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息子の欲しいサンダルは女児向けで…兄妹の子育てで気づいた本音と願い【おててつないで 〜なかよし兄妹の癒され日記〜 第48話】

  • 2019.12.25
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子どもの発育も感性も「個性」として「大事にしたい・認めたい」と、どの親も多かれ少なかれ思うのではないでしょうか。私も思っています。

私が、男女のきょうだいを育児する親として、気をつけていることのひとつに、必要以上に「男の子だから・女の子だから」と、「性別を理由に決めつけや否定をしない」というのがあります。

■親の「先回り」は誰のため?



ある日、娘が以前から欲しがっていた「キラキラのサンダル」を買いに行くと…



息子とこのやりとりをしているとき、実はわたしはモヤモヤ。心の中でこんなことを考えていました。

「以前にもオモチャのネイルや写真館でドレスの試着はしたことがあったけれど、買うとなると…本当に欲しいの? 履くの? 妹ばっかりサンダル買うのずるい! っていうことなら、コッチの男児向けのを買ってあげるよ?」

しかしこの考えの中に、わたしのこんな本音が隠れていたんです…。

「これは女児物ですよお兄さん? とっても可愛いけれど、きっとみんなに笑われちゃうよ?」

だけど、この本音は、必要以上に「男の子だから・女の子だから」と、「性別を理由に決めつけと否定をしない」』という信条に反しているじゃないかと気がつきました。



「みんなに笑われちゃうかもしれないからやめておこうね」と、子どもが傷つかないよう大人(私)が先回りすることは簡単です。思わずしてしまう批判や否定は、もっと簡単なのかもしれません。

なのでこれから先、好きなもの(あるいは価値観)を否定されるというのは、生きていれば遅かれ早かれぶち当たることです。

そのときのために「否定されないように気をつける」のではなく、対処法というか、受け流し方を身につける方が大切なのではと思います。

そんなわけで後日、気に入った色とサイズを探し出し、購入。



■男児だって「キラキラ」が好き



息子にとってはただ単に「欲しいものを買ってもらった」というだけの、記憶にも残らない出来事のひとつかもしれません。

しかし実際に、ほかの人からキラキラサンダルについてちょっとイジワルな言葉をかけられたとき。こんなふうに、ふわっと受け流す息子の対応を見て「この購入は間違いではなかった」と思いました。

そもそも私は「性別を理由」に「感性を否定」されることは、自己肯定感が満たされないのではないかと考えています。さらに、自分とは違う性や性指向に対する無理解や反発にもつながってしまうのでは、と…。

子どもの「感性と自己肯定感を育てるために私がとるべき態度とは…」みたいなことを常に考えているのはかなり疲れちゃいますが、ときどきは思い出して、決して忘れちゃいけないなと思いました。



あっという間に(ワンシーズンで)サイズアウトしてしまったが、いっぱい履いてキラキラした足元を楽しんでいました。

(鈴木し乃)

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