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ちょっとブルジョワ風、可愛くおいしいモン・スクアール。

  • 2020.3.6
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7区の少しばかりブルジョワ的雰囲気が漂う一角、サント・クロチルド聖堂のすぐ近くにネオ・ブラッスリーのMon Square(モン・スクアール)がオープンした。

サミュエル・ルソー辻公園に面して並ぶテラス席はガラスで覆われているので、寒い時期でもここがいい!と思ってしまうけれど、まずはインテリアが自慢の店内へ。

サン=ドミニク通りとカジミール・ペリエ通りのコーナーにあり、太陽に恵まれたモン・スクアール。photo:Matthieu Salvaing 

庭気分が味わえる横長のテラス席。photo:Matthieu Salvaing

内装を任されたのは、フローランス・ロペス。彼女の指揮のもと、店内の壁にはサッシャ・フロック=ポリアコフによる幻想的な樹々のフレスコ画が描かれている。エントランスに設えられた驚くほど大きな鳥カゴ形のバーの中の陶製の鳥、そして2羽の鳥を乗せた陶製の暖炉はリスボンのアーティスト、ベラ・シルヴァが手がけたものだ。公園が店内に続いている、というイメージのデザイン。奥には人気のアーティスト、マチアス・キスによる“キス・ルーム”が。ここは周囲を鏡が覆い、天井に描かれた空が広がるという趣向である。マレ地区や10区あたりの新しい店に見られるようなインテリアとは異なって、シックでフェミニンな雰囲気。でも、ほどよくカジュアル感がプラスされていて、リラックスした気分で食事が楽しめる空間だ。

グリーンとピンクでまとめられたシックでカラフルなインテリア。photo:Matthieu Salvaing

鳥カゴのバー。photo:Matthieu Salvaing

鳥2羽と一体化した陶製の暖炉が素敵。photo:Matthieu Salvaing

可愛らしすぎないフェミニンさが店内に漂う。photo:Matthieu Salvaing

マチアス・キスによるキス・ルームは扉を閉じて貸し切りにできる。photo:Matthieu Salvaing

化粧室も覗いてみよう。photo:Matthieu Salvaing

モン・スクアールを開いたカンタン・ドゥ・フルローは、人気レストランやカフェを多数運営するコスト兄弟とともに長年仕事をしていたという経験の持ち主。コスト兄弟が次々と生み出し流行る店は、少し価格は高いけれど、その分インテリアも料理も客を失望させることはない。カンタンもこの師と同様の道を歩んでいるようだ。クラシックなブラッスリー料理をモダンにアレンジ。といっても、よくありがちな見かけ重視ではなく、素材も良く、味も洗練されている。そしてコスト兄弟の店同様に、モン・スクアールもお腹がすいた時が食事時間という客の希望を叶えるべく、メニューに載っている品は営業時間内ならいつでもオーダーできるのが、とてもありがたい。旅行者にはとっても便利なので、ぜひ、覚えておきたいモン・スクアール!!!

前菜のシンプルでおいしい「アンディーブ・マーシュ・トリュフ」(18ユーロ)。このほか「キングクラブ」(30ユーロ)、「ハドックのムース添えポワローネギ」(16ユーロ)など、前菜は合計10種もありセレクションに迷うほど。お腹のすき具合で前菜2皿の食事も悪くない。

魚料理から。「タコのグリルと紫ジャガイモ、カラマタのオリーブ」(32ユーロ)

メインは魚、肉、パスタ、ヴィーガンというメニュー構成だ。photo:Matthieu Salvaing

モダンなフォルムだが、お味はおなじみタルト・タタン!(12ユーロ) 

営業時間内の活用法は自由。チキン・ネム、ミニ・バーガー、フォアグラなどもカクテルやワインのアペリティフのおともに用意されている。photo:Matthieu Salvaing

Mon Square31, rue Saint Dominique75007 Paristel:+33-(0)1-86-64-06-06営)10時〜24時無休www.monsquarerestaurant.com

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