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お風呂で子どもとコミュニケーション!「浴育」で話して遊んで学ぼう

  • 2020.1.10
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寒い冬は温かいお風呂につかるのが至福の時間ですが、最近では親子のコミュニケーションの時間としても注目されています。入浴を通じてお風呂のマナーや入浴方法、楽しみ方を学ぶことを「浴育」と呼びます。忙しい毎日のなかでも、お風呂で子どもと向き合って話したり、遊んだりするコミュニケーションの時間を大切にする親子が増えています。浴育とはどんなもので、どんな効果があるのでしょうか。また、浴育にオススメのお風呂グッズもご紹介します。

お風呂の時間はパパとのコミュニケーションに最適

子どもが小さいうちはお風呂に一人で入ることが出来ない為、パパかママなどと一緒に入りますよね。その時にじっくり会話をしたり勉強したりすることを浴育と言います。

特に、仕事で一緒に過ごせる時間が少ないパパとのコミュニケーションを図るには絶好の機会です。最近の出来事を話したり、お風呂遊びをしたり、普段会話する機会が少なくても1対1で向き合うことが出来る場なのです。浴室というのは狭い空間であり時間も限られている為、子どもとの距離が他の生活シーンに比べて一層近づきます。子どもへの愛情をより近い距離で伝えることが出来るので、子どもの感性や心を充実させることが出来ます。

小学生がいる父母・小学生へのアンケート結果では、父親と一緒に入浴している子どものうち70.4%が「お父さんに隠し事をしていない」と回答、一方入浴していない子は48.5%でした。「お父さんに好きな人の話が出来る」と答えたのは、入浴する子どもが29.8%に対し、入浴していない子どもは14.9%と約2倍の差がありました。

「お父さんをだらしない」と思っている子でも、父親と入浴する場合は95.5%が父親のことを好きと回答しており、入浴する機会を設けることで子どもに好かれる傾向があることも分かります。

※資生堂「父と子の浴育に関する調査」参照

お風呂でどんなことをして遊んでいる?

お風呂で遊ぶと言っても、皆はどんなことをして過ごしているのでしょうか?

・歌を歌う 73.0%

・シャンプーの泡で変な髪形をつくる 55.9%

・水鉄砲合戦 51.2%

・タオルを使っての風船遊び 38.1%

※「子どものお風呂事情に関するアンケート調査」 ゼネラルリサーチ(複数回答可)参照

他にも、お風呂の壁や体に落書き、泡風呂などの回答がありました。親世代も昔やったことのあるような、すぐに出来る遊びばかりですね。小学生になると近況を話したり、普段あまり聞かないパパの仕事の話を聞いたりという子もいるようです。

オススメのお風呂遊び

・お風呂でカヌー

大人の足をカヌーに見立てて子どもを乗せるだけです。左右に体を揺らしたり「岩だ」「ワニだ」などと想像力をかきたてたり。子どもの様子を見ながら潜るなどダイナミックに動いてもいいですね。気軽に冒険気分が味わえます。

・ペットボトル遊び

ペットボトルを逆さまに沈めて手を離すと、ロケットの様に勢いよく飛び出します。親子で競争するのも楽しいですね。水を入れてマラカスにしたり、どちらが泡を長く出すことができるか競争したり、色々楽しむことが出来ます。筆者の息子は、水を入れながら音の違いを楽しんだり、中に入る水の量で叩いた音が変わることに気づいたり、表面張力をやってみたりなど、とにかくペットボトルだけでずっと遊んでいます。大人も一緒に驚いてみせたりすると、楽しく遊んでくれますね。

・美容院ごっこ

親子で美容師とお客さんに分かれて美容院ごっこも楽しいでしょう。「どんな髪形にしましょうか?」など声を掛けて気分を盛り上げます。シャンプー嫌いの子が、この遊びをすることで苦手ではなくなったという経験談もある程です。逆に子どもに美容師役をやってもらうのも、張り切ってお店の人になりきってくれそうですね。

お風呂で学べるオススメグッズ

お風呂に入っている時間は集中することが出来るので、ほかのことに気を取られずに勉強することにも向いています。子どもの成長に合わせて、ひらがな、数字、英語などに取り組むと良いでしょう。九九表や世界地図などのポスターを貼ることは未だ根強い人気がありますし、効果的な学習法とも言われています。

浴育にオススメのグッズをご紹介します。

・ラーニング・バスレター(マンチキン)

お風呂の壁に貼ることのできるスポンジタイプのアルファベットや数字です。好きな文字を組み合わせることが出来るので英語や算数などの勉強が出来ます。1歳くらいから使うことが出来るので長く遊べます。カラフルで見た目も可愛いので、意外と大人もはまってしまいますよ。

・おふろでレッスン すうじのひょう

お風呂は毎日入るので、基本的な暗記にぴったりです。目についたら声に出して読んでいると自然と覚えてしまいます。くもん出版から出ているこちらのシートは、算数の基礎となる数字の勉強にピッタリです。数字の順番や意味、規則性などを視覚的に学ぶことが出来るので小さい内から目につけば自然と数字のことを認識していくでしょう。

・おふろタングラム さんすう脳をきたえる

三角や四角のピースを組み合わせて絵を作るタングラム遊びをお風呂の中で出来る教材です。算数に大事なのは数字や計算ではなく、実際手を動かして理論的に考えることです。形を観察して完成形をイメージしながら壁に貼っていくことで、自然と図形の感覚が身につきます。3歳から小学校低学年向けですが、お受験対策としても人気となっています。

・トーマスおふろでえいご

英語に触れさせたいという場合には、アルファベット表がいいですね。こちらは人気キャラクターのトーマスが登場するので、好きな子は喜んで見てくれそうですね。アルファベット以外にミニ英会話やかんたんな単語も覚えることが出来ます。お湯をかけると変化する仕様になっているので、好奇心をかきたてて楽しく学習することが出来ます。

筆者宅のお風呂場には日本地図、世界地図が貼ってあります。通信教育で送られるアルファベット表や漢字・九九なども一時貼っていて、覚えたものははがしました。地図については興味がなくなったかと思うと、先日はラグビーワールドカップがあったので参加国について見るようになるなど急に興味を示すので貼っておく意味があるなと感じています。スーパーボールを使って、言われた国に当てるというゲームも一時期行っていました。「アジアにあるよ」などヒントを出したり、大人も「この国はこんなところにあるんだ」と驚いたり、地理についてはかなり詳しくなったと思います。

子どもが一人でお風呂に入れるようになると、一緒に入ろうと言われた時に少し面倒だと感じることも正直あります。しかし、子どもが親とお風呂に入る年齢は平均11歳までと言われており、父娘の場合はもっと早く9歳と言われています。その子によってはもっと早く親と入らないと言う場合もあり、一緒に入ることの出来る期間はとても短いと感じます。

実際、息子の同級生でも既に親とは入らないという子がいます。我が家ではまだ一緒に入りたいと言うので、パパがいる時は男同士で入ってもらうようにし、普段も出来るだけ一緒に入ってお風呂での時間を作る様にしています。水泳の動きを練習したり、思いがけない話を聞けたり、お風呂以外だったら知ることのない一面を知ることもあります。

成長に伴い子どもが「一人で入りたい」と言うようになればもちろん無理強いすることはよくないですが、一緒に入れる内は極力時間を作って浴育というコミュニケーションを図るのもいいですね。

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