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華やかなのに意外と簡単。大人も嬉しい「4つの寿司弁当」アイデア

  • 2020.2.3
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お弁当の脱マンネリ化!彩り素材で「寿司弁当」はいかが?

毎日作るお弁当。その味わいやビジュアルが「ちょっとマンネリ化してきたな……」と思ったときにおすすめなのが、「寿司弁当」です。すし飯の酸味が食欲をそそるうえに、彩りがいい食材を使うことで、簡単にいつもとちがう華やかなお弁当ができあがるんです。

そこで今回は、少しのコツできれいに作れる「寿司弁当」のアイデアレシピをご紹介したいと思います。お弁当作り歴20年の主婦が、家族のために実際に作った寿司弁当の数々。ぜひ明日からのお弁当作りの参考にしてみてくださいね♪

1. 散らすだけで華やかに!「ちらし寿司弁当」

すし飯の上に具材を “散らして” 作る、「ちらし寿司弁当」。季節ごとに旬の素材を使うことで、バリエーションも豊かに!一年を通して、飽きずにいろいろな味わいのお弁当を楽しむことができるんです。

忙しい朝に手際よく作るには、前日に下ごしらえをしておくのがおすすめ。できあがりを想像しながら、楽しく作業してみましょう♪

盛り付けのコツ
1. 色とりどりの具材を用意します。

ちらし寿司の具材は、彩りを意識してそろえます。黄色い卵焼き、白い酢蓮根、緑のきぬさや、赤いゆで海老など、できるだけさまざまな色合いの食材を用意しましょう。

冬も終盤に差し掛かるこの季節には、紅芯大根や菜の花のようなきれいな色の野菜が出回り、鮮やかな具材がそろえやすいです。それぞれ花型で抜いたり、小さな角切りにするなどして盛りつけやすくしておきましょう。

2. 酢飯のうえに盛りつけの基礎となる具材を置きます。

お弁当箱にすし飯を盛ったら、飾りつけの土台となる野菜をバランスよく配置します。今回はゆでた菜花を数か所置き、その上に立てかけるようにして酢蓮根を並べました。

すし飯は市販のすし酢を使うと簡単。ごまや大葉を混ぜこんでおくと、風味や味わいがよくなるのでおすすめですよ。

3. ゆで海老と卵焼きを散らします。

ゆで海老などのメインになる具材を酢蓮根のそばに置いていきます。次に、ごはんが隠れるように、小さくカットした卵焼きを散らします。

4. 最後に飾り野菜やいくらなどをトッピング!

最後に、鮮やかな色の具材や飾り野菜をトッピング。その際、はじめに置いた菜花や酢蓮根などが全部隠れてしまわないよう、あいだに少し差し込む感覚で配置するのがおすすめです。

気温が低い季節に作ってから早く食べる場合は、味のアクセントとしていくらを使うのもいいですね。そのほか甘辛く煮詰めた肉そぼろなどもおすすめです。

今回ご紹介したような淡白な味わいのちらし寿司には、醤油や濃い味のおかずを別添えするなど、お好みでアレンジしてみてくださいね。

うなぎや鶏肉をメインの具材にしてもOK

メインの具材をうなぎの蒲焼や鶏肉の照り焼きにすると、食べ応えが増して味わい深いちらし寿司に。すし飯やそのほかの具材との味がバランスもよくなり、どんどん箸が進みますよ。

旬の具材を上手に利用して、華やかでおいしいちらし寿司弁当作りにトライしてみましょう♪

2. お揚げにちょっとおめかし「いなり寿司弁当」

お揚げの甘辛さとすし飯がたまらなく魅力的な「いなり寿司弁当」。片手でつまみやすく、時間が経ってもおいしいので、お弁当にはうってつけですよね。

しかし単調な色合いなので、“映えない” のも確か……。そんないなり寿司に酢蓮根と菜花をトッピングして、ちょっとおめかししたお弁当にしてみました。簡単なコツとアイデアをご紹介します♪

