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北海道の名ベーカリー5軒。自然に恵まれた北の大地で作られたパンは絶品揃い。

  • 2020.3.27
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日本中のパン屋を旅するパンラボ主宰の池田さんがおすすめの北海道の名ベーカリーをご紹介します。北海道の壮大な自然を生かした名店を要チェック!

1.〈Cafe Stoven〉/美唄

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「季節野菜のサンド」(900円)

野原の中にぽつんと一軒。ときには羊たちも草を食みにやってくる。パン焼き小屋の中には薪窯。北海道産小麦を使って、しっかり水分を含ませたみずみずしい生地を作る。だから、翌日、翌々日、そのまた翌日でも、おいしく食べられる。カフェでは地元食材を使った「季節野菜のサンド」ほか、北海道産のワインやチーズも食べられる。

〈Cafe Stoven〉
北海道美唄市西五条北5-5-5
0126-35-4077
10:00〜18:00 月火休
23席/禁煙

2.〈ソーケシュ製パン×トモエコーヒー〉/虻田

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「クロワッサン」(200円)

原野の中にある古いドライブインに古家具を置き、ベーカリーカフェに改装。今野祐介さんが薪窯でパンを焼き、妻のともえさんが、東京の名店〈カフェバッハ〉で使われていた焙煎機で自家焙煎したコーヒーを淹れる。ここで食べるクロワッサンとコーヒーは夫婦のマリアージュ。ソフトクリームがおいしいタカラ牧場も近い。

〈ソーケシュ製パン×トモエコーヒー〉
北海道虻田郡喜茂別町字中里185-1
0136-33-6688
10:00〜17:00 火水休
14席/禁煙

3.〈toi〉/音更町

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「茶色いパンハーフ」(500円)

広大な小麦畑を駆け抜けた先にたどりつくパン焼き小屋。薪窯でパンを焼きたくて、関西からここまでやってきた中西宙生さん。材料にしているのは、すぐ隣で自然栽培している中川農場の小麦など。自家製粉し、麦の個性を活かしたでっかいパンに。イートインも可能。道内で作られた貴重なチーズも出迎えてくれる。

〈toi〉
北海道河東郡音更町字上然別6線23-4
0155-32-9177
10:00〜17:00 月火休
8席 /禁煙

4.〈boulangerie coron 本店〉/札幌

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「道産とうきびのリュスティック」(240円)

東京の名店〈シニフィアン シニフィエ〉で経験を積んだ高崎真哉シェフ。最先端の製パン技術が、小麦をはじめとした北海道の豊かな食材に出会い、おいしいパンに。たとえば、「道産とうきびのリュスティック」は地元産のコーンで。北海道産小麦自体がコーンのような甘さを持つゆえ、相性は抜群。札幌の中心部に位置し、アクセスも良好。

〈boulangerie coron(ブーランジェリー コロン)本店〉
北海道札幌市中央区北二条東3-2-4
011-221-5566
9:00〜18:30 不定休

5.〈麦音〉/帯広

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「オ・ドゥ・ブレ十勝」(133円)

小麦畑が敷地内にある日本一大きなパン屋さん。風車で製粉機を回し、広大な売り場にたくさんのパンが並ぶ、パンのテーマパーク。地元・十勝産小麦100%でパンを焼く。「オ・ドゥ・ブレ十勝」は十勝産キタノカオリのおいしさを見事に表現した逸品。白スパサンド、あんドーナツなどは地元で定番のフォークフード。

〈麦音(むぎおと)〉
北海道帯広市稲田町南8線西16-43
0155-67-4659
6:55〜20:00 不定休
店内50、店外50席/禁煙

Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)

パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

※掲載しているパンはすべて取材時のものです。

(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)

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