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健康診断でチェック! 「血圧」の数値と上下差の正しい見方

  • 2015.4.15
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【女性からのご相談】

30代後半の主婦です。夫が会社の健康診断を受けたのですが、血圧が少し高かったみたいでちょっと心配しています。ところで、血圧というと上とか下とか言いますが、これはどういう状態だと悪いのでしょうか。 あまり意味や見方がわからないので教えて下さい。

●A. 上の血圧を収縮期血圧と言い、下の血圧を拡張期血圧と言います。上の血圧も下の血圧も、そして上下の差も健康状態の大切な指標です。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

ご主人が高血圧もしくは高血圧予備軍の可能性があるようで、ご心配ですね。血圧は病院でよく測定する指標でありながら、血圧の意味するところについて案外一般には知られていないので、今回は血圧の基本的な意味や数値の見方についてご紹介しましょう。

●血圧とは? 上と下の意味

心臓は、ポンプのように収縮したり拡張したりして規則正しく動くことで、血液を全身にめぐらせている臓器ですが、その心臓が血液に血管に圧力をかけてぎゅっと収縮して血液を全身に送り出すときの血圧を収縮期血圧(いわゆる上の血圧)と呼んでいます。一方、全身に血液を送り出したあとに心臓はいったん拡張します。このときの血圧を拡張期血圧(いわゆる下の血圧)と呼んでいます。

●上と下だけでなく差や平均値も大切

血圧というと、上と下の数値だけで高血圧かもしれないと心配してしまう人もおられますが、この2つの数値だけで判断するには不十分です。収縮期血圧と拡張期血圧の差(脈圧)や平均血圧も大切な指標です。例えば脈圧は、心臓に近い動脈の動脈硬化をチェックする指標です。そして、平均血圧は細い血管(末梢血管)の動脈硬化がチェックする指標となります。

●血圧の数値の見方

日本高血圧学会によると、高血圧と診断される血圧の基準は140/90mmHg以上で、拡張期血圧も収縮期血圧もこの基準を下回っている場合のみ正常域とされています。

人間は加齢に伴い、血管に弾力性や柔軟性がなくなってしまうため、高齢になると上の血圧(収縮期血圧)が高くなる人が増えてきます。しかし、まだ40〜50代前後と比較的若い段階で上下の差は顕著になってきた場合には、高血圧によって血管壁が傷ついて動脈硬化を進行させているおそれがあり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる可能性がありますので注意が必要です。

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いかがでしたか。血圧測定は健康診断などでとても親しみのある検査ですが、数値から病気を読み取るためのとても大切な指標となっています。

血圧は血管を柔らかくすること、そして血液の質を良くすることで改善します。したがって日常生活では、塩分を控える(高血圧と診断されたら1日6g未満に抑える)、有酸素運動(1日30分程度のウォーキング)、血液をさらさらにする食材をとる(青魚、納豆など)の3つの方法で血圧改善を意識した生活習慣を送りましょう。

【参考リンク】

・高血圧治療ガイドライン2014 | 日本高血圧学会(PDF)

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

患者さんと直接対面して接客する機会の多い職場を希望し、調剤薬局やドラッグストアで薬剤師として勤務。大手化粧品会社の勉強会などにも積極的に参加し、美容分野の知識を深める。結婚を機に退職。単なる職場復帰とは違う新しい働き方を模索し、現在は育児のかたわら、資格や経験を活かしてフリーのママライターとして活動中。医療・美容分野だけにこだわらず、様々なジャンルのコラムも執筆する。