トッピングのコツ・アイデア

いなり寿司にまずトッピングするのは、酢蓮根。蓮根はできるだけ薄く均等にスライスしたいので、スライサーを使うのがおすすめです。



スライスした蓮根は酢水にさらしてから、酢を少々加えたお湯でさっと湯がきます。そのあと市販のすし酢に漬けてできあがりです。

もうひとつのトッピングの菜花は、あらかじめ水に差しておいて黄色い花を咲かせたもの。

店頭ではつぼみの状態で販売されていることが多いと思いますが、水に1~2間ほど差しておくだけでさらにかわいらしいビジュアルに変化しますよ。

花が咲いた菜花をさっと湯がいて、蓮根の上にトッピング!単調な色合いのいなり寿司がフォトジェニックに仕上がります。



蓮根の食感や菜花のちょっとした苦みが味のアクセントに。ただきれいなだけでなく、食べてもおいしいいなり寿司弁当の完成です。

3. ちょっと幸せな気分になる「めはり寿司弁当」

紀州熊野地方の郷土ずし、「めはり寿司」の作り方を活用したお寿司弁当のご紹介です。握ったすし飯を野沢菜漬けの葉の部分で巻いて、彩りよく仕上げました。

もとは「目をみはるほど大きな口を開けて食べた」「目をみはるほどおいしい」など、そのネーミングに諸説ある郷土料理ですが、最近では家庭でもお弁当やおうちごはんとして気軽に作ってみる人もたくさん。お好きなアレンジをくわえながら、家庭ならではのめはり寿司を作ってみませんか?

作り方のコツ・アイデア

野沢菜漬けを広げて、葉の部分と茎の部分に分けてカットします。その際、葉の部分が破れやすいので、そっと丁寧に広げましょう。



ご飯に市販のすし酢を加えてすし飯を作り、細かく刻んだ野沢菜の茎の部分を混ぜて握ります。今回は小さめのめはり寿司を4つ作るので、小さめの握り寿司を用意しました。

握ったすし飯を野沢菜の葉の部分で包んで形を整えます。伝統的なめはり寿司ならここで完成ですが、せっかく家庭で作るのですからもうひと工夫!竹串でくぼみを作ってハート形に仕上げてみました。

ハート形のめはり寿司を4つ合わせると、四つ葉のクローバー風にもなります。最後に桜の塩漬けをトッピングして、ちょっと幸せな気持ちになれそうな寿司弁当の完成です♪

お弁当箱の中の彩りにもおすすめ

おにぎり弁当を作る際に、めはり寿司をひとつ加えるだけでお弁当箱の中がパッと華やかに。緑の差し色が入ると、全体が引き締まって上品な印象になりますね。

野沢菜の塩気がすし飯になじんで、ランチタイムにはすっかり食べごろに。野沢菜漬けや高菜漬けなど、葉野菜のお漬け物を使って、ぜひ作ってみてくださいね。

4. 大人っぽさが魅力「さば寿司弁当」

シックで大人っぽいビジュアルの寿司弁当を作りたいなら、「さば寿司弁当」がおすすめ。ちらし寿司のような華やかさこそありませんが、お昼にはしめさばとすし飯がよくなじんで、旨みたっぷりの味わい深さを楽しめます。

このお弁当をさらに魅力的に仕上げるには、「竹皮」で包むのがおすすめ。食べるときまで適度な水分を保ってくれる上に、とても趣のあるお弁当ができあがります。また食べたあとはコンパクトにたためるので、行楽のおともにも最適ですよ。

作り方
1. 材料を用意します。

市販のしめさば1枚と、さばとすし飯の間に挟む薬味を用意します。薬味は塩もみきゅうりや甘酢漬けのしょうが、甘めのいり卵など、味のアクセントになるものがおすすめです。

2. すし飯を用意します。

ご飯に市販のすし酢などを加えて、すし飯を作ります。大葉やねぎなどの香味野菜やごまなどを混ぜておくと、さばの生臭さも抑えられておすすめです。

3. ラップの上にしめさばを置き、薬味を重ねます。

まな板の上にラップを敷き、しめさばをひっくり返して置きます。その上に薬味を均等に並べます。

4. すし飯をのせてラップで包みます。

しめさばと薬味の上にすし飯を盛り、ラップで包んで形を整えます。このとき具材とすし飯が一体化するよう、きゅっと力を入れてラップでくるむとよいでしょう。

5. 巻きすで形を整えてできあがり!

ラップごと巻きすでしっかり巻いて形を整え、しばらく置いておきます。そのあと、好みの厚さに切り分けたら完成です。

6. お好みでゆず皮などをトッピング

お好みで千切りにしたゆずの皮や大葉をトッピングすると、彩りと香りのよいさば寿司に。魚介は、柑橘系との相性がばつぐんです♪

お弁当箱に詰めてもOK

さば寿司はいつも使っているお弁当箱に詰めても、もちろんOK。断面やさばの身が見えるように盛りつけましょう。

卵焼きや肉巻き野菜などのおかずを添えた、2段重ね弁当などはいかがですか?

フタを開けた瞬間を楽しみに♪

「今日のお弁当は何かな……?」と、お弁当のフタを開ける瞬間はとても楽しみなもの。いつもより少しだけ丁寧に下ごしらえをし、きれいに盛りつけた寿司弁当は、きっと食べる人も大喜びするはずです。

今回ご紹介したもののほかにも、寿司弁当の種類はたくさん!巻きずしや押しずし、のっけ寿司など、いろいろなアイデアでお弁当作りを楽しんでみてくださいね♪

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