ルーヴル美術館で、オフ-ホワイト×ダ・ヴィンチのコラボ。

2月24日までルーヴル美術館で開催中の『レオナルド・ダ・ヴィンチ』展。彼の没後500周年を記念する大規模な回顧展とあって、パリ、フランス、世界中の人々が早々にチケットを予約し、すでに満員御礼とか。

ルーヴル美術館とオフ-ホワイトのカプセルコレクション。この撮影はルーヴル美術館内で行われた。©thibautgrevet

この展覧会を記念し、12月13日、ルーヴル美術館がオフ-ホワイトとのコラボレーションを発表した。巨匠の傑作である『岩窟の聖母』『聖アンナと聖母子』、それに男性裸体のデッサンが、オフ-ホワイトのおなじみのロゴや交差する矢印と絡み合ったTシャツ（各260ユーロ）、スウェット（468ユーロ）で構成されたカプセルコレクションだ。2019年をパワフルに締めくくるコラボレーションでは？

アートとファッションの実り多い衝突。ヴァージル・アブローはコラボレーションをこう表現した。©thibautgrevet

「ダ・ヴィンチはルネッサンスのエスプリを具現したと思う」。こう語るヴァージル・アブローはウィスコンシン大学の最終年にアートを学んだ時以来、レオナルド・ダ・ヴィンチに魅了されている。彼の作品そのものだけでなく、科学、工業、建築といった分野にダ・ヴィンチが与えた影響についても、崇拝しているそうだ。

『岩窟の聖母』がオフ-ホワイトの手にかかると……。©thibautgrevet

建築、デザイン、ファッション……幅広い分野で活動するアブロー。イケアとのコラボレーションでも話題を呼び、また来年1月15日からはパリのギャラリーKréo（36, rue Dauphine 75006 Paris)で始まる『Efflorescence』展で、彼がクリエイトしたデザインピースを展示する。「創造性を発揮するのに、ひとつの分野に必ずしも限る必要はない。レオナルド・ダ・ヴィンチがその例を示した最初のアーティストだと思う。僕も同じ原則に沿って歩んで行きたい」

今回のカプセルコレクションは、ルーヴル美術館のギフトショップ、オンラインストア、Off---White.com、Farfetch.com、オフ-ホワイトパリ、オフ-ホワイトミラノ、EM_PTYギャラリー、ブラウンズなどのショップで購入可能。

ルーヴル美術館はこのコラボレーションによって、若い世代が美術館、美術作品に興味を持つことを期待している。©thibautgrevet

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