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いとこ同士での結婚はタブー? メリット5つとデメリット4つ

  • 2020.3.23
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近親婚はタブーだけど、いとこ同士の結婚はどうでしょう?

ちゃんと結婚することが認められているのか、いとこ同士で結婚することによるメリットやデメリットについて紹介しますよ。

いとこが好き、いとこと結婚したい、そう考えているならぜひ見てみてくださいね!

いとこ同士での結婚

いとこ同士での結婚というのは、母方のいとこや父方のいとこにあたる人同士で結婚する、「いとこ婚」のことです。

いとこは、「両親の兄弟姉妹の子ども」のこと。

自分にとってはおじ、おばにあたる人の子どもがいとこにあたります。

家族の中にいとこ同士で結婚している人がいる、という人もいらっしゃるのではないでしょうか?

法律的に問題はない?

いとこ同士での結婚、日本の法律的な問題はありません。

日本では、いとこと結婚することは問題ないこととして認められています。

ただし、日本以外ではどうかというと国によって違います。

いとこ婚を近親婚と見なして、禁止している国はわりと多いです。

たとえばアメリカでは、多くの州でいとこ同士の結婚は認められていません。

国内でいとこ同士で結婚した有名人は?

実際にいとこ婚した国内の有名人というと、もっとも知名度が高そうなのは現在政治家をしている「菅直人」氏でしょうか。

菅直人氏の妻、菅伸子夫人とはいとこ同士です。

同じく政治家だった岸信介氏(安倍総理の祖父にあたる方です)、佐藤栄作氏がいとこ婚です。

政治家以外では芥川龍之介の長男、芥川比呂志氏や色川武大氏といった作家やエッセイストもいとこ同士で結婚しています。

いとこ同士での結婚のメリット5つ

最近ではいとこ同士で結婚する人は減っています。

やはり、近親婚と見なす国もあるなどいとこ同士だと血が近すぎる、ということを問題視する人が増えているためでしょう。

しかし、昔はいとこ同士、近親で結婚をすることがよくありました。

これはどうしてかというと、いとこ同士という血縁的に近い相手と結婚することにはそれなりにメリットがあったからです。

いとこ同士での結婚のメリット1:結婚後のギャップが小さい

「結婚したはいいけど、思っていたような人じゃなかった」とか、「こんな人だったなんて!」と結婚後に問題が起こったりしますよね。

やはり、恋人と付き合っていることと結婚相手として一緒に暮らすのではギャップがあるんです。

しかしいとこ同士での結婚ならどうでしょうか?

相手は、小さい頃からいとことして仲良くしている相手です。

良いところも悪いところも小さい頃から知っているので、結婚後に幻滅することは少ないはず。

いとこ同士での結婚のメリット2:嫁姑問題が少ない

いとこ同士で結婚すると、お互いの両親の片方が兄弟姉妹なのでまったくの赤の他人ではないことから、嫁姑問題が少ないと言われています。

世の中では、嫁姑問題が夫婦の離婚問題にまで発展する、ということがありますよね。

でもいとこ同士での結婚なら、そもそも親同士が兄弟姉妹でよく見知っている相手なので、嫁と姑が対立するということが少ない傾向があります。

いとこ同士での結婚のメリット3:実家に行きやすい

いとこ同士の結婚ではお互いの両親も兄弟姉妹として親しいので、どちらの実家にも普通に顔を出すことができて実家を頼りやすい、なんてメリットもあります。

妻と夫、どちらかの実家に行ってばかり、なんて問題も起こりにくいです。

親同士が兄弟姉妹なので、それぞれの家を行き来することに特に何も思わないし行きやすいからです。

いとこ同士での結婚のメリット4:親との関係も良好になりやすい

結婚をした後、親との付き合い方に悩む人は多いです。

しかしいとこ婚なら、そんな心配はあまりありません。

お互いの親同士もよく知った仲ですし、夫婦にしても相手の両親のことを昔から知っているからです。

「血は水よりも濃い」という言葉は有名ですよね。

やはり、赤の他人と仲良くするよりは本音で接しやすく、関係を良好に保ちやすくなります。

いとこ同士での結婚のメリット5:親戚が増えなくて楽

最後に、いとこ同士で結婚すると新たに付き合う必要がある親戚ができないので、親戚付き合いが増えなくて楽だ、なんてメリットもあります。

いとこでない相手と結婚した場合、少なくとも結婚相手の両親や兄弟姉妹との付き合いはする必要があったりしますよね。

しかしいとこ婚では、もともと両親同士がもう親戚なので新たな親戚は増えません。

いとこ同士での結婚のデメリット4つ

日本では認められているいとこ同士の結婚。

しかし、世界を見ればいとこ同士で結婚することを近親婚として禁じている国も少なくはありません。

その証拠にといいますか、確かに近年いとこ同士で結婚している有名人もあまりいません。

いとこ同士で結婚することには、どんなデメリットがあるのでしょうか?

