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ヘルシーなマリッジブルーの撃退法。【連載・花嫁のためのアーユルヴェーダ】

  • 2020.3.27
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「花嫁あるある」のマリッジブルー。気持ちが落ち込んだときはどう対処したらいいのでしょうか? ポジティブマインドを手にするためのアーユルヴェーダメソッドを教えてください。

金原杏奈(以下 杏奈):まずは食事が大切ですね。出来るだけ火を通した温かいものを食べるようにしてください。生野菜のサラダとか、チップスとか乾いたものではなく、温かく、しっとりしたものを。食べるときは白湯を一緒に飲むのもいいですね。

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寝る前には小さじ1杯のギーをといたホットミルクをおすすめしたいです。ギーは、バターを精製してオイルのみの状態にしたもので、乳製品のアレルギーがある人でも大丈夫です。香りもいいので気持ちも落ち着くし、身体も温まって、内臓にも優しく効いてきます。オイルは太るから、って遠慮する人もいますが、いいオイルは身体には必要。ギーとココナッツオイルはすぐにエネルギーに変わるので、身体にたまらないんです。

お料理にもギーはよく使っています。炒め物に使ったり、スープに垂らしたり。コットンに浸してまぶたをパックするのもおすすめですよ。ローズウォーターでもいいんですが、アイマスクは温めるよりは、冷やしたほうがいい。

携帯電話を長時間使ったりすると、目が火照りを持つので、そういった時にも効果的ですね。おでこにやってもいいですよ。

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あとは、季節によっていろんなハーブティを試してみてください。春先は、身体の余分な熱を取ってさっぱりするのでミントティーがおすすめ。スッキリするので花粉症にもいいですよ。フローラル系のお茶、ローズヒップなどは体の熱を冷ましてくれるので、夏にはいいですね。風邪をひきそうなときは免疫力を上げてくれる苦瓜のお茶を。

杏奈さん自身はご結婚されたとき、マリッジブルーはありましたか?

杏奈:私はほとんどマリッジブルーはなかったけれど、旦那さんがなりそうだったらしいです(笑)。なので、イライラしそうになっていたら、いつも持ち歩いているローズウォーターを取り出して、シュッとかけたりしていました。

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ローズウォーターは自分で作っているのですが、市販もされているので小さなボトルに入れて持ち歩くといいですよ。あとはラベンダーとか、ローズのアロマオイルもたいていバッグに入れていて、ちょっと疲れたな、とかしんどいな、という時に香りを嗅いだり、手首に塗ったりしています。特に生理前は女性ホルモンに働きかける効果のあるローズがおすすめですね。

アーユルヴェーダは、続けていると自分の体質や性質に合わせてアロマやお茶などの選び方もだんだんわかってきます。基本は誰もがヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)という3つのエネルギー(ドーシャ)で成り立っているんです。そのバランスは日々変わっていて、崩れないことはないんですが、アーユルヴェーダで出来るだけプラスマイナスゼロにしていくのを目標にします。

生まれ持った体質と現在の性質のバランスが乱れると、体調や気分に影響が出てきます。病気とか不調って突然やってくるものではなく、日頃の積み重ねなんです。だから病気を遠ざけるためにアーユルヴェーダのメソッドを上手に使いこなしながら、日常の中で感じる身体のサインを見逃さないように、乱れているものをきちんとケアしてあげること。まずは結婚が決まったら、改めて、生まれ持った体質を知るために、アーユルヴェーダのドクターやコーチに会ってみるのもいいかもしれないですね。

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金原杏奈/東京都出身。2011年からニューヨークを拠点に活躍するモデル。2019年よりアーユルヴェーダコーチとしての活動もスタートさせ、美とヘルスケア、メンタルケア、サステナブルリビングにまつわるワークショップも開催中。自身が手がけるインスタグラムのウェルネスアカウントは @kitchenpharmacy

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