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フレッシャーズ必見! センパイから学ぶ「仕事を充実させるヒント」

  • 2020.4.9
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挑戦し続けたいね! 仕事を充実させるヒント

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出典:シティリビングWeb

予測不可能な時代ですが、物事の捉え方で、目の前の景色は変わってきます。仕事の向き合い方、捉え方も自分次第。自分らしく働き活躍する8人のセンパイが、フレッシャーズに向けて、「仕事を充実させるためのヒント」を教えてくれました!

中部電力パワーグリッド 熱田営業所所長 大谷まさみさん
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出典:シティリビングWeb
まずは、「はい! 喜んで」どうすればできるかを考える

てっぺんの高い視点・広い視野から見た美しい景色と、滑り降りるときのイタ気持ちいいスリルと爽快感。私にとって仕事は「大人のジェットコースター」のようですね。ドキドキ・ワクワクを楽しんでいます。

何かとピンチの多い私が、乗り切るために実践していることは、「はい! 喜んで」と口に出してみること。成功イメージを持ちやすく、前向きになれます。できない言い訳ではなく、どうすればできるかを考えられ、解決策も必ず見つかります。仕事では「大変」なこともありますが、「大きな変化=成長のチャンス」と思うようにしていますね。

私もたくさん失敗しました。失敗は、①別のやり方の発見 ②目的の再確認 ③再出発のきっかけになります。新しい可能性に挑戦した証だと考え、次の成功へつなげて財産にしていきましょう。

鳥の目・虫の目・魚の目で

固定概念や先入観で、解決策を狭めてしまうことがあります。頭を柔らかくし、「考働する(自ら考え動く)」ために、鳥・虫・魚になりきってみませんか。私も実践しています。

・鳥の目(高い視点で全体を俯瞰)

・虫の目(詳細まで深く精査)

・魚の目(流れを読み、未来を察知し、新たな切り口から考察)

多角的な視点を持つと、気づき・発見が多く解決策も見つかりやすいですよ。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「失敗はない フィードバックがあるのみ」

失敗は、「振り返る力」があれば「教訓」というフィードバックが得られます。失敗とその学びを記録に残して、蓄積していけば、改善を考える材料にも、後輩に教えるツールにもなり、知恵の宝庫となります。

私は自分を振り返りフィードバックを記録するために日記をつけて60冊になりました。どんな簡単なことでも「継続は力」になるので、当たり前になるくらいやり続けてみてください。3カ月続けると「習慣」となり、無意識にラクにできるようになります。頑張った自分に自信も生まれますよ。

中部電力パワーグリッド 熱田営業所所長 大谷まさみさん

「主に営業、広報、教育を担当し、2018年7月から所長に就任。いきなり約100人の部下ができ、責任の重さを痛感しています。『大きな目、小さな口、優しい目』を心がけています」

伝統工芸・伊勢根付職人梶浦明日香さん
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出典:シティリビングWeb

伝統工芸の職人は一人前になるまで10年。一方で、時間の使い方、やりがいはすべて自分次第。代わりはいくらでもいる社会の仕組みの中で、自分がやらなくちゃいけないと感じます。ライバルは自分自身です。

集中して思った以上の作品ができたとき、素晴らしい、おもしろいと言っていただけたときなど、なんてぜいたくな仕事だろうと、仕事をさせてもらえている幸運に感謝でいっぱいになります。未来が不安にならないと言えば嘘になりますが、それでも、私は職人として胸を張って言い続けます。仕事って最高に楽しいですよ。

私は元NHKのキャスターです。今でももったいないと言われますが、価値観はそれぞれで正解はありません。なんとなく流されているより、自分の価値観、信念で人生を選んでいくほうが、覚悟を持って自分らしく生きられて、後悔も少なく、幸せも感じやすいのではないでしょうか。

面白そう!はやってみる

面白そうだと思ったことは、とりあえず何でもやってみたらいいと思います。向いているかどうかなんて、やってみなくちゃ分かりません!

