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【油で心身ともに潤いを】油の上手な取り入れ方。

  • 2019.12.27
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油で心身ともに潤いを

クリスマスや忘年会などが続き、食生活が乱れがちな季節です。

健康管理やウエイトコントロールが気になりますね。洋食が続くと動物性脂質の摂取が多くなりがちです。

油の成分である脂肪酸には、飽和脂肪酸不飽和脂肪酸があり、

牛脂やラードなどの飽和脂肪酸(長鎖脂肪酸)は、摂り過ぎると脂肪となり、体内に溜まり動脈硬化の原因になると言われているので、注意が必要です。

気になる時は蒸したり、油を落す様な調理をして脂質の量を減らしたり、植物性の油と合わせて調理すると良いでしょう。

飽和脂肪酸の中で、中鎖脂肪酸であるココナッツオイルは、摂取後すぐに肝臓に運ばれ、エネルギーに分解されるので、身体に蓄積されにくい油です。健康維持の為にココナッツオイルを摂取する時は、1日、スプーン1杯程度で、空腹時に摂取するのが良いとされています。

油の摂取で気を付けたい、“油の質”

ココナッツオイル

ココナッツオイルを摂りすぎて太ったという方もいます。ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(ラウリン酸)が少ないものは、カロリーばかりが高く、逆効果になってしまうので購入する時には、よく見て購入しましょう。

植物性油

植物性油を選ぶ時は、加工する工程が多くなるほど、添加物の使用が多くなるので、原材料や圧搾方法が明確なものを選びましょう。酸化した油は身体にとって良くありません。いくら良い物でも、古いものは避け、酸化度が低く高品質なエキストラバージンオイルが良いでしょう。

バター

添加物の多いマーガリンよりは、質の良いバターを少量使用した方が、味と風味が豊かなので満足感が高く健康的です。上質なものを選ぶ事は、食べ過ぎを防ぐ事にもなりますから、賢く選択していきましょう。

バランスに気をつけて

さらに油の摂取は、バランスが大切です。

動物性の油(脂)とココナッツオイルは、飽和脂肪酸なので、不飽和脂肪酸も意識的に摂取しましょう。

不飽和脂肪酸であるオリーブオイルや、青魚、亜麻仁油や荏胡麻油、クルミ、チアシード、緑黄色野菜や豆など良質な油を含む食材をバランス良く摂取する事が大切です。

油で心身ともに潤いを

油(脂質)はエネルギー源であり、ホルモンや細胞膜生成など生命活動に関わりの深い大事なもの。脳の機能とも関連しており、脂質が不足するとイライラしたり、ストレスに弱くなり、免疫を低下させます。アンチエイジング効果や美肌効果もあり、特に冬は美容にも欠かせない食材です。上手に油を取り入れて、心身ともに潤いを与えていきましょう。

管理栄養士 宮本そのみ

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