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【おしゃれ呑み】楽しみ方が広がる東京の角打ち3軒。蔵元による利き酒イベントも開催!

  • 2019.12.25
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酒屋の一角で軽く立ち飲みするといったイメージが強い「角打ち」ですが、いまやその楽しみ方はさまざま。充実のイベントや料理、ショッピングまで、東京都内のユニークな角打ち店3軒をご紹介します。

1.〈今田商店〉江戸から続く新川締めで、会場内の気持ちがひとつに。/新川

新川が江戸最大の酒市場だったことは意外と知られていない。当時、庶民はにごり酒を飲んでいたが、大名や大商人が好んだのは透明な清酒。ところが清酒の製法は難しく、西から樽廻船により新川に運ばれた。

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Hanako 編集部

「どの蔵が一番船として新酒を届けるかというレースは江戸っ子の一大関心事。誰よりも早く新酒を試そうと酒好きが殺到したそうです」と創業1923年の〈今田商店〉の4代目、今田健夫さん。西の酒蔵がビジネスチャンスを求めて新川に酒問屋を構えた。〈今田商店〉の本家にあたるのも広島の酒蔵「富久長」の〈今田酒造本店〉。

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500円で3種を飲み比べる角打ちや蔵元を招いての利き酒会など、積極的に情報の発信を試みている。

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Hanako 編集部
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日本酒通も注目しているが、狙いは幅広い層に伝えること。
「日本酒初心者にこそ楽しんでほしい」と噺家を招いての酒屋寄席などユニークなイベントを企画している。

〈今田商店〉
平日17時以降、角打ち営業となり、500円で日本酒3種を飲み比べる利き酒もできる。日本ワインの試飲会なども定期的に企画。
東京都中央区新川1-10-10
03-3551-5885
8:00~20:00(土~13:00) 日祝休

(Hanako特別編集『East Area of Tokyo Station Magazine』掲載/photo : Satoshi Nagare, Keiko Ichihara text : Noriko Maniwa)

2.〈かめじま商店〉多忙な一日の「仕上げ」は、素材の力を引き出す酒と肴。/茅場町

証券取引所にも近い茅場町は新1万円札の肖像・渋沢栄一ゆかりの地。明治時代から新しい事業が生まれる土壌があり、シリコンバレーならぬ〝カヤバレー〞として、IT技術を駆使した金融事業・フィンテックなどのスタートアップ企業が集積しつつある。シェアオフィスなども増え、IT系金融業界で活躍するビジネスマンたちでにぎわう街となった。

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Hanako 編集部

今までの概念にとらわれない発想の新店舗もこの地ならでは。例えば2018年にオープンした〈かめじま商店〉は酒販免許を持つ角打ちビストロ。酒販店を通さずインポーターから仕入れ、自然派ワインを直接ワインセラーから購入することでより気軽に。

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Hanako 編集部

「どれも熱をもって勧めてしまい、選べなくなる方が続出なのが悩みです(笑)」とオーナーでありソムリエの酒村洋行さん。酒村さんは飲食業を経て、サントリーのコンサル部門でメニュー開発、新店舗展開にかかわってきた。退社後、立ち上げた東銀座の焼き鳥店〈ヨシモリ〉はミシュランガイドのビブグルマンに選定されるほど評判に。

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2号店となる〈かめじま商店〉でも低温調理をほどこした「鶏の白レバー刺し」など、〈ヨシモリ〉で築いてきたネットワークならではの、希少部位を使ったメニューがいただける。

〈かめじま商店〉
ワインセラーのワインは抜栓料1人250円。席料300円で着席することも可能。
東京都中央区日本橋茅場町1-12-11
03-6661-7253
16:00~22:00LO 日祝休
22席(立ち飲み席は含まず)/禁煙

(Hanako特別編集『East Area of Tokyo Station Magazine』掲載/photo : Keiko Ichihara text : Noriko Maniwa)

3.〈住吉酒販 東京ミッドタウン日比谷店〉いつもはビール派の友人にユニークなお酒とおつまみを新提案。/日比谷

福岡・博多の酒店〈住吉酒販〉が東京に初上陸。原材料の育つ環境からこだわった日本酒や焼酎、ワインなどが豊富にそろう。お酒以外に九州各地の食品や食器類なども取り扱っているほか、店内に併設している角打ちでは、販売している商品をその場で楽しむことができる。

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Hanako 編集部

あまり日本酒を飲み慣れていない人にオススメなのが、軽やかで甘酸っぱい味わいの「七本槍awaibuki」1,439円。旨味と塩気のある100%ヴィーガンドーナツは新感覚のおつまみとしても「ヴェニエ・サレ・グリエ」625円。

〈住吉酒販 東京ミッドタウン日比谷店〉
東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷B1
03-6205-4172
11:00~21:00(20:00LO) 休みは施設に準ずる

(Hanako1165号掲載/photo : Mao Yamamoto styling : Miwako Nakane text : Momoka Oba)

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