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シューズ&バッグ最旬ニュース|2020年春夏ランウェイから学ぶ傾向と対策

  • 2020.2.4
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2020年春夏のランウェイから、フライングして知っておきたいバッグとシューズのネタを収集。目立った傾向から、リアルタイムでも使えるトピックスを厳選。

01
白スニーカーがカムバック



モード感の強いハイテク人気から一変し、ローテクのスニーカーが多く見られた今季。なかでもクリーンな印象を与える白が優勢。〈3.1 Phillip Lim〉複雑にテーラリングされたジャケットのドレスダウンに、ハイカットスニーカーを採用。側面を折り返し、靴ひもを素肌に巻きつけるアレンジも新鮮。〈rag & bone〉白スニーカーを用いたことで、ルーズなボトムも軽やかに。すその前だけスニーカーの中に入れ込むテクが高感度。〈CELINE〉60〜70年代から着想を得たフレアデニムに白スニーカーを。白が上下デニムの抜けづくりに一役。

02
バケツ型がリリースラッシュ


コロンとしたフォルムが女性らしい、バケツ型のバッグも多数。品のいい形を利用し、鮮やかなカラーを提案したブランドも。〈MIU MIU〉ブルーとグリーンの間のような色合いが存在感抜群。〈Stella McCartney〉バッグもブルー系でそろえ、ワントーンの装いに立体感を。ネット状のデザインがユニーク。〈MARNI〉スムーズなレザーと持ち手のメタリックのコントラストが美しい。〈CELINE〉気品あふれるブラウンに、アイコニックなメタルパーツでエッジを投入。〈ANTEPRIMA〉ヴィヴィッドなオレンジが目を引くアンテプリマのバッグ。ハンドルの結び目が、さりげなくもスタイリッシュ。〈NINA RICCI〉砂遊び用のバケツを想起させる、POPなデザインも登場。

03
「モードな肌感」で鮮度が上がる


肌の見える面積が広い、センシュアルなシューズもねらい目。〈Tibi〉レースアップシューズがHITしそうな来年の春夏。ティビはラグジュアリーな装飾つきのサンダルを披露。足幅ギリギリのサイズがモード。〈NINA RICCI〉甲部分が大胆にカットされたブーツ。ソックスを合わせれば、シーズン問わずに使える予感。〈GIVENCHY〉円すい形のヒールがアイキャッチ。肌感があることで白黒配色に抜けがかなう。〈3.1 Phillip Lim〉格子状のストラップが、重厚なパンツスタイルを軽快に。〈JIL SANDER〉肌感たっぷりのトングサンダルは、フェミニン&フォーマルな装いと好相性。

04
キレイめ派が頼る色=あいまいな寒色



上品なスタイルを得意とするブランドがこぞって提案したのが、淡いグリーンとブルー。〈ANTEPRIMA〉[右]若草色のバッグを飾って、ブラウスの洗練度を倍に。[左]袋のような形が、落ち着いたキレイ色に遊びを演出。〈FENDI〉黄みを帯びたグリーンで、大人っぽさと華やぎが両立。〈TODS〉サイズ感も愛らしいトッズのミニバッグ。〈MaxMara〉甘く見えがちなパステルブルーも、太ストラップのショルダーバッグだとスポーティ。〈BOTTEGA VENETA〉レザーを編み込んだなじみのバッグを拡大したような、ウイットに富んだクラッチ。デニムにソフトな空気をメイク。

05
これからの黒には遊び心が必要?!


