1. トップ
  2. メイク
  3. 【M·A·C秋冬メイクトレンド速報】ダークカラーづかいで「女」らしさをアゲる!

【M·A·C秋冬メイクトレンド速報】ダークカラーづかいで「女」らしさをアゲる!

  • 2015.4.16
  • 838 views

坂部三樹郎、山縣良和がプロデュース。気鋭の若手デザイナーたちを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」の2015AWのショーのメイクを手がけたM·A·Cプロチームに密着。若いエネルギーが溢れる舞台裏に潜入し、M·A·Cナショナル アーティスト木村めぐみさんとM・A・Cシニアイベントアーティスト塩野僚子さんに「NORIKO NAKAZATO」「AKIKO AOKI」「KOTONA」で魅せたダークカラーを多用したエッジーなメイクのポイントと、デイリーメイクで楽しむための取り入れ方をうかがいました。

【左:「NORIKO NAKAZATO」「AKIKO AOKI」のメイクのキーアーティストを務めたM·A·Cナショナル アーティスト木村めぐみさん(以下、木村さん)/右:「KOTONA」のメイクのキーアーティストを務めたM・A・Cシニアイベントアーティスト塩野僚子さん(以下、塩野さん)】

—「NORIKO NAKAZATO」のクラシカルでダークなメイクが美しかったです。コンセプトを教えてください。

木村さん『ショー全体のテーマとしてオカルト的なものがありました。「NORIKO NAKAZATO」のイメージは「ギャッツビーの世界観」で、ダウジングにはまって夜通しやり続けて、すこしイってしまっている女性というものでしたので(笑)、目の下のクマを“プロ ロングウェア ペイント ポット<ストーミー ピンク>”で描いています。ただし、高貴なイメージも出したいという意向だったので、リップはしっかりと綺麗に塗り、肌の質感はシルキーパールでツヤ感を出すことでエレガントさを出しました。ふたつのまったく異なる世界観ですが、リップに使用した“リップスティック<スモークド パープル>”を上下目の際にもすこし入れることで、ひとつの顔の中でバランスをとっています』

【使用製品:プロ ロングウェア ペイント ポット<ストーミー ピンク> ¥2,900(税抜)、リップスティック<スモークド パープル> ¥2,900(税抜)】

—デイリーにこのメイクを取り入れるポイントは何でしょうか。

木村さん『カラーをトーンダウンさせることですね。“リップスティック<スモークド パープル>”は肌なじみがよくて女性らしさも出ますし、普段のメイクでも取り入れやすいカラーだと思います』

—「AKIKO AOKI」はミニマムで中世的なメイクですね。

木村さん『眉で男性らしさを演出して、リップメイクは“リップスティック<シン>”を中央に滲むように乗せ、さらに“リップミックス<クリムソン>”を内側にふんわりと滲ませる程度に乗せて、女性っぽくなりすぎないようにしています』

【使用製品:リップスティック<シン> ¥2,900(税抜)、リップミックス<クリムソン> ¥1,800(税抜)】

—デイリーにこのメイクを取り入れるポイントは何でしょうか。

木村さん『濃いリップカラーはリップラインを出すと目立ちますが、ブラシを使って唇の内側からクルクルと柔らかくつけて、最後に何もついていないブラシでぼかしてあげるとうまく肌になじみますよ』

—そして「KOTONA」はオレンジの目元が独特な雰囲気で目をひきました。

塩野さん『服に合わせて全体的にオレンジを使いたいけれど、フレッシュで健康的なオレンジというよりも、シリアスな雰囲気を残したいという要望がブランドからありました。ですので赤味の強いオレンジではなく、イエロー味の強いオレンジを、眉から目元全体、目の下にも影が出るように広い範囲にのせています。リップはほとんど色を使っていないので、アイラインとマスカラには同系色にすこしピンクが混ざった蛍光色を使って、モデルの目の動きで女性らしさが出るようにしました』

—この雰囲気をデイリーメイクに取り入れるポイントは?

塩野さん『オレンジはトレンドでもありますしおすすめの色です。普段ブラウンメイクをされているなら、ブラウンをオレンジ味のあるブラウンに置き換えてみてください。そして、目の下と目尻側にだけ入れることが多い影を、目の内側や目頭のところまで入れてあげると良いと思います。ポイントとしては、目の粘膜を肌色のペンシルで埋めることですね。そうすると、オレンジ味のあるブラウンで目を囲っても、ペンシルで明るみがでるから暗くならならず、透明感が出てピュアな印象に仕上がりますよ』

Photo: Akihiro Itagaki Text : ウエダカナ

の記事をもっとみる