考えられる理由を、紹介しますね。

いとこ同士での結婚のデメリット1:周囲の目が厳しい

「いとこ同士で結婚したんだ」と聞いたら、あなたはどう思うでしょうか?

確かに、日本の法律ではいとこ婚は禁止されていません。

しかし、血縁的にはわりと近い相手との結婚です。

「血の濃さ的に、大丈夫なの?」なんて疑問をもたれることもあるでしょう。

遺伝のこともあります。心情的にはやはり、多くの人がある程度血縁関係のない相手との結婚を推奨しています。

そのため、周囲からの目はあまり優しくありません。

いとこ同士での結婚のデメリット2:離婚したときに気まずい

いとこ婚をして、仲良くできている間はいいです。

しかしもしも離婚に発展してしまったら、気まずくなるのは夫婦であるお互いだけではありません。

元夫婦となった夫婦の両親である、兄弟姉妹の仲も気まずくなったりします。

かつては仲の良い親戚づきあいをしていたのに、いとこ同士の結婚と離婚をキッカケに疎遠になってしまった、なんてことが起こる可能性があります。

いとこ同士での結婚のデメリット3:子供への影響

世界ではいとこ同士の結婚を禁じている国がわりと多いように、血の濃さが子どもへ影響するのではと考える人たちは少なくありません。

かつて、近親結婚を繰り返したあげく、子孫が生まれず滅びた一族があります。

そのことを知っている人は、血が近いことによる子どもへの影響を心配するでしょう。

いとこ同士での結婚のデメリット4:親族間でのスキンシップへの抵抗

いとこ同士で結婚するということは、その親にとっては自分の兄弟姉妹の子どもと自分の子どもが結婚するということです。

兄弟姉妹の子は姪、甥にあたります。

自分にとってはそんな他人ではない相手と、自分の子どもが結婚することに抵抗を感じたりするでしょう。

法律的に問題ないとはいえ、心情的に親族間でのスキンシップに抵抗を感じるのは、無理もないことです。

いとこ同士での結婚による子供への影響

いとこ同士で結婚することは昔はよく行われていました。

昔はそれこそ、財産の散逸を防いだり権力を同族で受け継ぐため、血統を保つなどの目的で、いとこくらいの間なら普通に結婚してきたからです。

しかし、そのことで問題が起こってきたことも事実です。

ここからは、いとこ同士で結婚したことにより子どもにどんな影響があるのか紹介します。

影響1:産めないことはない

いとこ同士で結婚したからといって、子どもが産めないということはないです。

もしもそうだったら日本でも法律で禁じられているはずなので、普通に子どもを産むことはできます。

またいとこ同士で結婚したからといって、その子どもが必ずしも問題を持って生まれる訳でもありません。

その点は必要以上に心配する必要はないので、安心してくださいね。

影響2:孫世代以降への影響も

いとこ同士のように血縁関係にある人との結婚で問題となるのが、直接子どもに影響がでなくても孫世代以降に影響がでる場合がある、ということです。

子ども世代で問題がなくても、以降ずっと問題がないかというと、そういう訳でもないんです。

いとこ同士で結婚する前に確認すること

実際にいとこ同士で結婚したい人が、結婚を決めてしまう前にいくつか確認しておいてほしいことがあります。

血縁関係を再度確認して問題がないか確認すること、離婚するケースがあることを想定すること、遺伝子への理解を文献を読むなどして深めておくことです。

結婚する前に、最低限これらの確認や知識を得ておくようにしましょう。

血縁関係を再度確認

本当に結婚しても問題がないかどうか、お互いの血縁関係をしっかり把握します。

昔は本当にいとこ同士や近親間での結婚が珍しいことではなかったので、自分たちの両親自体がいとこ同士の結婚だった、など血が濃くなる問題がないか確認しましょう。

もしも血が濃くなりすぎることが分かった場合は、諦めることもと時には必要です。

離婚するケースを片隅に

いとこ同士で結婚したのに離婚するということは、下手をすると親戚同士も仲が悪くなるなど影響を与えることがあるので、そのことは考えておかなければなりません。

実際にいとこ婚をした有名人の中にも、両親が反対してお互いの両親が何度も話し合った、というケースがあります。

いとこ同士で結婚する場合、お互いだけの問題とはならないことに注意です。

いとこ同士での結婚はよく考えて

いとこ同士で結婚することにはメリットがありますが、デメリットもあります。

現在あまりそういった近親間での結婚をしないようになったのは、それなりに理由があるからではないでしょうか。

いとこ同士で結婚をしたいなら、結婚をすることで周囲に与える影響や自分の子どもへの影響をしっかり考えて、お互いによく話し合って納得した上で結婚するようにしましょう。

Written by KOIGAKU

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