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老化の原因!「糖化」を防いでいつまでも美しく

  • 2020.2.4
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正月太りの解消や春に向けて、食事を整えていきましょう。太らない様にするには、代謝を考え何時に何を食べるかも大切です。21時以降の飲食は、体脂肪が合成されやすくなるので、早めに夕食を食べられるように食事リズムを整えていきましょう。

甘いものを食べすぎない為には

甘いものが食べたいからと食事を控えて、甘いものを食べると太りやすくなりますし、体調不良や肌のくすみの原因となります。食事でしっかりと栄養が取れていれば、体調やお肌の状態を崩さずにいられますし、むやみやたらに甘いものを欲しなくなります。

すぐにお腹が空いてしまうのは、食事の量やたんぱく質が足りていないかもしれませんので、見直してみましょう。ストレスで甘いものを食べてしまうという方は、飲み物と一緒に食べたり、量を決めて食べる様にしましょう。体調を崩す前にストレスの原因に向き合う事も大切にしましょう。

老化の原因「糖化」

現在「糖化」が老化の原因と解明され、注目されています。キーワードはAdvanced Glycation End Product(AGE)。Glycationは、糖化反応という意味です。糖とタンパク質が加熱されると、タンパク質に糖が結びつく「糖化」が起こります。

例えば、小麦粉、卵、牛乳、砂糖を使用して作るパンケーキ。糖(小麦粉、砂糖)+タンパク質(卵、牛乳)を加熱すると、こんがりとしたきつね色になりますが、それこそがAGEであり、体内でも同じような反応が起き、老化や肌のくすみの原因になるとされています。
AGEを溜めないようにする為には、なるべく体内でAGEを作られないようにする事です。血糖値が高い状態が長時間続くと体内のタンパク質に糖がくっつきAGEが作られてしまいますので、糖質の摂りすぎを控える事が大切です。日本人は外国の方に比べ糖尿病にかかるリスクが高いですから、病気を予防する意味でも気を付けていきたいですね。

糖分の摂り方を見直す

寒いと甘い食べ物や飲み物が欲しくなります。冬はクリスマスにお正月、バレンタインと甘い誘惑がいっぱいです。甘い食べ物は、お楽しみ程度にとどめ、まずは習慣的に摂取している甘い物を見直ししましょう。注意して見てみるとお料理や調味料には砂糖などの甘味料が当たり前の様に使用されています。今の季節は、野菜や根菜など甘味が強いですから、煮たり、蒸したりして質の良い塩や油を使用するだけで十分美味しく頂けます。
砂糖入りの飲み物を習慣的に飲んでいる方は、微糖のものやハーブティー、お茶に変えると良いでしょう。その様な飲み物を水分補給代わりに、常時飲んでいたら血糖値は高いままになってしまいますので注意しましょう。
糖質を摂る時は、血糖値が上がりにくい食材を選ぶ事も重要です。
白米より玄米や雑穀入りのごはん、うどんより蕎麦など色の濃い食材を選んだり、食事をする時は野菜から食べるようにしたりするもの良いでしょう。

アンチエイジングや太らない様にするには、食事だけでなく生活、運動などの配慮も重要です。気にしすぎてストレスになると逆効果になりますので、上手に取り入れていきましょう。

管理栄養士 宮本そのみ

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