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思わず手に取りたくなるアイテムがいっぱい。森林の町・厚沢部で見つけた雑貨店「ギャラリー杣人」

  • 2015.4.8
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「ギャラリー杣人(そまびと)」は、1957(昭和32)年に創業した広葉樹専門の製材会社が営む雑貨店。国内の作家による工芸品をはじめ、自然食品やインテリア雑貨などを販売しています。自分だけのお気に入りを探しに足を運んでみませんか。

木の温もりを感じる店内でお気に入りのアイテムを探して

函館市内から厚沢部町(あっさぶちょう)までは北西に車で約1時間ほど。昔から温暖な気候に恵まれた農業の町であり、メークインの発祥地として全国的にも知られています。また、ヒバの北限、トドマツの南限の生息地でもあり、とても緑豊かな町です。

道道67号線沿い、町役場が立つ並びにある「鈴木木材」「板展示販売」の看板を掲げた小さな木造の建物が「ギャラリー杣人」です。テーブル用の一枚板やD.I.Yに便利な木材を販売しており、木材を見に来てくれるきっかけになればと、オーナーの鈴木晃子さんが製材所の敷地内に雑貨店をオープンしました。

“自分が使いたいもの、食べたいもの”をコンセプトに、店内には工芸品のほかに愛媛県今治市の「手ぬぐいタオル」や岩手県産の竹籠、山形県産のブドウのツルで作った籠、トルコ製のアクセサリー、国産の醤油や酢といった調味料など、心ときめくアイテムがたくさん並んでいます。

地元作家による温かみのある作品もそろう

地元に住む家具職人・上杉望さんが作る「木のボタン」(1個120円前後~)は、小さな木っ端を組み合わせて作っているため柄もさまざまで、ひとつとして同じものがない、木の温もりを感じられる作品です。丸い形や糸通しが1か所しかない雫の形をしたものなどがあり、ボタンとして使う以外にも、照明のヒモの先に付けたり、ネックレスなどにしたり、オリジナルの使い方をしてもいいですね。

北海道産の木で作った「バターケースとナイフ」(7560円)も上杉さんの作品。ケースはシウリザクラ、ナイフにはイタヤカエデを使って製作しています。愛着を持って大切に使いたくなる、そんなすてきなアイテムです。

店内にある棚板や商品を置く木の台の中には、上杉さんにお願いして作ってもらったものもあるそう。ふだんは商品で隠れてしまってますが、少し気にしながら見てみてください。

数々の陶芸展において入賞を果たし、活躍されている陶芸家・七尾佳洋さんの作品もあります。「コーヒーカップ」(7020円)や「ソーサー」(3087円)など、七尾さんの作品はどれも落ち着いた色合いです。家でのコーヒータイムが楽しくなりそうですね。

体に優しい自然食品も人気です

何にでも使いたくなる調味料や有機JAS認定食品など、安心して食べられる自然食品も豊富にそろっています。なかでも鈴木さんがおすすめするのは小豆島の「しょうゆ」(1112円)です。安心・安全な原料にこだわり、伝統的な製法で造られているのだそう。気に入ったものを全国から取り寄せているので初めて見るものも多く、新しい発見がたくさんあります。

「ギャラリー杣人」には、広葉樹のように自然に寄り添った温もりを感じられるアイテムがそろっています。店内の一角には休憩にぴったりなくつろぎのスペースもあるので、ぜひ足を運んでみてください。

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