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世界的スポーツ心理学者が語る「野望を実現する」方法

  • 2020.3.24
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待っていても、“そのとき”は訪れない。

目標設定のマスター

ピッパ・グランジ博士は、スポーツ心理学者およびカルチャーコーチとして高い称賛を受けている。2018年のサッカーワールドカップでは、ガレス・サウスゲート監督率いるイングランド代表のマインドセットを変えたことで広く知られる。

世界中でベストな人材を探し求めた英国サッカー協会は、2017年11月、イングランド代表の選手およびチームの育成担当にグランジ博士を任命した。それを受けてグランジ博士は、レジリアンス(困難から立ち直る力)を強化し、過去のイングランド代表から受け継いだ負の遺産(ペナルティ)を断ち切ることを目標に掲げた。

2018年の夏、英国中のパブが歓喜に沸いたことを思い出せば、彼女の功績が分かるはず。イングランド代表は準決勝に進出しただけでなく、決して誤魔化すことのできないスピリットを見せてくれた。

翌年の夏に育成担当を降りてからも、グランジ博士は大忙し。イギリスとオーストラリアで行った広範囲のトレーニングや、これまでに引き受けた数々の重要任務から学んだことを初めての著書にしたためている(2020年5月中旬発売予定)。

恐怖心に立ち向かう

グランジ博士のアプローチの中心にあるのは、「恐怖を乗り越えた先に成功がある」という信念。この信念に従えば、現イングランド代表のハリー・ケインやデレ・アリの役に立ったことが、あなたにも役に立つとグランジ博士は断言する。あなたのゴールがサッカーとは何ら関係なくても。

「恐怖に自分の行動を操らせるのをやめれば、真の野望を見つけ出し、人生で勝つことの意味を再発見できるでしょう。明瞭かつ楽観的な視点から世界を見られるようになりますよ」と彼女は語る。

「どんな変化も、起こすには勇気が要ります。最初は怖いかもしれません。夢を追うときの不安感は恐怖心に似ています。でも、そこにネガティブな要素はありません。どちらかというと、興奮やスリルに近い感情ですね」

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Roisin Dervish-O'Kane Translation: Ai Igamoto

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