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体調を崩さない、太らない!上手なお酒の飲み方

  • 2019.12.18
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今年もあとわずか、忘年会などお酒を飲む機会が増えますね。お酒を飲むと食欲が増しますので、飲み会が続くと体重管理も難しくなります。飲み過ぎて体調を崩したり、太ったりする事ない様に、楽しく飲みましょう。

肝臓や胃を養う食材

肝臓や胃の機能を高める食材を取り入れて、お酒を分解する能力を高めましょう。肝機能を高める作用が高いのは、タウリンを含む牡蠣、シジミ、タコ、イカなどの魚介類や、うこん(ターメリック)、クチナシの実、葛などがあります。海鮮の美味しいお店にしたり、飲酒後の〆にしじみ汁などを飲むのと良いですね。

ターメリックが含まれるカレー粉は、胃腸を元気にしてくれますので、おつまみ選びで悩んだらカレー風味にしましょう。葛は、風邪予防にもおススメなので、これからの時期は意識的に摂取したい食材です。春に花粉症などでアレルギーに悩まされる方は、今から肝臓や胃を養生しておくと良いでしょう。

お酒を飲む前

お酒を飲む前にうこんを飲んだり、お昼にカレーを食べて肝臓と胃腸の機能を高めると二日酔い予防に効果的です。脂肪は、胃に膜をつくるのでアルコール吸収が緩やかになると言われていますので、チーズやナッツを食べてから飲み始めたり、仕事の休憩や待ち時間に牛乳や豆乳、カフェラテなどを飲んだり、ナッツ類、強肝作用のある柿を食べるのも良いでしょう。

ダイエット中のお酒の飲み方

ビールや梅酒、甘いカクテルなど糖質を含むお酒は、体脂肪が合成されやすくなりますので、ダイエット中の方は、蒸留酒(焼酎やウイスキーなど)がおすすめです。ビールは最初だけにしたり、梅酒などは無糖のソーダや水で割って飲むと良いでしょう。

飲酒をすると食欲が増していくので、おつまみの選び方も注意が必要です。揚げ物より、煮物や蒸し物にし、脂肪分の少ない赤身肉や魚、大豆製品を選んで油脂の摂取を控え、ビタミンやミネラルを含み抗酸化作用のある緑黄野菜も忘れずに摂取しましょう。また飲食時間が21時を過ぎると体脂肪が合成されやすくなります。21時を過ぎたら、お酒を控えおつまみを摂らない様に気を付けると良いでしょう。

飲んでいる時

おつまみや料理をよく味わうようにして、飲酒もゆっくりとしたペースにして肝臓の負担を軽くしましょう。安いワインを何本も飲むより、少し高めのワインにして、お料理や会話を楽しみながら味わうのも良いですね。お酒の質を良くする事は、悪酔い予防にもなります。梅には、浄血作用があるので、梅酒や焼酎に梅干しを入れて飲むのも良いでしょう。

飲みすぎたら…

柿は酔いを早くさます作用のあるタンニンや、アルコールの代謝を高める糖質やビタミンCが豊富に含まれており、梨にも酔いをさます作用があります。またみかんに含まれるクエン酸は、飲み過ぎた時の頭痛や胸のむかつきを抑えますので、飲酒後のデザートにこれらの果物を摂取すると良いでしょう。

カフェインを含む緑茶やミネラルを含むスポーツドリンクなども二日酔い予防に有効ですし、爽やかな香りのペパーミントティーは、二日酔いの胃もたれやむかつきがある時にメントールが消化を促し有効に働きます。

気が乗らない飲み会など、断る勇気や休肝日を設けて休ませる事も大切にしましょう。体調を崩したり、太ったりする事ない様に、上手なお酒のお付き合いと賢い飲み方をしましょう。

管理栄養士 宮本そのみ

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