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科学が証明! 運動していれば、お金がなくても幸せ?

  • 2019.12.16
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ランナーズハイが宝くじに当たるよりも気分を高揚させる効果があると言ったら、あなたは信じる? この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

米イェール大学と英オックスフォード大学の新たな合同研究によると、ワークアウトがもたらす多幸感が、お金よりもあなたを幸せにすることが明らかになったそう。

医学雑誌『The Lancet』に掲載されたこの研究では、科学者が120万人強の成人の精神状態と身体的な行動に関するデータを分析。被験者は、収入と身体活動レベル(芝刈りや育児、家事、サイクリングや筋トレなど)について質問を受けた後に、以下の質問にも回答してもらった。

「ストレスやうつ病、感情的な問題により気分が優れないと感じたことは何度ありましたか?」

結果、定期的に運動をする人の気分が優れないと感じる日数は、平均して年間35日。一方で、運動をしない人の気分が優れないと感じる日は、年間53日。さらに、よく運動をしている被験者は、運動はしないが年収約2万5千ドル(約271万円)多く稼ぐ被験者と、幸福のレベルが同等であることもわかった。

だけど、運動をしすぎるのも逆効果。この研究によると、30〜60分の運動を週に3〜5回以上行うと、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすという。

この論文の筆頭著者で米イェール大学のアダム・チェクラウド博士は、ドイツ日刊新聞『Die Welt』に対し、「運動の長さと精神的な負荷は、U字型の関係にあります」と話している。要するに、運動する時間が短すぎるのも長すぎるのも良くないとのこと。

いずれにしても、運動しないよりは運動していた方がハッピーでいられることは確か。年末年始も運を動かしてハッピーに過ごそう!

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。Text: Lucy Bode Translation : Yukie Kawabata

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