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日本庭園と福岡の旬を楽しむ〈イノベーティブ・フレンチ ワタハン〉。

  • 2020.1.23
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博多の喧騒から離れ、静かな住宅街にあるフランス料理店〈イノベーティブ・フレンチ ワタハン by Furuyu Onsen ONCRI 〉は、2019年10月10日にオープンしました。佐賀県古湯温泉の人気宿〈古湯温泉ONCRI / おんくり〉のシェフ吉武さんがプロデュース。日本庭園を眺めながら、フレンチが味わえる店です。歴史ある料亭で頂く〈ワタハン〉スタイルのフレンチをレポートします。

“もてなす人のための時空”がコンセプトの〈イノベーティブ・フレンチ ワタハン by Furuyu Onsen ONCRI〉。

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Hanako 編集部

〈ワタハン〉が位置する福岡市の白金は、オシャレスポットとして、注目を集めています。そんな人気スポット誕生した同店は、福岡の名士たちに永く愛されてきた料亭〈和多伴〉をリノベーション。
風情ある料亭でフレンチが楽しめることが話題となり、県外からも多くのグルメたちが訪れています。

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Hanako 編集部

門をくぐると庭園の緑や水の音など、日本の美しい四季が感じられ、同店のおもてなしがすでに始まっていることに気が付きます。

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Hanako 編集部

著名人や政財界人をもてなす空間らしく、お茶室や樹齢100年を超えるクロガネモチや梅の木なども庭園に残されています。

大きな窓一面に日本庭園を眺める開放感のあるメインホール。

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Hanako 編集部

日本的美意識である「わびさび」を極限まで際立たせた空間デザインと伝統的なフレンチをイノベーションした、「イノベーティブ・キュイジーヌ」を提供。

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Hanako 編集部

玄界灘の新鮮な魚介をはじめ佐賀産の野菜など、九州の食材を生かしたお料理は、ランチとディナー共に、3種のコースが楽しめます。

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Hanako 編集部
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Hanako 編集部
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Hanako 編集部
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Hanako 編集部

ディナータイムも3種のコース料理から選べます。
・「ONCRI」9,240円(全10品)
・「SEBRI」11,550円(全12品)
・「WATAHAN」17,325円(全14品 ※2日前要予約)
(価格はすべて税込。ディナータイムはサ別)
本日ご紹介するのは、アミューズ2品、オードブル3品、魚、肉、デザート、プチフール、パンの全10品が楽しめるコース「ONCRI」です。

和のしつらえが落ち着く空間で乾杯!

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Hanako 編集部

美しい庭園を眺めながらシャンパンで乾杯。疲れが吹き飛ぶ瞬間です。

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Hanako 編集部

最初の一皿が運ばれてきました。

ところが「日本庭園」のような器でビックリ!

よくみると枝になにか丸い物が!!まさかこれがお料理!?

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Hanako 編集部

ブーダンの実は温かく、揚げドーナッツのような感じ。
サクッと他歯触りのドーナッツの生地のなかに、栄養豊富な豚の血入りのペーストが詰まっています。

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Hanako 編集部

フランスでは「ブーダンノワール」といって、豚の内臓や血を使ったソーセージのことをいいます。フランスのビストロでは定番のお料理なのですが、こちらの「ブーダンの実」は、ソーセージの皮の代わりにドーナッツの生地で包んで揚げたものを提供。シャンパンとよく合うとってもサプライズな一皿でした。

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Hanako 編集部

次の一皿はどんなものが出てくるんだろう??

ワクワクしながら待っていると、「フォアグラブリュレ」が運ばれてきました。

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Hanako 編集部

キャラメリーゼされた部分をスプーンでコツコツ!と割って、プディングのようなフォアグラと共にすくい上げてぱくり。

パリッ、シャリ、とろーん。

キャラメリーゼのほろ苦さとフォアグラの濃厚な旨みが、混ざり合ってふわ~んと口の中に幸せな余韻を残します。

料理とワインとの絶妙なペアリングで会話も弾む。

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Hanako 編集部

3皿目は「北寄貝とカリフラワー」。
デザートのようにカワイイ見た目ですが、中には甘くてシャキシャキした歯ごたえの北寄貝が隠れています。

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Hanako 編集部
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Hanako 編集部

4皿目は「墨烏賊」。
墨烏賊をポワレしたものに、揚げたねぎとイカ墨のソースが添えられています。
プリッとした甘いイカとコクのあるイカ墨の組み合わせはもちろんおいしい。そこに、揚げねぎの歯ごたえと香りがアクセントとなり、白ワインとのペアリングを堪能できました。

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Hanako 編集部
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Hanako 編集部
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Hanako 編集部

「ホタテと苺」炭火焼にした大ぶりのホタテと苺の組み合わせは意外だけど、苺とホタテの甘味が重なり合ってサッパリとした後味。

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Hanako 編集部

幻の高級魚「アラ」をフレンチで。

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Hanako 編集部

関東で「アラ」といえば魚の骨や頭を使ってとったアラ汁を思い浮かべますが、九州地方では「クエ」のことを「アラ」といい、幻の高級魚といわれています。

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Hanako 編集部

空間や食材、食器などにこだわっていますが、過剰に説明されることなく、食材のことや産地など、聞きたいことを質問すれば答えてくれる、絶妙な距離感。
もちろん、ソムリエがいますので、ワインと料理のペアリングもお任せすることができます。
もてなす側ともてなされる側が満足する接待を心がけるなど、接客も一流です。

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Hanako 編集部
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Hanako 編集部

たくさん食べた後ですが、全く重たさを感じることはなく、佐賀牛の上質な脂と赤身のバランスが最高の一皿でした。

食後のデザートが1つだけじゃないのが嬉しい。

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Hanako 編集部

「ONCRI」のコースは2つのデザートが楽しめます。

……んんっ?
何やらモノトーンなものが出てきましたよ?

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Hanako 編集部
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Hanako 編集部
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Hanako 編集部

シックで奥深い味わいのデザートで、更なるサプライズで目も舌も満足!

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Hanako 編集部

食事はもちろん、建物や器など、とっても贅沢な時間が過ごせました。
福岡に来たら、ぜひ隠れ家のような〈ワタハン〉を味わい尽くしくださいね!

〈イノベーティブ・フレンチ ワタハンby Furuyu Onsen ONCRI 〉
福岡県福岡市中央区白金1-11-8
092-406-4975
11:30~15:00(14:00LO)、 18:00~22:00(20:30LO)
火休
66席
公式サイト

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