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大学時代から女優を目指し、『ザ・エージェント』で大ブレイク。【レネー・ゼルウィガーの半生vol.1】

  • 2020.2.5
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レネーは出世作となった『ザ・エージェント』で、スポーツ・エージェント会社を不本意ながらクビになった主人公ジェリー・マグワイヤ(トム・クルーズ)を支えるドロシーを演じた。Photo_ TriStar/Getty Images
Renée Zellweger in a scene from the film 'Jerry Maguire', 1996.レネーは出世作となった『ザ・エージェント』で、スポーツ・エージェント会社を不本意ながらクビになった主人公ジェリー・マグワイヤ(トム・クルーズ)を支えるドロシーを演じた。Photo: TriStar/Getty Images

1969年、テキサス州に生まれたレネー・ゼルウィガーは、高校時代にチアリーディングや器械体操などと合わせて演劇部にも所属していた。女優を目指すようになったのは、テキサス大学オースティン校で英文学を専攻していた時に選択科目で演劇を受講したのがきっかけだという。

まずは地元テキサス州ヒューストンで活動し始め、ビールのCMに出演して映画俳優組合(SAG)に加入。リチャード・リンクレイター監督の『バッド・チューニング』(93)が映画初出演作だが、台詞もない端役だった。その後も『リアリティ・バイツ』(94)などに出演し、ロサンゼルスに移って間もなく大きなチャンスをつかむ。『ザ・エージェント』(96)で主演のトム・クルーズの相手役に大抜擢されたのだ。

本作でトム・クルーズはゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門で主演男優賞に輝いた。Photo_ Everett Collection/AFLO
JERRY MAGUIRE, Tom Cruise, Renee Zellweger, 1996本作でトム・クルーズはゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門で主演男優賞に輝いた。Photo: Everett Collection/AFLO

スポーツ選手のエージェントでアグレッシブな主人公ジェリーに対して、レネーが演じた会計係のドロシーは地に足のついたシングルマザー。グウィネス・パルトロウやミラ・ソルヴィーノなど、当時活躍中の若手女優たちの名も相手役候補に挙がっていた中、無名だった彼女に注目してキャスティングしたのはトムだった。レネーはナチュラルな魅力で大ブレイクを果たし、同作でSAG賞の助演女優賞にノミネートされた。

今年のSAG賞にて。Photo_ Rich Fury/Getty Images
Renee Zellweger accepts Outstanding Performance by a Female Actor in a Leading Role for 'Judy' onstage during the 26th Annual Screen Actors Guild Awards at The Shrine Auditorium on January 19, 2020 in Los Angeles, California.今年のSAG賞にて。Photo: Rich Fury/Getty Images

レネーは先日、『ジュディ 虹の彼方に』でSAG賞主演女優賞を受賞した際にスピーチで「トム・クルーズ、あなたが撮影現場でのプロ意識と最高を目指す姿勢のお手本になってくれたこと、親切と無条件の優しさに感謝します」と謝辞を述べている。

Text: Yuki Tominaga

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