あれもこれも経験することで、向き不向きが分かり、自然とできることが残っていきます。

まずは一歩踏み出してみる。3日坊主でもいいのです。残ったもの、続いたものこそ、自分に向いている、やるべきことなのかもしれません。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「その業界を牽引するのは私だ」

東海女性職人のグループ「凛九」のリーダーをしていて、常に心がけているのが、メンバー全員がそれぞれの工芸のリーダーにならなければいけないということです。リーダーとして、いずれその業界を牽引する存在として、いま自分がどうあるのが正しいのかという発想で動くと、それは自然と覚悟を生み、仕事への責任感や自信につながります。

伝統工芸・伊勢根付職人 梶浦明日香さん

「根付とは、着物の帯にひっかけて巾着などを提げるための装飾品で、3~4㎝ほどの小さな彫刻です。日本の4大工芸(根付・漆・刀・浮世絵)として海外の博物館・美術館で紹介されるなど、海外からの評価の高い日本の工芸品です。2010年、中川忠峰氏に弟子入りし、根付職人になりました」

名古屋市副市長伊東恵美子さん
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出典:シティリビングWeb

希望の職種でも、得意分野の配属でも、乗り越えなくてはいけない苦しい場面に何度も遭遇します。そこでカギになるのは人間関係。私はいつも「今年は今年のメンバーがベストメンバー」と思いながら仕事を進めています。人事はタイミングですが、いつも仲間に恵まれて、助けられてきました。ポジションが上がると、仲間も増えますね。

仕事そのものが楽しいことはありません。仕事を楽しくするのは自分!です。仲間と人間関係を築いて進めていくのも楽しいですし、汗をかいて取り組み、楽しいと感じられると、どんどん充実して達成感が得られます。どうしても辛い、苦しいときは、逃げられる場所や人を作っておいて、一旦その場から離れることも必要です。

新型コロナウイルスの影響で、テレワークが広がっています。ツールや方法が変わっても、人との関わりは変わりません。AIの精度が上がっても、人間としてやらなきゃいけない仕事は残るでしょう。人間関係を充実させて、仕事を楽しく感じましょう!

3つのワークで軽やかに

仕事で大事なことに、「フットワーク・チームワーク・ネットワーク」の3つのワークがあります。まず自分で動く。今は何でも簡単に調べられますが、表面の事象だけでなく、その先の「背景やその根拠」について考えるクセが付くと、世の中を感じられるようになります。

少なくとも、私たちの仕事は一人ではできません。組織、平たく言えばチームで取り組んでこそ、目的を達成できるものです。調べて、聞いて、多くの人とつながって、自分も人にも役立つ必要な情報を逃さないようにしたいですね。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「運と縁とタイミング」

チャレンジして、失敗という評価になっても、どうしようもないという結果にはなりません。私はいつも、周りに助けられてきました。判断を後悔しないように、必要な材料を集めて、周りと頑張っていきたいですね。

私は嫌いな人と仕事をしたくないから、嫌いな人は作りませんが、それは自分がかわいいから。この世にたった一人の自分を大切にしてください。自分を大切にできない人は、自分以外の他人も大切にできないと私は思っています。

名古屋市副市長 伊東恵美子さん

「副市長は、一言で言えば市長の補佐役です。名古屋市には3人います。私の担当は、会計、財政や福祉、医療など。そして、力を入れているのが女性の活躍推進で、男女の意識を変えることが大事だと感じています。名古屋市役所も新年度に女性管理職が充実しますよ」

ブラザー工業 執行役員岩垂友美子さん
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出典:シティリビングWeb

仕事にやりがいを感じていますし、面白いですね。毎朝、会社の仲間に会うのを楽しみに、出社しています。

働き始めると、「これは自分のやりたい仕事なの?」と感じることもあるかと思います。私が20代の時、とても尊敬する方に教えてもらったのが、「仕事は位置、荷、参、使、伍ができて禄」です。会社であれば、部門に配属され(位置につく)、役割(荷)を与えられて、業務を始めます(参加)。自分の役割に使命感を持って働き、一緒に働く先輩、同僚、お客様の役に立って(伍して)、報酬を得ます(禄)。

仕事とは誰かの役に立つこと。役に立ってはじめて報酬が得られるのだと気づかされました。仕事を通して、誰かの役に立っている、貢献できていると感じられると、やりがいや喜びが得られます。迷ったとき、自分の仕事で喜んでくれる人を思い浮かべることが、私には支えになりましたね。

どんな経験もムダにならない

どんな経験もムダにならないと思っています。興味・関心・好奇心を持ち、自分に枠をはめずに、いろいろチャレンジしてみてください。自分の世界を広げ、経験の幅出しをすることが役に立つと思います。やらなかった後悔をするよりも、まずはやってみる。やりながら軌道修正もできますよ。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「天命を信じて人事を尽くす」

