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子どもはサンタクロースをいつまで信じる?プレゼントの予算は?気になるクリスマス事情をチェック

  • 2019.12.7

今年も残すところ1ヶ月を切りました。子どもにとって年末の大きなイベントといえばクリスマスですね。クリスマスは特別な1日であったり、プレゼントをもらったりと楽しみの多い日ですが、他の家庭ではどの様に過ごしているのか気になりませんか? 現代のクリスマス事情を色々な側面からを見てみましょう。

サンタクロースの起源

クリスマスといえば一番はプレゼント。そしてそれを持ってきてくれるのはサンタクロース。その起源について探ってみましょう。

サンタクロースのモデルは、4世紀頃の聖ニコラスという司教です。日頃から困っている人や貧しい人に自分の物を与える優しい人でした。近所に貧しい3姉妹がいることを知り、隣の家の煙突から金貨を投げ入れ、密かに姉妹を援助しました。その金貨は、ちょうど暖炉のそばに干してあった靴下の中に入ったといいます。そのことから、靴下を下げておくとサンタクロースが煙突からやってきて贈り物を入れてくれるという習慣になったそうです。

サンタクロースが着ている赤い服は、カトリック教会の祭服の色に由来します。しかし赤い服・白いひげ・体格の良いおじいさんというイメージは1931年にコカ・コーラ社が冬のキャンペーンでサンタクロースをキャラクターとして起用したことにより、世界中に知られるようになったと言われています。

日本にサンタクロースが登場するのは1870年代です。こちらもキャラクターとして利用されたことで広がり、1951年にはデパートがサンタクロースを採用することにより「サンタクロースがおもちゃを持ってやってくる」という習慣が中流家庭から広がっていきました。

サンタクロースが乗るそりを引くのはトナカイですね。「魔法が使える」と言われている北欧のサーミ人という遊牧民族がトナカイを連れていたことから、サンタクロースのイメージに合い取り入れられたと言われています。そりを引くトナカイは全部で9頭いて、全員に名前がついておりそりを引く順番も決まっています。有名なのは先頭のルドルフですね。「赤鼻のトナカイ」という童謡は知っている人が多いでしょう。

サンタクロースを何歳まで信じている?

子どもが小さい頃は「サンタクロースが家にプレゼントを持ってきてくれる」と信じているものですが、大人になっても信じている人はいませんよね。ではいつのタイミングで事実を知るのでしょう。

まず1歳まではサンタクロース自体を理解していない子どもが多いですが、2歳では信じる割合が2割、3歳では7割と急増するようです。その後9歳までは7割以上の子どもがサンタクロースを信じているので5~6年は信じている状況が続くのですね。しかし10歳では5割を下回り、12歳となると2割以下まで激減します。

※「いこーよ」アンケートより

サンタクロースがいないと気付くのは、ある日突然というわけではありません。アメリカの研究ではそこにたどり着くまで5段階のプロセスがあるという結果が出ています。子どもは成長の中で現実的な物の見方をする様になり、矛盾することに疑問を持つようになります。サンタクロースの位置づけに気づくことは、それだけ成長しているという自然な流れなのです。

サンタクロースは絶対に信じなければいけないものではありません。しかし子どもが信じているものに対してこちらから事実を明かす必要もないでしょう。そして子どもが事実に気づくというステップは成長の証だと捉えることができます。

「サンタって本当にいるの?」と聞かれたときの模範解答はありませんし、どう答えよう?と焦ってしまいますよね。まずは「あなたはどう思う?」と子どもに質問してみて、どの程度理解しているかを探ってみましょう。答えることで子ども自身の頭が整理されるということもあります。

そこで事実に気づいたとしてもそれは成長の証でもありますし、クリスマスが楽しいイベントだということに変わりはありません。「長く信じていてほしいな」と感じるママも多いかもしれませんが、子どもの成長を感じながらその年によってのクリスマスを楽しみたいですね。

一番気になる!?プレゼントの予算はいくらくらい?

子どもがサンタクロースを信じているかいないかは別として、プレゼントを用意するのは親です。プレゼントの予算は子どもの年齢によっても違いますが、一般的にはどのくらいの予算なのでしょうか?

5000円~5999円の層が最も多く3年連続で4割超となっています。平均予算はその少し上で7,642円となっており、5千円~8千円が妥当なラインといえるでしょう。

年代別では

・0~2歳 5千円以下

まだ自分の希望が言えない歳なので、興味のありそうなもの・知育などに効果があるものなど親が主体で決めます。「もう少し大きくなってからあげる」という家庭や「せっかくなら良い物をあげたい」という家庭もあり、一番予算に開きがある年代とも言えます。

・3~5歳 3千円~5千円

男女共に、それぞれの好きなキャラクター物の人気がある年代です。キャラクター物は値段が高い傾向にある為、最低予算額が上がる傾向にあります。

・6~12歳 3千円~8千円

この年頃になるとキャラクター物を欲しがる子は減っていき、ゲームなどを欲しがる傾向にあります。大人と同じ様なものを欲しがる子も多く、スマートフォンや音楽系機器などを希望する子もいるでしょう。

・13~15歳 5千円~1万円

お洒落に関するアイテムが喜ばれることが多く、洋服など少し高価なものを欲しがるかもしれません。この年になるとサンタクロースを信じている子は少なくなっているでしょう。

高校生以上はあげないという親が少しずつ増えてきます。アルバイトをする子も増えてきますね。逆に「学生の内はプレゼントしたい」という親もおり、家庭によって差が出てくる年代です。

※バンダイアンケートより

無邪気にサンタクロースを信じている年代の場合、予算を気にせずに高価なものを欲しがる場合もありますが、「高いから買えない」「変更して」とは言えずに困ってしまうということもありますよね。

困った時はサンタクロースにお願いするのも手です。「〇〇ちゃんのプレゼントを探したけどサンタの国では手に入らないみたいなんだ。他の欲しいものを教えてほしいな」「サンタさんはお父さんお母さんがOKしたものしか買えないんだ」などの手紙を書いたり電話をしたりするのもいいでしょう。プレゼントを決める段階でサンタに聞いてみる、という方式を取ることにより予算超えプレゼントをリクエストされなくなったという声もあります。

予算の問題ではなく「ゲームを欲しがっているがまだ与えるのは早いな」と感じている場合などにもいいですね。

あとは、希望していたら必ずそれが手に入るとは思わせないことも手ですし大事な部分ですね。「サンタさんは世界中の子どものプレゼントを用意して忙しいから欲しいものが必ずもらえるとは限らないんだよ」などと伝えましょう。

子どもにとってクリスマスは、一年に一度の楽しみな日です。サンタクロースが来るのを心待ちにしていることでしょう。筆者の息子は現在7歳ですが、10月にはサンタクロースへの手紙を書き11月からは毎日「あと〇日」と指折り数えています。子どもの喜ぶ顔を見るのは親も楽しみですね。

予算の問題などもありますが、無理せず楽しむことを第一にプレゼントも選びたいですね。サンタクロースを信じてもいなくても、プレゼントがあってもなくても、家族で過ごすクリスマスは楽しい思い出になることでしょう。子どもが楽しめるクリスマスを過ごしてくださいね。

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