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星空観賞旅行におすすめのロマンチックなスポット5選

  • 2020.3.27
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阿智村 星空キャンプ
阿智村 星空キャンプ

街灯や店のあかりが多い市街地ではなかなか難しい星空観賞ですが、自然豊かな地域では、夜空を埋め尽くさんばかりの星が見えることがあります。夏は「はくちょう座」「こと座」など、冬は「オリオン座」「おおいぬ座」「こいぬ座」など、澄み切った空気の中で眺める山の星や、 水平線のかなたにも見える海の星も魅力的です。今回は、星空観賞や天体観測におすすめの各地のスポットを紹介します。

ヘブンスそのはら(長野県)

天の川(阿智村)
天の川(阿智村)

長野県の南部、岐阜県との県境に接し、豊かな自然に囲まれた阿智(あち)村。環境省による全国星空継続観察で「星が最も輝いて見える場所」第1位に選ばれたこともある星空が綺麗な村です。阿智村では、平成24年(2012年)より有料で「日本一の星空ナイトツアー」が開催されており、オンシーズンの4月中旬から10月中旬(2018/5/21(月)~7/6(金)、9/18(火)~10/5(金)を除く)は多くの観光客でにぎわいます。

ナイトツアーは、阿智村にある「富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら」のナイトツアーゴンドラに乗り、山頂駅からナイトツアーの会場を目指します。会場は標高約1,400メートル。空気が澄み、街の光が届かない山頂のため星が綺麗に見えます。運が良ければ、天の川が見られることも。ガイドによる星空解説や、場内に並んだ天体望遠鏡での天体観測イベントが楽しめます。

山頂駅「ステーションデネブ」には、星景写真ギャラリーがあります。数々の天体写真コンテストでの輝かしい成績を誇る注目の写真家が阿智村で撮影した写真を展示中です。また、阿智村の観光拠点「ACHI BASE」は、昼は清流・阿智川を眺めるカフェ、夜はプロジェクションマッピングの空間演出で星空を感じられるバーとして楽しめるほか、レンタサイクルやお土産ショップを併設しています。また、プロジェクションマッピングで楽しむ宇宙空間カフェ「STAR VILLAGE CAFE」は時間によって変化する照明と映像で「星」と「宇宙」を感じられる空間です。

■ヘブンスそのはら

[所在地] 長野県下伊那郡阿智村智里3731-4

※ナイトツアーの営業期間、タイムスケジュール、料金については、「富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら」のホームページでご確認ください。

八ヶ岳エリア(長野県・山梨県)

夏の大三角(八ヶ岳周辺)
夏の大三角(八ヶ岳周辺)

野辺山高原(長野県)、清里高原(山梨県)、富士見高原(長野県)など、山梨と長野の両県にまたがる八ヶ岳エリアは、首都圏からのアクセスが良く、天体ファンからも注目される日本有数の星空スポット。 国立天文台野辺山もあるほど天体観測で有名なエリアです。

空気が澄んでいて晴れの日の割合が高く、標高が高い位置にあり、周りを山に囲まれ市街地の光があまり入ってこないため、夜空に輝く星を存分に堪能できます。はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル(彦星)、こと座のヴェガ(織姫)を結ぶ「夏の大三角」や、その間を流れる天の川、お盆の時期にはペルセウス座流星群が見られることも。

星空観賞に関するイベントや施設、ホテルなどが数多くあります。特に標高約1,000メートル、「ロイヤルホテル 八ヶ岳」の屋上には天体ドームがあり、大型望遠鏡で日中には八ヶ岳をはじめとした山岳風景を、夜間は土星の輪や月のクレーターなど天体観測を楽しめます。天体インストラクターが、四季の星空を紹介する天体観測教室も開いています。

■ロイヤルホテル 八ヶ岳

[所在地] 山梨県北杜市大泉町西井出8240-1039

白樺湖周辺(長野県)

天の川(信州ビーナスライン)
天の川(信州ビーナスライン)

信州ビーナスラインは全長約76キロメートル、八ヶ岳中信高原国定公園内にあるドライブルート。蓼科高原、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰高原を経て美ヶ原高原に至る、標高約1,400~2,000メートルの山岳稜線を走ります。白樺湖は、このビーナスラインのほぼ中央に位置します。標高が高く、視界を遮るものがない広い空にたくさんの星が輝く様子はまさに別世界。

白樺湖周辺の白樺リゾート(白樺高原)は、標高約1,400メートル、空気が澄んでいて夜は満天の星空に囲まれます。流星群の観察にも適しており、温泉、郷土料理のバイキング、花火観賞とともに、専門の資格を持った「星空レンジャー(星空案内人)」の案内を受けられるツアーもあります。平成30年(2018年)のペルセウス座流星群は8月13日午前10時頃に極大を迎えると予想されています。8月11日が新月のため月明かりの影響がなく、よい条件での観察が期待できます。

■白樺湖

[所在地] 長野県茅野市北山白樺湖

鳥取県全域(鳥取県)

星空と雲海(米子市)
星空と雲海(米子市)

平成29年(2017年)、サーチライトやレーザー光線の使用を原則禁止する「星空保全条例」を制定した鳥取県。星空景観保護の目的に特化した条例の制定は全国で初めてです。県内各地で天の川を観測でき、流星群の時期でなくても流れ星が見えやすいことから、鳥取県は「星取県」と名乗っています。

また、鳥取市にある公開天文台「さじアストロパーク」は、環境省が実施した「全国星空継続観察」で1位になったこともある、星空観察に適した環境です。国内屈指の103cm反射望遠鏡やプラネタリウム、望遠鏡付き宿泊用コテージを備え、星や宇宙に関する展示コーナーも充実。昼のプラネタリウム投影のほか、晴天時の夜には星空観察会、雨天曇天時の夜にはプラネタリウム投影を実施しています。

■さじアストロパーク

[所在地] 鳥取県鳥取市佐治町高山1071-1

※「さじアストロパーク」の営業期間、営業時間、料金については、「鳥取市」のホームページでご確認ください。

石垣島 星空ビレッジ(沖縄県)

天の川(石垣島)
天の川(石垣島)

平成30年(2018年)、沖縄県竹富町全域と石垣島北部などにまたがる西表石垣国立公園は、暗く美しい夜空を保護・保存するための取り組みを称えられ、日本初の「星空保護区」に認定されました。全88星座のうち84もの星座を観ることができる石垣島は、まさに星の島。そんな星空保護区・石垣市にある「石垣やいま村」は、八重山の民俗文化や昔の生活風景を再現したテーマパークです。「石垣やいま村」は、石垣島の名勝・名蔵湾一望の丘にあり、閉園後の夜の時間帯は、星空テーマパーク「星空ビレッジ」になります。

「星空ビレッジ」は、「星のかけら探し」や、四季折々の星座や星にまつわる物語など、石垣島の星の魅力を伝える「星空教室」、ライトアップと琉球音楽が楽しめる「ミラーボールイルミネーション」、星空観賞などが楽しめます。星空観賞では、仰向けになれる観賞ベッドと双眼鏡が用意され、星空ガイドによるレーザーポインタを使った解説が聞けます。

■星空ビレッジ

[所在地] 沖縄県石垣市名蔵967−1

※営業期間、営業時間、料金については、「星空ビレッジ」のホームページでご確認ください。

※このページは株式会社たびゲーターが運営する旅行情報サイト「トラベルバリュー」に公開されている、2018年11月末時点の情報を掲載しています。
※最新の情報については、下記のリンクから参照ください。
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