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同僚の働きは自分のスキルに影響。組織のなかでじょうずに評価を高めるコツは?

  • 2020.2.27
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チームワークで課題を議論する同僚たち

一緒に働く同僚はどうあるべき?

意見交換する男女

グローバル化や情報社会などの変化のなかで、ビジネスパーソンにはますます個人の専門性が問われるようになっているといわれています。日本でも働き方改革が進んでおり、生産性を軽視して長時間にわたって働き続けるのではなく、それぞれのスキルを活かした、効率を重視した働き方が求められるようになっています。そんな時代に一緒に働く同僚はどうあるべきなのでしょうか。

このたび米国ハーバード大学の研究グループは、スウェーデンの900万人ものデータを分析して、理想的な同僚とはどうあるべきかを調べました。

相手のできないことを補えるかどうかが重要

仕事で話し合う同僚

そうしてわかったのは、一緒に働く同僚は自分のできない仕事を互いに補い合えるような関係であるかどうかが重要ということでした。よい同僚は、自分にないスキルをもっている人。互いが協力することでチームが完全なものになる場合です。一方で悪い同僚は、互いにスキルが似通っていて、雇い主から見れば、自分の能力が低く見えてしまいやすい場合と考えられました。似たような仕事ができる人が寄り集まっても、自分のスキルを活かし切るのは難しいというわけです。

まったく同じスキルをもっていても、同僚の働きしだいで自分の価値は高く評価される場合もあれば、低く評価される場合もあるということ。給与やキャリアアップとも関係している可能性があるようです。専門性を活かして働こうとしたときには、同質的な組織で自分が埋もれてしまっていないかを気にしつつ、じょうずにキャリアを築いていくのが大切といえるのかもしれません。

<参考文献>

How Coworkers Impact the Value of Your Skills
https://growthlab.cid.harvard.edu/news/how-coworkers-impact-value-your-skills

Sci Adv. 2019 Dec 18;5(12):eaax3370. doi: 10.1126/sciadv.aax3370. eCollection 2019 Dec.
https://advances.sciencemag.org/content/5/12/eaax3370
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31897426

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