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セラピスト直伝!セックスライフを充実させる7つの心得

  • 2020.4.10
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どんなにラブラブなカップルにも、セックスに関して悩みの一つや二つあるのは当たり前のこと。そこで二人のセックスライフをより充実したものにさせたい! と考えているあなたに、ロンドンにあるセックス分野の専門クリニック「The Havelock Clinic」のディレクターであり、臨床心理学者で心理性科学者のカレン・ガーニー博士が解説する「セックスについてカップルが知っておくべき7つのこと」をコスモポリタン アメリカ版からお届けします。

セックスはオーガズムがすべてではない

男性・ペニスのある人とセックスをする、いわゆる異性愛者の女性たち・ヴァギナのある人は、自分たちが感じるオーガズムは、相手と比べてかなり低いと感じていることがほとんどのよう。これをセックスにおける一般的な事実として受け入れている人も多いのですが、必ずしもそうだという根拠はありません。

「ヴァギナのあるパートナーとセックスをする女性」、いわゆる同性愛者の人たちは、行為の間中ずっと、あるいはその86%もの割合の時間にオーガズムを感じているんだそう。一方で、異性愛者の人々の場合、その割合は65%に下がるとのこと。

この理由には、同性愛者のペアには“型通りの順番”というものがなく、挿入以外にもさまざまな前戯や愛撫などに時間をかけているため。また、彼女たちはどちらかがオーガズムに達したら終わるセックスをするのではなく、その後も互いにゆっくりと快楽を楽しんでいるからと考えられています。

“痛い”のは当たり前ではない

セックスの最中に痛みを感じる女性もいると思います。「最初は痛いものだから」とか「挿入行為はそういうもの」だと思い込んでしまう傾向にありますが、事実はそうではありません。性的な刺激を感じていたり、リラックスした状態で行為をしていたりすれば、痛みを感じることはあまりないはず。

もしセックスで強い痛みを感じる場合は、感染症やその他の身体的な原因がないか、必ず婦人科医で診察を受けてください。

「普通」のセックスなどない

セックスの頻度や性的関心、願望、「あなた自身やパートナーがどんなことをしたいのか」ということに、「普通」や「異常」というものは存在しないと思っても大丈夫です。「~しなければ、~するべき」などの考えに凝り固まらないことが、幸せへの第一歩。

バリエーションやチャレンジ精神、斬新さを取り入れることによって、性的なことについての自信や楽しさは劇的に高まります。先入観を取り除き、予想がつかないことにもチャレンジしてみましょう。よりセックスを楽しめるだけでなく、パートナーへの性的な愛情も長続きするようです。

セックスは「コミュニケーションありき」

コミュニケーションは常に言葉でなければいけない、というわけではありません。ですが、どうすればあなたの望みやしてほしいことがパートナーに伝わるのか、その方法を知っておくことは大切です。「感じている時にそれをきちんと伝える」「してほしいことを恥ずかしがらずに相手にお願いする」というのも大事。それ以前のこととして、自分がどんなことをしたいのかをはっきり自覚しておくことも必要です。

セックスに関してちゃんと話し合えるというスキルは、カップルとして成長していくためにはとても重要。もちろん、セックスライフが上手くいかない時もあるでしょう。そんな時こそ、軌道修正のための円滑なコミュニケーションと、ほんの少しの問題解決能力が役に立ちます。2人の関係性についての話し合いを、日常のちょっとしたチェックリストに加えてみては?

「挿入」で終わらないセックスパターンを持つ

男性と女性、またはヴァギナとペニスを持つカップルにとっての「挿入」行為は、お互いの体に性的な興奮を抱くほんの小さな側面でしかありません。でも多くの人は――とりわけ、セックスの一般的な描かれ方を目にしたり、人々の話を聞けば聞くほど――この行為こそがセックスのすべてであり、もっとも重要だと考えがちです。

ですが、エロティックな感覚は必ずしも予測の範囲に潜んでいるとは限りません。そして面白いことに、マンネリ化してバラエティのとぼしいセックスをしているカップルよりも、その逆を行く人々の方が高い性機能を有していることも。時に、挿入なしでお互いが快感を得られる方法を探っていくことも、カップルにとって大切なのかもしれません。

「テクニック」などは存在しない

二人の間で交わす行為に、「上手い」「下手」といった概念は存在しません。なぜなら、セックスには常にお互いの経験や知識、心地良さ、自信などと密接に関わる要素が介在しているからです。

性的に確固たる自信を築くには、(サイズや形に関係なく)あなたが自分自信のに満足していること、性的欲望や性的関心を恥じることなく誇りを感じること、そして、欲求とニーズを相手に伝えられるかどうかにかかっています。

セックスに集中できない時もある

セックスをしている間は完全にそれだけに集中できるのが一番ですし、通常はその方がよりセックスを楽しめます。ですが、多くの人は別のことに気を取られる瞬間があり、むしろそれが普通と言えるでしょう。気になってしまうことの例として、自分の体が相手にどう見えているか、コンドームが正しく装着されているか、今日はオーガズムに達することができるかなど、その時々でさまざまなものがあります。あるいは、セックスの後に体を洗い流すかどうかといった、セックスとはまったく関係ないことを思い浮かべる時もあるでしょう。

人によっては別のことを考えてしまってセックスが中断し、痛みや勃起障害といった性的な問題にまで発展してしまうこともあります。

この問題に対処する方法のひとつとして、マインドフルネス思考があります。あらゆるフィールドに広く取り入れられている方法ですが、セックスの問題にも応用でき、私たちの性的興奮や欲求を高めてくれることがわかっています。まずは、性的な体験以外でマインドフルネスを理解しましょう。そこで練習を積んだ後、今度はセックスの最中にマインドフルネスを実践すれば、2人のムードもきっと高まることでしょう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Mari Watanabe(Office Miyazaki Inc.)

COSMOPOLITAN US

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