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正月太りや胃腸疲れに効くハーブ&スパイス

  • 2020.1.4
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年末年始は楽しく過ごせましたか?そろそろ通常モードに戻していきたいですね。

消化力や身体を温める作用のあるハーブ&スパイスを取り入れ、免疫力を高めて風邪を予防し、代謝を高めて太りにくい身体をめざしましょう!

正月太りや胃腸疲れにおすすめのハーブ&スパイス

▼しょうが

ジンゲロンやショウガオールといった辛み成分を含みます。これらには殺菌作用があり保温発汗作用があります。免疫力を高めるには、しょうがを皮付きのまますりおろすかスライスして蜂蜜に漬けておくと便利です。紅茶や白湯などで割って飲んだり、お料理、お菓子作りに活用できます。ジンジャーパウダーは、体を温める効果が高いので、冷えが気になる方は常備すると良いでしょう。

・消化力を高めるしょうがの摂り方

食べる前に生姜のスライスやしょうが汁を摂ると消化力が高まります。アーユルヴェーダでは食前20~30分前にスライスした生姜に塩とレモンをかけて食べると良いとされています。代謝を上げてくれるので、冷え症、デトックスやダイエットにもおすすめです。

▼唐辛子(チリペッパー、レッドペッパー)

辛みはカプサイシン、赤みはβ-カロチンによるもの。β―カロチンは、油に溶けやすいので、油を使った料理に使うと効果的です。食欲増進、疲労回復、消化機能を活性化させ、脂肪燃焼作用があるのでダイエットにも役立ちます。発汗作用があり、風邪予防になるのでこれからの時期にもいいでしょう。小さく切ったり、加熱すると辛みが増します。

*食べ過ぎると下痢をすることもあるので、適量を心がけましょう。子供や老人、妊婦は摂取を控えめにしましょう。

▼ターメリック

脂肪を減らしてコレステロールを抑制する働きや、消化を促進し腸内細菌を改善する働き、胃や胆のうを健康に保つ働きがあります。肝臓の働きを強化するので、お酒を飲む方は意識して取り入れましょう。カレー粉やたくわんなどに使用されていますが、ご飯を炊く時に加えれば、色鮮やかなターメリックライスになります。

*妊婦・授乳中の方の多量摂取は注意しましょう。

▼コリアンダー

「葉」は中華料理で使用される「香菜(シャンサイ)」。香り付けや、肉や魚の臭い消しに使用されています。胃腸の働きを良くし、新陳代謝を高めます。

水分代謝を高めるには、コリアンダーティー(コリアンダーシード ティースプーン1杯をつぶして熱湯で5分程煮出し、蒸らして漉す。)や紅茶の茶葉を加えても良いでしょう。むくみ、胃もたれ、胸やけの時にもおすすめです。

▼シナモン

血行を良くし、各臓器の機能を高めるので風邪や消化不良の時に役立ちます。生理不順や生理痛を緩和する働きもあります。紅茶にシナモンスティックやシナモンパウダーを加えて淹れるシナモンティーで心身共に温まり風邪を予防しましょう。

*妊娠中の方の多量摂取は控えましょう。

ゆっくり入浴し身体を温めて代謝を高める

ハーブ&スパイスを飲食で摂りにくい方は、お茶パックに入れたり、濃い目に煮出したハーブティーをお風呂に入れると良いでしょう。身体を温める作用のあるミネラル豊富な海塩や希釈したお気に入りのアロマオイルなどを使用しても良いでしょう。

しっかり湯船に浸かるだけでも代謝が上がり、寝ている時間に消費エネルギーを高める事が出来ます。入浴はリラックスタイムにもなりますから、シャワーで済ませず有効に活用しましょう。

*ハーブ&スパイスやアロマオイルは、体質によって合わないものがあるので注意しましょう。

管理栄養士 宮本そのみ

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