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浅草の小さな陶芸教室「ダコタ工房」で、陶芸体験はいかが?

  • 2015.4.14
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浅草にある「dakota(ダコタ)工房」は、スペインや日本で修業を積んだ陶芸家の芸林晶子さんが開く、気軽に陶芸を楽しめる教室です。自分だけの器やカップを作ってみませんか?

粘土遊びのように楽しく陶芸体験ができます

東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩10分、お隣田原町駅からは徒歩3分の、下町の住宅街に陶芸教室「dakota工房」はあります。工房内へ入ると大きな作業台があり、右側には電気窯、左側には電動ろくろが置かれています。

教えてくれるのは、陶芸家の芸林(げいりん)晶子さん。スペインのグラナダ市で5年、その後兵庫県の丹波で2年間修業を積んで独立し、2011年にこちらの工房兼陶芸教室を開きました。

陶芸と言うとどこか難しい印象がありますが、芸林さんはもっと親しみを持ってほしいと、気軽に楽しく作れるように教えてくれるので、初めての人でも安心です。

気軽な「手びねり」コースに挑戦

今回は「手びねり」(3500円)のコースを体験しました。手びねりとは、電動のろくろは使わず必要なときに手ろくろを回し、手を使って整える手法のこと。まさに粘土遊びのような感覚です。

このコースでは、一定の粘土の量の中なら、作りたいものを何個でも自由に作ることができます(別途利用金がかかることもあり)。コーヒーカップ、平皿、深皿など、いろいろと並ぶ見本の中から、目に留まったお茶碗を作ってみることにしました。

昔ながらの手法 “紐作り” で作品を作ります

まずは粘土の塊から少量を手に取り、丸めてからペタンと潰して薄くのばし、土台を作ります。次にさらにもう少し粘土を使って、小指ぐらいの太さになるようヒモ状にし、土台を囲むように上に重ねていきます。これは“紐作り”と呼ばれる昔ながらの陶芸の手法です。一段ずつ指先で下の部分とつなげていき4段ほど積み重なったら、粘土を薄くのばし少しずつお茶碗の形に整えていきます。薄くしすぎたり、無理な形にしてバランスが悪くなるとぐらぐらとしてしまいますが、そんなときはすかさず芸林さんがサポートしてくれますよ。

貝殻や竹串などで模様をつけることもできます

時間をかけてなんとか形になってきたら、今度は見た目を美しくするための磨きの作業です。へらで粘土の凹凸を埋めたり、スポンジに水をつけてこすったりして表面を整えていきます。

そこまでいったら、あとはお好みで模様をつけていきます。波模様や点々などの跡がつくカッターや貝殻、竹串などいろいろな道具が用意されています。

完成は約1か月後のお楽しみ

最後に切り糸で口の部分をまっすぐに切り、さらに底の部分を切り離せば形作りはおしまいです。この後素焼きし、6色の中から選んだ1色で色づけしてさらに焼くため、完成は約1か月先となります。

「手びねり」のコースのほかにも、毎週1回通う「陶芸教室」や、月に1度の陶芸体験をしたあとにお酒を飲んで楽しむ「サタデー陶芸ナイト」などもあるので、気になる人は気軽に参加してみましょう。

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