュー「福パフェ」(1200円)もありますよ。

ミュージアムショップも必見
若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ
ポストカード(上2点)各110円、(下2点)各165円、付箋各550円(てらおかなつみコラボ付箋は660円)

カフェの隣にはミュージアムショップがあります。ガラスの器や陶器など福田美術館のスタッフが厳選した伝統工芸品、チョコレートやお茶など京都のメーカーと素材にこだわって作り上げたオリジナルアイテムが並びます。
イラストレーターのてらおかなつみさんが、福田コレクションの作品をリデザインしたポストカードや嵐山をイメージした付箋などのステーショナリーが人気です。

3月28日~6月21日まで若冲展を開催
若冲展開催中!パノラマビューのカフェも楽しい、京都・嵐山の新スポット「福田美術館」へ
左から、『蕪に双鶴図』(部分/全期間)、『仔犬図』(3/28~4/27)、『雲中阿弥陀如来像(全期間)※会期中展示替えあり

3月28日からは、稀代の天才絵師・伊藤若冲の展覧会「若冲誕生~葛藤の向こうがわ」が開催されます。初公開となる若冲30代の最初期作品『蕪に双鶴図』をはじめ、初公開の作品がずらり。円山応挙や曾我蕭白など同時代の画家の作品も展示され、若冲の生きた時代背景や美意識を垣間見ることができます。

展示室は、「蔵」をイメージ。展示ケースに使用されているドイツ製の特注ガラスは透過率が高く、映り込みがほとんどないのがうれしいところ。作品との距離も近く、筆使いの細やかさや美しい色彩をじっくりと鑑賞することができます。「いい作品を見たら、思い出として写真で持って帰ってほしい」という思いから、撮影不可のプレートがあるもの以外はすべて撮影可能となっています。

嵐山へ足をのばすなら、ぜひ立ち寄ってみてほしいスポット。アート鑑賞から絶景を眺めながらのカフェタイム、おみやげ選びまで。時間をたっぷりとって、ゆったりと過ごすのがおすすめです。

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