自分にとって大きなチャレンジとなる、かなり背伸びかなあと思う仕事や役割に取り組む時、深呼吸してから心の中でつぶやきます。腰が引けそうになる自分へのエールであり、スイッチ「オン」してくれることばです。

ブラザー工業 執行役員 岩垂友美子さん

「ブラザー工業で、プリンターやラベルプリンターの商品企画、マーケティング、営業企画部門の執行役員をしています」

ブルーバード 代表理事西尾果小里(かおり)さん
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出典:シティリビングWeb

希望の職種に就けず、1年で辞めようと思っていたのが、結果的に14年間働きました。3年目で仕事を動かす面白さが分かりました。

10年目の育休中に読書などを通して視野が広がり、復職後はやる気いっぱいだったのに、子育てしながら能力発揮することは難しく悩んでいました。そのときに社長から声が掛かった仕事で、再び仕事の面白さを感じることができたのです。

そこで得た感覚は、自分が置かれた場所で力を惜しみなく出し尽くすと、次のステージが自然と見えてくること。また本来、働くことは喜びであり、面白くするのも、つまらなくするのも自分次第。取り組み方で人生が豊かになることです。

仕事をゲームとして捉えてみませんか。何度も失敗すると嫌になるけれど、クリアしたくてついやっちゃう。繰り返すとそのうちできるようになる。自分の頭で考えて、主体的に動くことで、仕事というのはいくらでも面白くなります。

自分で選択する力を鍛えて

不確実で激動の時代において、よりどころとなるのは自分の軸です。それには、常に自分の頭で考え、感じること。筋力と一緒で、鍛えることで感性が磨かれていきます。自分の気持ちに耳を澄まして、YES・NO、好き・嫌いなど、自分で選択していく訓練をしておきましょう。

自分を知る道のりは、行動とセットです。実際に動いてどう感じたか確かめるのが大事。若いうちは無謀なチャレンジをしても、みんなが助けてくれますよ。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「働く喜び」

主体的な仕事をすれば、心身健康で、心も経済も豊かになります。いい循環が生まれ、プライベートも充実します。しかし、体調を壊してまでする仕事はよくありません。喜びを感じられない仕事は、人生を蝕まれますから、逃げる、拒絶することも必要です。

ブルーバード 代表理事 西尾果小里(かおり)さん

「中小企業の事務職で働き始め、社内改革プロジェクトを担当して働く喜びを感じました。14年間の会社生活後、NPO法人を立ち上げました。働き方改革・組織活性化コンサルタント、ワーク・ライフ・バランスコンサルタントとして、働く人たちを支援しています」

愛知県副知事青山桂子さん
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仕事は、一言で言えば「楽しい」です。もちろん、「楽(らく)なこと」ばかりではありません。うまく進まないとき、意見の対立があるときなど、大変なこともありますが、それを乗り越えて、完全ではないかもしれないが何らかの成果が出せそう、というその過程も、自分の糧になり「楽しい」ものです。

自分に合うか合わないかを考えるより、まずは何事も経験してみましょう。経験していくことで自分の能力が発揮できる「何か」も見つかります。私は職業生活で10回以上異動し、全く初めての仕事内容を任されたことも多々ありました。

好奇心全開で、「知らなかったなあ、なんて面白い!」と、どんどん自分の中に新しい世界を取り込んでいくうち、気がつけば、一つのことも多角的に考え、取り組めるようになったと思っています。

先にある人脈や知識も取り入れて

与えられた仕事だけではなく、その仕事の先にある、人脈や知識も貪欲に取り入れましょう。特に所属する組織の外の人脈もできる限り作っておくと、将来違う仕事をしたときにも、ひょんなことからその人間関係が生きるものです。

プライベートでの新しい趣味もいいですね。職場では常識みたいだけど自分は分からない、ということも、どんどん尋ねておきましょう。体力と、何でも聞けるということは、若さの特権です。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「感謝」

組織は人々が支え合って成り立っています。感謝の気持ちを持って人と接することで、相手もより自分を支えてくれます。自分としても、「こうなっていないから不満」と思うよりも、「ここまでできていることは、それでありがたい」と思う方が、心が前向きに過ごせます。

