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結局、男性は若い女性の方がいいのでしょうか?【ひかりの恋愛相談室】

  • 2020.2.4
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「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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婚活市場では、女性は若い方が条件がいい、とは言われるもの。でも、若くないと、結婚できないものなのでしょうか?今回は、こういったお悩み相談です。

びわさん・31歳のお悩み

婚活しています。かなり離れた年上の男性からの申し出があり、結局、男性って若い女性の方がいいのかなって思ってしまいます。特に日本男性は、成熟した女性を求めているのだろうか?と。
女性も自立し、大人ならではの魅力を身に付けることが大切だと言われますが、本当にそうなったら、素敵な男性に見染められるものなのでしょうか?

びわさんへの回答

確かに婚活市場においては、女性は若い方が「条件がいい」と見なされ、需要はあります。男性の中には、「結婚するなら、子供が欲しい」、ひどいときには、「子供ができなきゃ、結婚する意味はない」とすら考えている人もいるので、より子供ができやすい若い女性を求める人は少なくありません。

ただ、それだけのことです。ある意味、1人の人間としてというよりは、極端な言い方を言ってしまえば、“メス”としてパートナーを求めている男性も少なくない、ということです(性的な魅力も含め)。そんな理由で若い女性を求めている男性と、びわさんは結婚したいのかどうか、ってことですよね。

婚活市場に限らず、例えば食べ物でも“鮮度”がいいのは魅力です。ただ、多くの食肉は熟成させることによって旨みが増し、味わい深くなります。マグロだってそうです。でも、舌の肥えた人でなければ、鮮度ばかりに気をとらわれてしまうかもしれません。

例えば、コンビニでシュークリームが並んでいたら、できればより新しいものを買いたくなりますよね。でも、そのシュークリームの隣りに、大人気のケーキがあったらどうでしょうか。そっちの方が賞味期限は短くても手に取りたくなる人はいるでしょう。
更に、コンビニの隣りに、独創的で美味しいケーキ屋さんがあったら、コンビニの商品よりも賞味期限が短くても、そっちのケーキを食べたいと思う人もいるでしょう。

つまり、そういうことです。もし自分が選ばれるのであれば、どんな人に選ばれたいか、にもよるのですよね。「他の人ではなくて、あなたがいい」といってくれる、“目利き”の人に選ばれたいのか(※独創的なケーキを目指すのか)、「ある程度条件が揃えば問題ないけど、その中であなたが一番若いから、あなたにしよう」という人に選ばれたいのか(※鮮度の良さが売りの商品でいたいのか)。

もちろん“目利き”の人に選ばれたければ、あなたならではの、唯一無二の魅力を持てるようにならなければ、難しいものです。
私はびわさんにお会いしたことがないので、どんな方かは分かりませんが、もしびわさんに、まだそういった魅力を持っていなければ、既に、そういう素敵な人に出会っているかもしれないのに、相手の目には止まらず、さらに自分自身も相手の魅力に気付かず素通りをしていることもあるのです。

つまり、「そういう人がいない」のではなく、「自分の魅力を磨かない限り、そういう相手とは、ご縁が結ばれにくい」ってことなんですよね。

本当に魅力ある相手に、上っ面の魅力は通用しない

40代以上になっても、同世代の女性を選ぶ男性はいます。基本、精神年齢が一致しないと、真のパートナーシップは難しくなってくるところもあるので(どちらかがどちらかをお守りするような関係になってしまうので)、びわさんは、もっと「真のパートナーシップを得たい」と思っている男性を探してみてはいかがでしょうか?

婚活での、お見合いやパーティ、ネット婚活などは、まずは「条件ありき」で選ぶところはあります。相手の人となりは、プロフィールを見たところで分からないものなので、分かりやすい条件ばかりで選ぶ人は少なくありません。それが男性で言えば、年齢だったり、容姿だったりして、女性の場合は、容姿のほか、職業や年収だったりします。

びわさんがおっしゃっていることは、男性が、「結局、女って、男を社会的地位と年収で選ぶんだろう?」って言っているようなものです。「そんな人ばかりではない!」と反論したくなりませんか?

もし反論したくないのであれば、もしかしたら、現段階では、女性を若さと美貌だけで見る男性と似たり寄ったりであるとも言えます。その場合は、自分よりも5歳以上年上の人の男性をターゲットにして婚活した方がいいでしょう。そうしたら成婚しやすくなるものです。

でも、そうでないのであれば、自分の魅力を磨いた方がいい理由はわかるはずです。本当に魅力ある相手の場合は、上っ面だけの魅力では通用しないものですしね。
もちろん中身もあった上で、若くて、容姿端麗で性格も良かったら、最強です。でも、経験を積んだからこそ出てくる“人間力”は侮れません。そういう人は、佇まいから変わってきますしね。びわさんは、30代になったのであれば、そっちで勝負をしませんか?

「どうせ、男性は若い方がいいんでしょ?」なんて言うのは、自分にそれだけの魅力がつけてからにしませんか?実際に、自分に魅力が増すほど、出会う人は変わってくるものですしね。

結局、恋愛&結婚は、類は友を呼ぶ!

魅力を身に付けると、人の魅力にも気付けるようになります。つまり、自分が上っ面の魅力ばかりにとらわれているうちは、人に対しても表面的な魅力しか分からないものなんですよね。
だからこそ、自分の魅力が増せば増すほど、“その魅力に気付いてくれる、内面もステキな男性”と縁ができやすくなるのです。

このコラムを読んでいる人の中には、「私は、普段からいい女を演じているから、大丈夫!魅力なんて、取り繕えばいいのよ」と思っている人もいるかもしれません。
でも、人の言動というのは、内面の在り方から出てきます。心を鍛えている人から出てくる言葉と行動は、そうでない人とは違ってきます。内面を磨いていない人は、本人も気付かないところで、ボロが出ますしね。そして、内面の魅力がある人ほど、相手のそういうところを見抜くんですよね。

だから、最終的には、びわさんが、“子供を産んでくれそうな、性的魅力を感じる若い女性を求めている男性”とただ単に結婚したいのか、“「人生のパートナーとして、共に豊かな人生を歩んでいきたい」と思っている男性”と結婚したいのかでも、随分、違ってきます。
当たり前ですが、後者の男性の方が割合的には少ないです。だから、前者の人をターゲットにした方が、結婚しやすいとは言えます。ただ、幸せになれる結婚になるかどうかは、分かりません。

結局は、「類は友を呼ぶ」ものなんですよね。素敵な人のハートを射止めたければ、自分の魅力を磨いた方がいいし、そういう人を自分でも気付ける人でいた方がいいと思いますよ!

コラムニスト・ひかり

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