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寂しいのはお互い様? 妻子を置いて「単身赴任」を選ぶパパの心理

  • 2015.4.6
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【ママからのご相談】

3歳の男の子と1歳の女の子がいます。主人が4月から単身赴任になり、私と子どもたちの3人の生活が始まりました。夫がいない生活はとても寂しくて、私も子どももなんだか物足りなさを感じています。自分だけで育児ができるのかも不安です。 私だけこんな気持になっていて、夫は1人で気楽に暮らしているのかと思うと、寂しい気持ちがあるのにもかかわらず、腹立たしく感じてしまうのですが……。

●A. 単身赴任は旦那さんの愛情のあらわれの場合も。

ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。

小さい子を抱えて母親だけでの育児、実際の苦労よりもむしろ、これからあるかもしれない苦労に不安を感じることも多いですよね。

では、単身赴任をすることになった旦那さんは、どのように思っているのでしょうか。

●夫と妻の単身赴任観

クラシエホールディングスの調査では、「単身赴任を早く終わらせたいか?」という質問に対して、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した人が6割を超えています。またその理由として、「家族は一緒に暮らすべき」「子どものことが気にかかる」などが大半を占め、1人で子育てをしている妻への気遣いの言葉も見られます。

男性が感じる単身赴任のメリットもあると思いますが、それでも多くの男性は家族と共に暮らすことを望んでいるんですよね。それでも単身赴任しなければいけないのは、

・持ち家

・子どもの学校や幼稚園、保育園などの関係

・妻側の仕事

など、どうしてもついていくことができない理由があるからだと思います。こういった、夫の転勤先についていけない事情のある方は思ったよりも多く、約半数のママが、「夫の転勤が決まったら単身赴任にしてもらう」と回答したという調査結果もあるほどです。

●なぜ単身赴任を選んだのか

このような調査結果を見ていると、男性側は特に、単身赴任をするということは家族の今の状況を守ろうとしているからこそであるように思えます。ご相談者様自身の状況がどのようなものであるのかは推測しかねますが、例えばお子様の就園やご相談者様の就業状況などを見直してみましょう。優先順位を考えて、その部分を変えてしまうことよりも単身赴任でいたほうが良いと考えた結果なのではないでしょうか。

そう考えると、ご相談者様に対する旦那様の愛情を、とても強く感じます。

例えば、私の夫。転勤族なので辞令が出るたびに単身赴任かどうかの選択を迫られます。ですが、私の夫には単身赴任の選択はおそらくありません。環境が変わることを子どもが嫌がったとしても、私が仕事をしていたとしても、おそらく辞めてついて来いと言うでしょう。

それはきっと、家族と離れたくないという気持ちがベースにあるのでしょうが、金銭的な負担だったり食事や家事の手間だったり、そういったことも大きいと思います。単身赴任をしていると必ずあるそういった生活の手間を自分が負担してでも、家族の環境を優先してくれた旦那様、とてもステキだと思います。

●生活の手間よりも優先してくれたもの

単身赴任は妻としては寂しいものですが、楽な部分があるのも事実です。子ども中心の食事作りはやっぱり楽ですし、掃除も洗濯も気楽です。それはきっと夫側も同じで、休日の使い方や飲み会の頻度など、1人だからこその気楽さがあると思います。

ですが、これもまた同じように、お互いにふとしたときに感じる寂しさがあって不安があって不便さがあって物足りなさがあるのだと思います。単身赴任で寂しさや腹立たしさを感じるのは、幸せなことだと思います。

ぜひ、いつまでも無関心にならないステキな奥様でいてください。

【参考リンク】

・単身赴任に関するアンケート調査 | kracie

●ライター/マフィー(ママライター)

大学を卒業して某都市銀行に勤務。いわゆる窓口のお姉さんになり、個人向け営業・資産運用相談業務に携わる。約7年間務めるものの、第2子妊娠を機に退職。退職後はベビーマッサージインストラクターの資格取得や、在宅ライターなど、趣味を兼ねてとりあえずいろいろしてみる。転勤族の夫と、生意気盛りの長女とマイペース過ぎる次女を持つママライター。

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