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【女子のピンク問題】「カレのことが好きな理由」を言えるうちは「まだ恋ではない」

  • 2020.1.8

取材をしているとよく「女子のピンク問題」にぶつかります。
今回はこの「女子のピンク問題」から、お話を始めたいと思います。

■女子のピンク問題

女子はピンクが好きだと決めつけないでほしい・・・・・・こういうことを、取材でお話を聞かせていただいている女子たちが言います。


今の世の中は、マーケティングの結果(つまり理由がほぼ100%論理的に言えることを重視している結果)、女子が好きなのはピンク色だという風潮があります。


もちろん、いろんな色のものを売っている世の中になっていますが、もっと昔は、「女子=ピンクが好き」という風潮が今以上に強かったように記憶しています。
ペットボトル入りの水素水を発売するメーカーは「とりあえずパッケージに3色しか使えないのであれば、ピンクはマストで」と言っていたものです。


それに対して、「女子はピンクが好きだと決めつけないでほしい」と言っている先の女子の意見は、「わたしはもっと男性的なカラーが好き」というものですが、その奥にあるのは「いろんな好みを持つ女子がいることをわかってもらいたい」というものです。


もっと言えば、うまく言葉にできない「なんかもやもやした、理由が言えるようで言えない好きという気持ち」に気づいてもらいたいというものです。


つまり「わたしはブルーが好きです」と言えば、世間は「なぜ?」と聞いてきて、でも本質的に好きに理由はないから、理由がない意見は無視されていることにたいして、反抗心を持っているのでしょう(大げさに言えば、こういうことでしょう)。

■「彼の誠実なところが好きです」という不誠実なお答え

転じて恋愛を見たとき、彼のどこが好きですか?という問いにいとも簡単に答える女子がいます。


「彼の誠実なところが好きです」
「やさしいから彼のことが好きです」
「わたしよりしっかりしているから好きです」
などなど・・・・・・。


では彼が誠実ではなくなったら好きではなくなるのか?
彼がやさしくなくなれば彼のことが嫌いになるのか?
彼が彼女よりうっかり者になれば、別れてしまうのか?


そういう女子もいると思いますが、きっと多くの女子の答えは「NO」でしょう。

■条件反射にご用心

好きになるのに、理由なんて本当はないものです。
理由を聞かれたら「それなりの」答えをしないといけないと、ほとんど条件反射的に思ってしまうから、もっともらしい「好き」の理由を、多くの人が「でっちあげ」ます。


女子のピンク問題と同じです。
きっとなにかのアンケートで「ピンクが好き」と答えた女子が多かったのでしょう。


「女子なのに『ブルーが好きです』なんて答えたら、みっともなく思われるかな」


「ブルーが好きなことに理由はないから、とりあえずピンクと答えておくと納得してくれるかな」


こんなことをほとんど条件反射的に思った女子が多かった結果、「女子=ピンク」という概念が一世を風靡したのでしょう。





恋愛だっておなじです。


彼のことが「なんか」好きです。


本当はこの答えが一番ステキな答えでしょう。


彼はいつも仕事仕事と言って、デートをドタキャンする・・・・・・わたしのことをかまってくれない・・・・・・でも彼のことが、なんか好き。


彼は偉そうで、デートのたびに強いお酒を飲ませようとするし、エッチに持ち込むテクニックも強引だし、ヤりたそうな下心が丸見えだし、同性に嫌われているみたいだし・・・・・・でも、なんか、彼のことが好き。


理由がないけど、好き・・・・・・これが恋の本質です。
だから本当の恋をすれば、気持ちが大騒ぎになることもあれば、時間が止まってほしいと思う瞬間があるのでしょう。(ひとみしょう/ライター)


(ハウコレ編集部)

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