黒のシックなイメージとはひと味違う、強めのバイカラーをいくつもキャッチ。〈GIVENCHY〉ジバンシィのクラッチは、サイドの結び目だけがイエロー。主張が強くないため、エレガントな表情をキープできる。〈sacai〉武骨なベルトに対してチアフルなイエローのインソール。モノトーンルックが一気に明るく。〈SPORTMAX〉軽やかな質感のウエアが多かったスポーツマックスは、レザーの重みを感じさせる小物づかいが特徴的。なかでも、インソールに色を用いたレースアップサンダルと、内側だけブルーに染めたバケツ型バッグは注目株。〈CHANEL〉シャネルからは、赤と黒の縞模様をほどこしたコケティッシュなバッグが登場。〈BURBERRY〉シンプルなストラップサンダルに見えて、インソールの赤に色香が隠れたデザイン。

06
心地いいままヒールは高く



はきなれたフラットシューズからも移行しやすい、安定したヒールのシューズが増加傾向。〈MIU MIU〉きらめくビジューを埋め込んだウェッジサンダルは、スタイリングの女っぽさを確実に高めてくれる。〈FENDI〉ビーチサンダルもプラットフォームだと目新しい印象。〈DRIES VAN NOTEN〉80~90年代にかけてのファッションを表現したというドリス ヴァン ノッテン。よくあるブラウンのショートブーツも、厚底なだけでいつもと見え方が変わる。〈PRADA〉レザーを編み込んだデザインが、ミニマルなドレスをヴィンテージライクに昇華。ツヤっぽいグリーンと相まって厚みのある底がインパクトを放つ。

07
「背中で魅せるバッグ」の登場


多くのショーで視線を集めたのが、後ろ姿のアクセントとしてバッグをとり入れたルック。〈BOTTEGA VENETA〉味わい深いマスタードのバッグを、黒いドレスのさし色に。丸みを帯びたモダンなフォルムが、さらりと着こなしたドレスをアップデート。〈TODS〉前ではなく後ろにショルダーバッグをななめがけにした、トッズのスタイリング。アクセやメイクで飾れる正面とは違い、寂しくなりがちなバックスタイルにも花を添えられる。水色とブラウンの配色もエレガント。〈HERMES〉スクエアのバッグを採用し、ワンピと小物のWホワイトにシャープさを演出。ふつうにななめがけするとガーリーな印象に仕上がるところ、後ろに持ってきたことでハンサムに変貌。ひもをやや長めに、ヒップラインを隠すテクは新鮮かつスタイルUPに有効。

08
ナチュラル素材はかっちりした形一択


天然素材を用いたバッグの中で、とくにマークすべきは知的さを装えるかためのフォルム。夏のかごバッグにありがちな浮かれた感が和らぐおかげで、寒い時期からとり入れてもちぐはぐに見えない。〈VALENTINO〉レザー見えする黒ならいっそう試しやすい。ナチュラルな風合いが、黒を基調とした装いにメリハリを。〈GIVENCHY〉05の上段・右で紹介したクラッチの素材違い。気品を保てるクラッチを味方に、ベージュとのグラデを堪能。〈FENDI〉小ぶりのサイズ、持ち手のレザー、ゴールドの金具と三拍子そろったら、気楽な素材もエレガントな仕上がりに。あたたかみのあるアウターやタイツともお似合い。〈Salvatore Ferragamo〉形はまじめ、色と素材に遊び心が光る。〈CELINE〉ラタンとレザーを掛け合わせたデザインなら、ハンサムなスーツとも相愛。

09
目を引く足元はソックスが要


趣向を凝らした靴下づかいも目立った今シーズン。〈Salvatore Ferragamo〉[右]靴下とサンダルを茶系でそろえ、シャツワンピのボリューム感に負けない重みを足元にも。[左]グラデの隙間から、ちらりと白をのぞかせるテクは必見。リブ編みの靴下には、パンプスの糖度をおさえる役目も。〈MaxMara〉パンプスと靴下の色をリンクさせるアレンジを、ハイソックスで試して気分をチェンジ。〈FENDI〉ノスタルジックな花柄のガウンとマスタード色サンダルのつなぎ役に、シアーなソックスを抜擢。一気にモダン&ドレッシーに。〈A.P.C.〉デニムスカートに、フリルブラウスとストラップシューズを合わせたレディな格好。くしゅくしゅとたるませた靴下とキャップをハズし役に、カジュアルに転換を。

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