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目利きオーナーが考えた、大人のモノトーン着。

  • 2020.3.9
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こんにちは。編集REIです。

最近、久しぶりに心揺さぶられる表現に出合いました。舞台『ねじまき鳥クロニクル』で、演出・振付・美術を手掛けられたインバル・ピントさん。

物語は、村上春樹さんの小説をもとにしたもの。そもそもどこか抽象的で、現実的な、その曖昧をゆくような作品ではありますが、言葉だからこそ成り立っていたものが、目に見えるものとして、リアルな実体として表現された時にこうなるのかと。

世界で指折りに入るトップクラスのコンテンポラリーダンサーが集い、門脇麦さんと渡辺大知さん、成河さんの演技を取り巻くように幻想の、どこかシュルレアリスム的な世界へと連れ出します。

モノに触れた瞬間、そのタッチポイントから始まるコンテンポラリーダンス。それはミュージカルに見る身体表現的な美しさというよりも、役者から溢れ出た「感情」という見えないモノたちが踊っているような、登場人物が受け取った感覚を伝えるためのチップ、といった印象を受けました。

舞台袖には即興オーケストラが控え、その日その日の舞台の動きに合わせた生演奏が添えられます。作られた音に役者が合わせにいくのではなく、毎回がクリエイションの場でありその新鮮さを楽しむことができる3時間。

全体の色味、プロップの配置、照明などにいたるまで徹底された世界観で、現代アート作品を鑑賞しているかのような気持ちにもなりました。あの感激がいまでも忘れられません……。

そんなこの頃で、ずっと舞台や映画に夢中になっていましたが、もちろんファッション愛だって負けてません。昨年末にオーダーしていた、「MORSE(モールス)」のファーストコレクションのパンツが到着しました!

三軒茶屋にあるセレクトショップ「MORSE(モールス)」は、以前ブログでも紹介したブランド「Omar Afridi(オマール アフリディ)」の展示会や販売も行なっている目利きオーナーが運営。パリやロンドンを中心に、ドイツやチェコ、ポーランドなどで買い付けをしています。

ここは、いわゆる‟古着”の概念を打ち砕かれたお店のひとつ。そもそもこのお店と出会ったのは、祐天寺にある系列店(※現在は代官山「OUAT」として移転)に行ったことがきっかけ。ワークテイストやミリタリー、スポーツにインスパイアされたヴィンテージを、シルバージュエリーと合わせたり、ときにサーフパンツでラフに着こなしたりしながら、ブラックの世界観でモードに着こなしていた店員さんたちに魅了されたのです。

そんなショップを経営するオーナーが、ついにオリジナルブランドとしてデビューコレクションを発表!アイテムはすべてモノトーンに統一され、トレンチコートからシャツ、パンツ、ドレスのほか、ブラックレザ―のバッグも登場。

購入したのは下の写真のブラックパンツ。いつも夏になるとディッキーズのパンツをはきたい気持ちになりますが、あの分厚い生地感と少しボーイッシュすぎるシルエットに抵抗感がありました。そんな私の気持ちを救ってくれたのが、こちらのパンツ。

軽量素材で品がよく、シルクブラウスのような艶やかな素材からラフなコットンTシャツまで、さまざまな似合わせが叶います。コードを絞ればフレアパンツのようにはけるし、さっとジャケットを羽織ってフォーマルライクにも。一着で幅の利く着こなしができる美しいパンツ、ヘビーユース決定です。

MORSE東京都世田谷区太子堂2-9-25tel:03-6886-3044営)15時~22時(土、日)休)月~金HP:http://ou-at.com/MORSE/TOP/morse.htmlInstagram:@m_o_r_s_e

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