前の奥さんの形見を娘に渡したい夫。私の気持ち【新しい家族のカタチ～継母奮闘記～第7話】

2020.3.5

▼登場人物
ももママ：初婚でシングルファザーのしげパパと結婚。ライター名はネコおやじ。
しげパパ：先妻さんと死別。2人の子どもを連れて、ももママと再婚。
もんた：長男。しげパパの連れ子。
もこ：長女。しげパパの連れ子。
もん吉：ももママとしげパパの間に生まれた子。

しげパパ「ねぇもも、ちょっとこっちに来てくれる？」 — ウーマンエキサイト

しげパパ「あのさ、もこ（娘）に渡したいカバンとポーチがあるんだけど‥。」もも「買ったの？」 — ウーマンエキサイト

しげパパ「いや買ったんじゃなくて」もも「あ、実母さんの？」こういう話はいつも唐突にはじまる — ウーマンエキサイト

いや、心の準備ができていないから、唐突にかんじてしまうだけなのかも。 — ウーマンエキサイト

すっかりなれたつもりだったけど、面と向かって言われるとまだ複雑な気持ちになってしまって…。自分はまだまだなんだな、と思い知らされる — ウーマンエキサイト

私にはもこから母親を取り上げる資格も権利もない。それどころか子どもたちに懐いてもらえていいとこ取りをしているようで亡き実母さんに対して申し訳ない気持ちでいる。だからYESと答えることが正しいことなんだ… — ウーマンエキサイト

前の嫁さんがもこに渡してほしいってブランドとポーチが一つずつあってさ… — ウーマンエキサイト

渡すのは全然いいよ。ただそんな高価なものならもこが高校生ぐらいになってからのほうがいいかな。 — ウーマンエキサイト

しげパパ「どうした？」 — ウーマンエキサイト

もも「いや、なれたつもりだったのに、どうしてもまだ心がモヤモヤしてしまうんだなぁって」 — ウーマンエキサイト

しげパパ「もも気持ちはわかるけど…そうは言っても仕方がないことだからさ…」そんなの痛いほどわかっている。 — ウーマンエキサイト

「仕方がない」頭の中では理解できていても私の心をさらにザワつかせる継母になってから特に苦手になった言葉。この言葉を言われると自分の気持ちに蓋をするしかないからだ — ウーマンエキサイト

そしてその日の夜…

その日の夜、しげパパは飲みだった。実母さんの形見の件は、あまり気にならなくなっていたけど… — ウーマンエキサイト

こういうことでしげパパと喧嘩しなくなったこと、我ながら成長したよな・・・ — ウーマンエキサイト

やっぱり、大切な我が子に形見を残したいよね — ウーマンエキサイト

実母さんがどんな思い出形見を遺したのか実母さんにしかわからないけど — ウーマンエキサイト

子を産んだ今なら同じ母親の立場として想像ならできる… — ウーマンエキサイト

実母さんの形見、さてどうしよう… — ウーマンエキサイト

(ネコおやじ♀)

元記事で読む

次の記事

ウーマンエキサイト

の記事をもっとみる