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夫が泣いている…流産という悲しいできごとを2人で乗り越えよう【ねこでよければVol.3】

  • 2020.3.31
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とあるきっかけで「話ききます」屋を始めた猫と相談に訪れる人々とのじんわり心に沁みるやりとりを描いた漫画『ねこでよければ』①(ホーム社/集英社)。

今回はその中から、小さな命をきっかけに気持ちにすれ違いがおこってしまいますが、お互い支えあう気持ちが生まれ前に進む夫婦を描く「第8話」の3回目最終回です。
前回からのあらすじ
流産して悲しんでいる妻に、心から笑ってほしいと「2人だけの生活が続いてもいい」と言った夫。妻を大切にする気持ちを伝えたつもりが、妻には「子どもがいらなかった」と思われてしまい…


■家に帰るとそこに妻はいなかった
自宅に帰った僕は、産婦人科に行く前に購入した本が入っている棚へそっと手を伸ばし…




■僕だって本当は悲しみたかった、泣きたかった
僕だって赤ちゃんができたことが嬉しかった。「赤ちゃんとパパ」という本を買って赤ちゃんを迎える準備をしたかった。その本を手に取ると涙があふれて…




■妻が話しかけると夫は泣いていた
夫が泣いているのを見て、夫の気持ちを理解した妻…





■悲しい気持ちも2人で乗り越えれば、やがて幸せをもたらす
態度に出さない夫がわかりにくかったと伝える妻。でも、実は同じ気持ちと知り2人の絆は深まることに




男だから、女だから…という思いにとらわれている人も多いのではないでしょうか。夫の不器用な優しさと妻を思う気持ちの深さにぐっとくる作品でした。

子育て中の私もつい子どもに目がいきがちで「なぜ夫は協力してくれないのか、なぜ私と同じように子どもを見てくれないのか」と思ってしまうことも多く、夫の気持ちに寄り添うことがなかなかできません。

いくら夫婦と言えど他人。思っていることや気持ちは「しっかり伝えないと伝わらない」ことを実感できるストーリーでした。

他にも心にしみる泣けるストーリーが満載の「ねこでよければ」モヤモヤした気もちをねこさんに少しだけ軽くしてもらえますよ。







ねこさんが開いた「話聞きます」屋さん。人間関係に悩むサラリーマン、人の境遇と才能を羨む美大女子、小さな命と向き合う夫婦、田舎嫌いで都会へ出てきた青年…、モヤモヤした気もちをねこさんに少しだけ軽くしてもらって、私は私の、僕は僕の、自分だけの人生を歩んでいこうと思える前向きな気持ちになれる一冊です。

(ウーマンエキサイト編集部)

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