アカデミー賞でコービー・ブライアントを追悼へ。

ヘリコプター墜落事故で他界したNBAの元スター選手で、2018年には自伝的短編映画『親愛なるバスケットボール』でアカデミー賞を受賞したコービー・ブライアントを、2月9日（現地時間）に行う授賞式で追悼することが明らかになった。映画芸術科学アカデミーはコービーの生前の功績を讃え、インスタグラムに追悼メッセージを投稿していた。

「この少年はNBAに入れないだろうと言いました。しかし、彼はそれが間違っていたことを証明しました。そして優勝することはないだろうとも言われました。彼は、それが間違っていたことを証明しました」「また、人は映画を作ることなんて出来ないだろうと言いました。それでも彼はアカデミー賞を受賞しました。全ての偉大なアーティストと同じく、コービー・ブライアントは、彼の能力を疑う人々が間違っていることを証明してきました。安らかにお眠りください」

コービーは、自身が引退を表明するときに書いた詩を基に、グレン・キーンが監督とアニメーションを手がけた同作でアカデミー賞を受賞した当時、スポーツにおける功績より嬉しいとして、「正直言って、NBAで優勝した時より良い気分だ」「子供の頃、チャンピオンシップを優勝することを夢見て、その夢の実現のために一生懸命練習していたよ。そして、僕が後にしたフィールドから、こんなことが出てくるなんてね」と喜びを語っていた。

コービーと13歳の娘ジアーナは1月26日（現地時間）、バスケットボールの練習に向かう途中にヘリコプターの墜落事故に遭い、妻のヴァネッサとほかの3人の娘たちは同乗しておらず無事だった。

Text: Bangshowbiz