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GISELeヘア&メイクが注目する「メイクアイディア」12選|新作から海外ドラマまで

  • 2020.4.6
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気持ちが締まる新たな季節の訪れは、「美」への意欲もわきやすいタイミング。そこでコスメの見直しや更新に役立つネタを求め、美容感度の高いプロやインフルエンサーに徹底取材。メイクを楽しむアイディアや肌に自信をくれる名品、オンラインのコスメ事情など…、数々のヒントから今新調すべきコスメをあぶり出します。

「欲しい」がふくらむインスピレーション
常連ヘア&メイクチームから、先につながるメイクアイディアを収集。新作コスメを皮切りに、話題はランウェイ、ドラマまでアメーバ状に派生。多分野にアンテナを張りめぐらせているプロたちが参考にするものとは?

<INSPIRATION DETAILS>

1.Celvoke


〈右から〉ディグニファイド リップス 29 3,200円+税、インフィニトリーカラー (上から15、17) 各3,200円+税/以上セルヴォーク 右は岡田さん、左は小澤さんのオススメの黄みカラー。

2.Celvoke


エンスロール グロス 04 2,800円+税/セルヴォーク 長澤さんがヘビロテ中のダスティピンクのグロスと、実際に使用したモデルのルック。

3.Dior


ディオール バックステージ ロージー グロウ 001 4,700円+税/パルファン・クリスチャン・ディオール 木部さんのイメージ源になったピンクのチーク。

4.IDEA FROM SHOP STAFF


上下とも、過去のメイクページで手がけた木部さんのメイク。N.Y.で見た女性のメイクがヒントになった「目尻にだけアイライン」のアレンジ。モデルの顔立ちに応じて引く場所やサイズを微調整するのだそう。

5.Lisa Eldridge


長澤さん私物 イギリス出身のヘア&メイクリサ・エルドリッジの著書。

6.Alexander McQueen


小澤さん私物 アレキサンダー・マックイーンの写真集。

編集部:春に向け、定まってきた色やイメージはありますか?
岡田さん:私の推しはセルヴォークのルージュ(1)ですね。イエローとキャメルの間のような絶妙な色。
小澤さん:セルヴォークのカラーレンジには私もグッときました。明るい色の服に合わせてイエローやオレンジなどをとり入れたい(1)。
長澤さん:最近、くすみピンクがマイブームで、既存色ですがセルヴォークのグロス(2)をヘビロテ中。この号の撮影でも使いました。
木部さん:私は1つのコスメからイメージが派生するタイプ。実際、ジゼルの撮影で使ったディオールの青みがかったピンクのチークが春メイクのイマジネーションの源に(3)。
編集部:トレンドのほかに「こんなメイクをしたい」という発想はどこから浮かんでくるのでしょう?
長澤さん:本(5)や写真集、SNSと幅広く見ることでインスピレーションを得ていますが、身近なところからヒントをもらうことも。「WARSAW」というサロンで担当してもらうAIさんのファッションやメイクがいつもステキで……。彼女のピンクリップに触発されて、とり入れてみようというぐあいに(2)。
木部さん:職業柄、自然と街にいる女性のメイクを観察しちゃうし、海外に行けば現地の人のメイクを見る。以前、NYを訪れた際、古着屋の店員さんが目尻だけにアイラインを入れていたのがオシャレで……。アレンジを加えて、目尻を強調させたアイメイクをジゼルでも実践しました(4)。
小澤さん:新たなインスピレーションが欲しいとき、アレキサンダー・マックイーン(6)やマルタン・マルジェラなど好きなデザイナーの写真集を見返すことも。色の使い方を見たり、写真としてどこが好きなのかを考えたり。しっかり見て勉強するというよりも、アイディアの一部として頭に入れておく感じです。

<INSPIRATION DETAILS>

7.EUPHORIA


海外ドラマ『ユーフォリア』。目の下で輝くグリッターや、目元を囲む赤系アイシャドウなど、斬新なメイクが見られる。

8.Charlotte Gainsbourg


ジェーン・バーキンの娘、シャルロット・ゲンズブール。ラフな髪型と女性らしいリップのバランス感が絶妙。〈リップ〉リップスティック ラブローン 3,000円+税/M・A・C

9.GIVENCHY


ジバンシイの春コレクションより。ピンク×パープルの大胆な配色がアイキャッチィ。

10.STELLA McCARTNEY


乾いたような風合いのベージュの服に、少しあせたようなニュアンスリップが相愛。〈リップ〉エッセンスリップオイルカラー 0A04 マリーゴールド 3,500円+税/シロ

11.HERMES


エルメスは、ナチュラルなトーンにしぼったメイクを披露。

12.MIU MIU


ギンガムチェックの甘さをハズすのではなく、あえてピンクパープルのリップをさしてガーリーな印象に。

岡田さん:ドラマや映画を見て、影響されることもあります。最近だと海外ドラマ『ユーフォリア』のゼンデイヤとハンター・シェーファーのメイクがすごく新鮮で。グリッターの使い方や色合わせなど、自分至上主義に見えて、実は緻密に計算されているから、バランスがよくて惹かれるものがありました(7)。
長澤さん:私はシャルロット・ゲンズブール(8)の無造作ボブヘアが好きです。女優としてはもちろん、音楽やカメラ、絵の才能も持つ彼女のことは、アイコンとしてベンチマークしています。中性的な顔立ちにあえてのピンクリップっていうのもいい。彼女のつけている色はM・A・Cのリップが近いかな(8)。
編集部:ほかに最近見て、印象に残っているものはありますか?
岡田さん:ジバンシイの大胆さとロマンティックさを兼ねたカラーバランスには感化されましたね(9)。
長澤さん:ランウェイからヘアやメイクのヒントを得ることもありますよね。この春夏はくすみカラーの服が増え、メイクもどっちつかずであいまいな色が多かった印象。ステラ・マッカートニーのルックのように淡い色づきのリップも今季らしいですね。シロのグロスで再現できるのではともくろんでいるところ(10)。
岡田さん:私はエルメスのショーで見た、肌づくりに注目しました。骨格を生かしたチークが新鮮(11)。
木部さん:丸いフォルムや甘い色に弱い私としては、ミュウミュウに目がいきました(12)。ギンガムチェックにくりくりヘア、ピンクのリップと甘さを凝縮していて、かつ甘ったるくなくキレもいい。大人だからピンクはNGなどと決めつけず、自分が好きなものを好きなように試せばいいと思います。ブルベ/イエベの区別は、ときに個性を殺すこともあると思うので、私自身はそれほど重要視していなくて。それよりも、自分目線で好きなようにメイクを楽しんでほしいですね。

TEAM HAIR & MAKE-UP
MAI OZAWA
mods hair所属。着る服とのバランスを考え、足し引きの計算がされた絶妙なメイクアップに支持が集まる。海外の美容ネタにも詳しい。

AKEMI KIBE
PEACE MONKEY所属。トレンドや独自のアレンジを随所にとり入れたメイク術で、モデルやタレントからの指名が絶えない。

TOMOKO OKADA
TRON所属。ファッションのトレンドをとり入れながらつくる、今っぽいうえ、女性らしい繊細さや色香もそなえたメイクが大人気。

AOI NAGASAWA
モデルの個性や特徴を生かしたメイクが得意。ニュアンスカラーを好み、毎回の撮影でモデルにほどこすポイントメイクの色みが絶妙。

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