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チョコがちゃんと固まっていなかった! 初めての「バレンタイン」の苦い思い出【うちの家族、個性の塊です Vol.28】

  • 2020.2.14
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バレンタインの時期が来ると、必ず思い出すことがあります。

それは、中学一年生のバレンタインデーのこと…。

当時私は好きな人がいて、一大決心をしてバレンタインデーにチョコを渡す計画を立てました。

渡すならやっぱり手作りがいい!

一人でお菓子作りをしたことのなかった私ですが、無謀にも手作りチョコに単独で挑戦することにしました。

チョコレートを湯煎して溶かしてから固めればいい…いまではそうわかるのですが、当時の私はお菓子作りの知識が一切なく、いまのようにネットで調べることができなかったので…

■チョコレートになぜか牛乳をまぜた!


チョコレートになぜか牛乳をまぜ、レンジでチンしました。

いい感じにドロドロになっていたので、それを型に入れ、冷蔵庫で冷やしました。

完成したチョコはなんとか固まっていたように見えたので、味見はせず、そのままラッピングしました。


バレンタインデー当日、そのチョコを緊張しながら好きな人に渡しました。


目的を果たした後、私は予備で持ってきていた同じチョコを、クラスに残っていた、当時、仲の良かった男友だちに、義理チョコとして渡しました。





■チョコがちゃんと固まっていなかった…
つぎの日、その男友だちから、「なんかあのチョコ、めちゃめちゃやわらかかったんだけど…」と言われ、そのときに初めて、チョコがちゃんと固まっていなかったことを知りました。


その未完成なものを…好きな人にあげてしまった!
まずいと思われたに違いない!
料理が下手と思われたに違いない!

もう終わった…と、激しく落ち込みました。


そのトラウマを引きずってしまい、大人になるまで私がチョコを作ることはありませんでした。


ちなみにやわらかすぎるチョコを食べてくれた男友だちは、失敗作だったにも関わらず、しっかりホワイトデーにお返しをくれました。

え…? 本命の子とはどうなったかって?

そんなの……ノーリアクションですよ!! ‥‥ぐすん…。

(SAKURA)

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