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暮らしに根付いたレトロな雑貨がそろう、東神田のドイツ雑貨専門店「マルクト」

  • 2015.4.9
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東京・東神田にある「MÄRKT(マルクト)」は、ドイツやオーストリアなどから集めた雑貨を扱うお店です。扱っているのは新品ではなく、現地の人々がかつて使っていたユーズド品がメイン。食器や文具から古切手、マッチ箱、ノベルティグッズまで、色々なジャンルのアイテムが店内に所狭しと並んでいます。ここでしか手に入らない一点物も多く、女性だけでなく、男性のファンも多い雑貨店です。

ドイツの蚤の市などを巡って集めたレアなアイテムばかり

JR総武線「馬喰町」駅から徒歩3分。雑居ビルの入り口にさり気なく置かれたドイツ語の小さな黒板が目印。うっかりしていると気づかずに通り過ぎてしまいそうなほどのシンプルさですが、3階まで上がると、看板代わりの自転車が出迎えてくれます。

「マルクト」では、年に2度ほどの海外買い付けで、その時々に出会ったアイテムを仕入れています。ドイツの人々が日常的に使っていた古い雑貨には、現代の製品にはないおもしろさがあり、ついつい長居してしまいそうです。

古い切手やステッカーなど、1枚から買える紙ものが人気

貴重な東ドイツ時代の切手や、オーストリア、チェコなどの古い切手が数多くそろっています。1枚からでも購入できるので、好きな図案を選んでコレクションするのもいいですね。現代の日本の切手とは趣の異なるデザインで、眺めているだけでも楽しめます。フォトスクラップのデコレーションとして使ったり、ラッピングのシール代わりに貼ったりと、様々な用途で使えそう。消印付きの切手は1枚20円と大変お手頃。未使用切手は1枚40円で購入することができます。

その他にも、喫茶店の紙コースター(200円)やマッチの空き箱(50円)、企業のステッカー(100円)など、グラフィックのおもしろさが際立つ古い紙ものの雑貨が充実しています。30年ほど前の紙の着せ替え(1200円)は、現代ではなかなか真似できないキッチュさが魅力。当時の子どもが実際に遊んだ跡も残っていて、それがまた味わい深さを増しています。

普通ならすぐに捨ててしまいそうな紙ものが、数十年もの間きれいに保管されていたことだけでも驚きですね。ちょっとした宝探し感覚でお気に入りを探してみて下さい。

ハリボーのマスコットなど、ドイツ人にはおなじみのキャラクターも

「マルクト」には、思わずコレクションしたくなるキュートなキャラクターグッズもいっぱい。中でも人気なのが、90年以上の歴史を持つヨーロッパのグミキャンディの老舗、ハリボーのキャラクター「ゴールドベアー」。ぬいぐるみ(4200円)から小さなフィギュア(420円)まで数多く揃っています。

そのほかにも、世界中にコレクターがいるシュタイフ社のテディベア(8400円〜)や、ドイツのドレスデン銀行のノベルティアイテムとして70年代に制作した象の貯金箱(大18900円、小4200円)なども。レトロなキャラクターグッズは、思わず集めたくなってしまうかわいさです。

食器やエコバッグなど、毎日使える生活雑貨も

グラス類は、ビールの銘柄入りからワインのテイスティンググラスまでさまざまなデザインのものが並びます(800円〜)。ユーズド品とはいえ状態の良いものが多く、他ではなかなか出会えないものなので、プレゼントとしても人気があるそうです。また、外国のショップのロゴマークが入ったエコバックも「マルクト」の定番商品。まずは毎日使える生活雑貨から、古き良きドイツのデザインを取り入れてみたくなりますね。

オーナーのこだわりがとことん詰まった小さなお店には、心くすぐられる雑貨との出会いがきっと待っています。

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