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世の中すべて僕の思い通りじゃないの⁉ 1歳児が出会った年下という謎の生命体【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.13】

  • 2019.12.31
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ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!
ドイツで国際結婚、主婦をしているぱん田ぱん太です。

我が家の現在1歳10ヵ月の一人息子、フリッツ君は私が在宅仕事のため、保育園などには行っていません。しかし、とにかく小さなうちからいろんな経験をしてほしいのが親心。

そこで、ドイツの「Spielgruppe(シュピールグルッペ)」というシステムを利用してみることにしました!

■赤ちゃんとママの憩いの場



Spiel=遊び、Gruppe=グループ。どこかの施設が部屋を貸し出し、「〇曜日の〇時から〇時まで」など時間を決めて、そこで自由に子供達とその家族が遊ぶ、というシステムです。

年会費などを取る場合もありますが、私たちが通っているシュピールグルッペは完全無料!コーヒーや紅茶、子供達のためのフルーツ、手作りのケーキやクッキーが用意されていて、それらを飲んだり食べたりした人が好きな額だけ寄付をするというルールです。

シュピールグルッペは、ある程度大きな町ならあちこちにあるので、私と同じく近所に住んでいる親子が集まってきます。ご近所さんとここで知り合う場合も!
子供達の年齢は、生後半年~1歳半くらいが多い様子。1歳10ヵ月のフリッツ君はここではお兄ちゃんです。


初めてフリッツ君をシュピールグルッペに参加させることになり、母の私は緊張。なぜかというと…フリッツ君、今までに年上のいとことしか遊んだ経験が無いのです。



年上の従兄は、基本的にフリッツ君におもちゃを譲って甘やかしてくれます。しかし、シュピールグルッペにいる子供達は、むしろフリッツ君より年下の子ばかり。果たしてフリッツ君はうまくやっていけるのでしょうか…?


■生まれて初めての「譲ってもらえない相手」
施設は小さな子供達向けのため、用意されたおもちゃはドイツ国産の木のおもちゃやおままごとセット、年季の入った古くから人気のおもちゃなど、たくさん揃っています。

フリッツ君はたくさんの大人たちや子供たちのいる場所に来て緊張した様子でしたが、大好きな車のおもちゃを見つけ遊び始めました。

しかし…



まだハイハイの小さな可愛い女の子が、フリッツ君の持っていた車に興味を示して手を伸ばしてきました。



なんで? なんでぼくのおもちゃ取ろうとするの!?

初めての経験に、明らかにショックを受けた様子のフリッツ君。



まだおもちゃを取られたわけではないのに、泣き出してしまいました…。

しかし!これも成長、社会勉強の一環!
母はフリッツ君の背中を押します。



今度は別のおもちゃで、その子と一緒に遊ばせようとしてみます。
女の子は全く物怖じしません。(女の子の方が強い…?)

フリッツ君もすぐに泣き止んで遊ぼうとしてみますが…



その女の子が自分の遊んでいるおもちゃに触り始めると



立ち上がって、泣きながら謎のポーズをキメて抗議する始末。

他の子供達とおもちゃの取り合いになって泣くくらいは想定していましたが、まさかおもちゃを触られただけで泣くとは…。おもちゃを譲ってもらえることが当たり前だったフリッツ君ですから、よほど傷ついたのでしょう…。

はじめはこんなやり取りもあり心配しましたが、この後回数を重ねるにつれ、フリッツ君は徐々に慣れていき、今では他の子供達とおもちゃを共有して遊べるように!
メンタルが鍛えられたようで、母は安心。
毎週のようにシュピールグルッペを訪れ、楽しく遊んでいます。
我が子のちょっとした成長をこの目で見られて嬉しくなった出来事でした。

(ぱん田ぱん太)

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