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丁寧な仕事を、 最高のコストパフォーマンスで。

  • 2020.2.28
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「僕が生まれたテジョンは、韓国でも田舎で海がなく鮨を食べたことがなかったんです」こう語る祥太大将は、漫画『将太の寿司』を読んで鮨職人に憧れ、本場日本で修業するべく来日。名店、かねさかで9年間の修業後、昨年11月、麻布十番で念願の独立を果たした。

カウンター7席のみの小体な店ながら、大将の明るい応対には自ずと緊張感もほぐれるはず。おまかせコースは軽めのつまみ2品に握り14貫で14,300円。昨今の鮨店に比べリーズナブルな価格設定もうれしい限りだ。とはいえ握りは真っ当。「小さい店だからこそ、仕入れから仕込み、握りまで自分が責任を持ってできる」と胸を張る。イワシや締めサバなど光りものがおすすめだ。

料理はすべて¥14,300のおまかせコースより。1組サービス料¥1,100。手前左から、本マグロの赤身、中トロ、カンヌキサヨリ。奥左から、剝きたての赤貝、塩と酢で締めたイワシ、締めて4日間寝かした締めサバ、クルマエビ。鮨飯はあきたこまちを使用。

コースの最後に出る、焼いたマグロの尾の身とネギの椀。出汁はマグロ節で取る。

こぢんまりした店内。

すし家 祥太東京都港区麻布十番3-3-10-1tel:03-6722-6588営)17時30分~、20時~(月、火、木、金)12時~13時最終入店、17時30分~、20時~(土、日)※夜は2部制休)水予算:¥16,000~座席数:カウンター7席

*「フィガロジャポン」2020年3月号より抜粋

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