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かわいいがとまらない、トレロシックなリスボン。

  • 2019.12.19
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リスボンのシアード地区には、ブランドショップ、老舗カフェなどが立ち並び、観光客と地元の人とで賑わっています。この周辺には、上質でクラシックなリネンのお店や、ポルトガルを代表する食器のお店などもあり、ハネムーナーのふたりの新生活のために街歩きをしながらお買い物もするのもおすすめ。中でも2007年にメイドイン・ポルトガルにフォーカスしてスタートした「ア・ヴィーダ・ポルトガル(https://www.avidaportuguesa.com)」はレトロシックな雑貨をはじめ、食器、お土産なども揃えるお店。美しいパッケージが目を引く老舗の石鹸ブランド「CLAUS PORTO」やレトロなパッケージの歯磨き粉「COUTE」などもあり、シアード地区に2店舗あります。

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さて、シアード周辺も目抜き通りを一歩外れると、グッと人の数も減り、落ち着いたリスボンの街並みが広がっています。シアード美術館周辺には、「アルマ(https://www.almalisboa.pt/en)」や「ベルカント(https://belcanto.pt/en/)」と言った星付きのレストランから柚子塩ラーメンで有名な阿夫利、まで、話題の店が多くあり、移住した外国人やリスボンっ子たちで連日賑わっています。また薬局美術館にはレストランも併設されており、そこからテージョ川を見渡せるテラス席も人気のスポットです。小さな路地に入りこみ、坂や階段を上り下りしてかわいい風景を見つけるのもまた楽しいものです。

「テージョ川を見渡せる美しい景色」という点では、シアード地区から少し離れ、1775年のリスボン地震で被害を免れた下町的なアルマファ地区にあるサンタ・ルジア展望台もおすすめです。淡いアズレージョと咲き誇るヴィヴィッドなブーゲンビリアのコントラストが美しい場所で、そこから海のように広いテージョ川とオレンジ色の屋根をした街並みを眺めることができます。

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街歩きに疲れたら、ポルトガル人が大好きな卵と砂糖をふんだんに使ったポルトガルのスイーツを。イートインができるローカルのベーカリーで、エッグタルトをはじめ、カステラと卵黄クリームやカスタードが競演する甘〜いお菓子が疲れた体にエネルギーをくれるはず。

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甘いのが苦手な人には、シアード地区から坂を登り、緑溢れるプリンシペ・レアル地区にあるベッティーナ&ニッコロ・コラッロ(https://www.facebook.com/Bettina-Niccolò-Corallo-707586235969355/)もおすすめ。チリ&ソルト、生姜の砂糖漬け入りなど、ユニークなビターチョコレートが豊富に揃っています。店内でエスプレッソも楽しめ、お土産にもピッタリ(キャラメル入りは溶けるので注意!)。このプリンシペ・レアル地区周辺には昔ながらの建物を使ったカフェや、今っぽいお店などが混在しており、新しいリスボンの顔に出会える場所です。

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ということで、2回に分けてお届けしてきたリスボン。車が通る度に石畳はカタカタと音を奏で、小さなケーブルカーは坂道をギーッと音をたてながら出しながら走り、建物の外壁はカラフルで、どこを切り取っても絵になるようなレトロな風景が続きます。今回、リスボンに住むフランス人の友達に街を案内してもらったのですが、歩いては、足を止めて写真を撮り、また歩いては足を止め、写真をパシャり。なかなか目的地にたどり着けない私を見て、友人が「リスボンに住んでいる今でも、パリとはまた違う魅力を持つこの街を美しいと思う」と。ほんと、かわいいレトロシックな街です。

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リスボンへのアクセス

日本からの直行便はないので、ヨーロッパが一般的。パリのCDGからは飛行機で約2時間半。

ハッピープラス

リスボンの中心部から少し離れたところにある世界遺産地区ベレンは、大航海時代の面影が残る場所。ジェロニモス修道院などを見学したら、電動キックボードを借りて、川沿いを走り、リスボン中心地へ戻るのもおすすめ。倉庫を改装したレストランやカフェなどもあり、夕方テラスで過ごすのもロマンティック。

著者:Darjeeling Kozue(ダージリン コズエ)

トラベル誌、女性誌の編集者を経て、現在は外資系企業でコミュニケーション ディレクターとしてイベントやバズクリエイションを手がける。隙あらば旅。ラグジュアリーなリゾートホテルから、アドベンチャラスな秘境まで。業界でも有名な旅のエキスパートだ。

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