1. トップ
  2. 恋愛
  3. 冷静に話ができない男なだけ? リアルな世界での「壁ドン」にご用心

冷静に話ができない男なだけ? リアルな世界での「壁ドン」にご用心

  • 2015.4.15
  • 1652 views

近頃流行っている「壁ドン」。多くの女子が口をそろえて「憧れ」と言っていますが、私はいたって冷静を保っています。いや、むしろ若干冷ややかに「本当にされたいの?」と思っています。というのも、よくイメージしてみてください。たとえば、仮に好意を持っている男性がいたとして、その彼がいきなり「壁ドン」してきたら、「胸キュン」しますか?「キュン」とすると言ったあなた、それは「キュン」ではありません。ただの「胸ヒヤリ」です。

そもそも「壁ドン」は、なぜこんなに国民的支持を集めたのでしょうか。私なりにちょっと考えてみました。

1:非現実的

日常生活ではなかなかイメージができない異次元的なシチュエーションが新鮮。

2:「拒否できない」「支配されてる」感

少なからず女性には「支配されたい」「独占されたい」願望がある。

3:壁ドンイメージしているのが全員イケメンそれぞれ都合の良いように解釈しているから、自分好みの男性で壁ドンが想像できる。

4:壁ドンができるような「肉食系男子」が激減

壁ドンから女性は「男らしさ」を感じているが、残念ながら現実世界にあふれる「草食系男子」からは期待できない。

ざっとあげてみるとこんな感じなのですが、そもそも「壁ドン」をあなたの日常生活に当てはめてみて下さい。誰もいない放課後の教室? エレベーター? 廊下? オフィス?

映画では魅力的なシチュエーションで繰り広げられる「壁ドン」ですが、何でも壁に手をつけば女性がコロリといくと思ったらそれは大きな勘違いです。

だれかが見ているかもしれない公共の場での「壁ドン」。「見られたらどうするの?」というドキドキが一気に増して「胸キュン」、というのが実際のところでしょうか。

でも私に言わせてみれば、「壁ドン」しなきゃいけないような大事な話をそんなところに持ち込むな! という感じ。そんなことせずに、話し合える機会を作ってくださいよと言いたくなるわけです。しかもそれが自分の好みではない男性だったとしたら拒否反応もいいところ。私はもっと冷静に話のできる男性が好きですね。

それでもあなたは「壁ドン」されたい!と思えますか?

私は「壁ドン」は非現実的だから受け入れられる文化だとハッキリ割り切ってとらえています。強引、肉食系…こういった「男らしさ」を伝える手段は「壁ドン」以外にもあるはずです。胸キュン映画を観た帰り道、どうか現実世界に「壁ドン」を持ち込まないように、冷静に考えてみてください。

(内藤 里奈)

の記事をもっとみる