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子どもにこたつは危険!?使う時に必ず気をつけたい5つの注意点

  • 2019.12.28
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冬になると自宅で大活躍する、こたつ。家族みんなで入れば一家だんらんの時間になったり、エアコンなどで部屋を暖めるよりも節電になったりと、うれしいメリットが多いですよね。

そんな冬の風物詩、こたつですが、小さな子どもにとっての危険が潜んでいるということはご存知でしょうか。今回は、こたつの注意点と対策についてご紹介していきます。

注意点① 脱水症状

「不感蒸泄」という言葉を知っていますか?

呼吸時の呼気に含まれる水分や、気道、皮膚から水分を蒸発することを言います。汗をよくかく夏場だけではなく、冬場においても起こっています。

驚くべきはその量。健康な方でも約1リットルほどの水分を放出しているといわれています。しかも体温が1度上がるごとに、その水分量は15~20%増加するのです。こたつに長時間いると、その量が増えることはわかるでしょう。

こたつで寝ていた子どもが気が付いたら汗でびっしょり。こんな経験はありませんか。当たり前ですが、子どもは大人よりも保持している水分量が少なく、また自分ではその体の変化に気づかないこともよくあるでしょう。

大人がその様子に気づき、長時間こたつにいないようにすること。また定期的に水分を取らせて、脱水症状を起こさないように見守ることが大切です。

注意点② 風邪をひきやすくなる

「ちゃんと体を温めているのに、風邪をひきやすくなるの?」と考える方も多いでしょう。先ほどご紹介した脱水症状と同じ原理で、のどの乾燥などを引き起こし、風邪の原因を作り出しやすいことも、こたつのデメリットのひとつ。

また、人間には「体温を一定に保つ機能」が備わっていますが、こたつのように「体は温かく、頭は冷たい」という状況を長時間維持していると、その機能が混乱してしまいます。そのため、体温が適切に維持できなくなり、風邪をひく原因となってしまうことがあるのです。

こたつにいる時間を短くしたり、また乾燥を防ぐために室内で加湿器を利用したり、このようにならない注意が必要です。

注意点③ 低温やけど

次に怖いのが、低温やけど。熱湯がかかったりするやけどと比べて、低温やけどはすぐに気が付かないことも多いのがやっかいなところ。湯たんぽを使用して、そのような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

低温やけどは、皮膚に痕が残ることも多く、皮膚痕が完治するのに1年以上かかる場合もあります。

子どもがこたつを使用する際には、定期的に位置を変え、同じ箇所に熱をあてすぎないことなどを十分伝えて、低温やけどの怖さをきちんと教えてあげることが大切です。

注意点④ 天板が動きやすい

こたつの天板は、子どもがこたつ布団を引っ張ったりした際に、簡単に倒れてしまうことがあります。中に子どもの体が入っている場合には、天板や上に乗っていたものの下敷きにならないよう、注意してくださいね。

注意点⑤ こたつのコード

こたつのコードにも注意が必要です。歩きはじめの子どもがいる場合は足を引っかけて転ぶきっかけになったり、歯が生え始めのまだ小さい子であれば噛みついて感電してしまう恐れもあります。

コードをテープで留めて固定したり、透明のゴム製のものをかぶせて噛みつき防止策をするなど、対策をしておいたほうが良いでしょう。

親がしっかり見守ってあげることが大切

日本人の多くの人が大好きなこたつ。でも、今回ご紹介したようなリスクが伴うことを、決して忘れてはいけません。事前に知っておけば対策も講じやすくなりますね。

ずっと健康で安全に暮らしていくためにも、幼い子どもが危険にさらされないよう、目の届く範囲でしっかり見守ってあげることが大切なのです。

photo/PIXTA

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