愛知県副知事 青山桂子さん

「大村知事のもと、『日本一元気な愛知』『すべての人が輝くあいち』『日本一住みやすい愛知』の実現に日々取り組んでいます。愛知県は副知事が3人、組織は18の局に分かれており、私は県民文化局、環境局、福祉局、保健医療局、会計局の担当ですが、中でも『女性の活躍促進』に力を入れています」

メ〜テレ 総合編成局 アナウンス部鈴木しおりさん
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出典:シティリビングWeb

1日の大半行っている仕事なので、「前向きな気持ちで働いた方が、絶対に、人生トク!」という気持ちで向き合っています。楽しいと自信を持って言えない時期もありましたが、今は楽しい。就きたい職業に就けて、大変なことも含めて、この仕事ならではの経験が得られるから頑張れます。働く中で、自分が「楽しい」と感じる要素を見つけて、意識的に「好き」と思えるといいですよね。

どんな仕事だって、体力的にしんどくなったり、人間関係で悩んだり、難しくてできないと思うことだってあります。それでも、自分が「好き・楽しい」と思える瞬間があるのなら、今「辛い」と思っていることは何なのか、それを解決するためにはどうしたらいいのかを考え、乗り越えてほしい。何が辛いのか、漠然と抱えていても解決しません。問題をひも解いていけば、解決策がきっと見つかります。

失敗も成功もキャリアの礎

今はとにかくチャレンジ。失敗したっていい。チャンレンジも失敗もしないのが、一番よくない。若いうちは失敗も許されます。それをフォローするのが年長者の仕事ですから!

失敗も成功も、すべてが自分の血となり肉となり、今後のキャリアを支えてくれる礎となります。ぜひたくさんチャンレンジして、自分の可能性をどんどん広げてほしいです。

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「準備は裏切らない」

アナウンサーになって13年が経ちますが、いまだにものすごく緊張する仕事があります。おなかが痛くなったり、寝られなくなったりすることもあります。そんなとき、「自分ができる準備は全部やった」という気持ちで臨めば、本番は絶対になんとかなる。そういう経験を何度もしてきました。準備してきたことの3割でも出せれば充分。そういう気持ちでした準備が、自分を守ってくれるはずです。

メ〜テレ 総合編成局 アナウンス部 鈴木しおりさん

「メ~テレのアナウンサーで、夕方のニュース情報番組『アップ!』(月~金曜、午後3:40 ~放送)でMCを担当しています」

日本ピーエス 中部支店 技術グループ青木治子さん
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出典:シティリビングWeb

コンクリートの橋の新設工事や、補強工事を手掛ける会社に勤め、新卒から20年以上になります。昨年の春からは、技術者として念願だった工事現場にいて、現場監督をしています。ずっと現場に行きたいと、配属願いを出していました。女性で前例が少なく、ようやくかないました。仕事は辛くて泣きたくなる時もありますが、自分が好きで選んだ業種だし、楽しいですね。

仕事を充実させるには、いい同僚、先輩、後輩を作ること。いい仲間が近くにいれば、働くことも楽しく感じられるし、意見交換をしながらステップアップできます。

辛いときは、「私は“女優”」と思うようにしています。実家が小売店で、よく店番をしました。親に叱られて機嫌が悪くても、お客さんの前では女優でいなさい、というのが母の教え。生活していく上で仕事をしなければならなくても、嫌なことがあったとしても、楽しく笑って取り組むのがいいと思っています。

遊びも大事!

翌日の仕事を気にせず、とにかく遊ぶ! 遊びから得られることもたくさんあるし、徹夜で遊んで仕事に行ってもいいじゃない?と思います。

何でも思いっきり取り組みましょう。私は野球観戦が大好き。仕事以外の仲間からもたくさんパワーをもらっています。ラジオ中継を聞きながら、資格取得の勉強も頑張れました!

仕事をする上で、大事にしている言葉を教えて!「スマイル」

自他共に認めるムードメーカーなので、私が笑顔で仕事をしていることで、一緒に働く人達も笑顔で仕事ができると考えています。笑って仕事をすれば、どんな困難でも乗り越えて行ける気がします。

日本ピーエス 中部支店技術グループ 青木治子さん

「大学で土木を専攻し、コンクリートの橋を造る会社で長年設計業務に携わりました。2019年3月から、工事現場で現場監督をしています」

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