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首肩こり・不調は「噛みしめ」が原因!?あごをゆるめて整えよう!

  • 2019.12.5
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こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。首肩こり、めまい、頭痛など、よく起こる不調はありますか?本人も原因不明の不調の場合、知らないうちに歯を食いしばる「噛みしめ」がクセになっていることがあります。今回は、噛みしめが不調に関係する理由や、噛みしめを予防する方法について、ご紹介します。

無意識に行う「噛みしめ」が不調の原因!?

歯を食いしばる、噛む癖は、無意識です。本来、歯と歯がくっついているのは「食べて噛む時」だけで、1日24時間の中でもせいぜい20分程度と言われています。そのほかの時間は、唇は閉じていても、歯と歯の間はほんの少し開けているのが通常です。

今、意識してみて、歯と歯はくっついていませんか?噛んでいませんか?

歯を食いしばると、あごの筋肉が縮みます。あごの筋肉の緊張は、側頭部の筋肉を通って頭全体に緊張の信号が伝わります。また、首の筋肉を通って肩の筋肉へも緊張が伝わり、首がすくみ肩が上がる「緊張姿勢」を取りやすくなります。

「緊張姿勢」は精神も緊張させ、交感神経を優位にして末端の血流が悪くなるので、冷えや凝りなどを感じやすくなります

「噛みしめ」をいつでもチェック!

・朝、起きた時、舌に歯形がついていませんか?歯を食いしばっていたあごの疲れなどはありませんか?

・リラックスして本を読んでいるとき、スマホを見ているとき、テレビを見ているときなど、ふとした時に、噛みしめていませんか?

・人の話を聞いているとき、仕事をしているとき、少し緊張が高まる状況にある時はいかがですか?

本来「噛みしめ」をしなくてもできることを、「噛みしめ」ながら行っていると、頭や首肩が窮屈でストレスを感じやすく、不調を感じやすくなります。「噛みしめ」に気づいたら、これから紹介をするエクササイズを行ってみましょう。

噛みしめ予防!あごをゆるめるエクササイズ

STEP1:歯と歯の間をあけて、あごが緩むのを感じる

ほっぺたがゆるみ、頭や首肩の筋肉も連動してゆるみ、肩が下がり、顔の緊張がゆるみ、リラックスしてくるのを感じてみましょう。

STEP2:歯と歯の間に唇をはさむ

噛みしめそうになった時にも有効です。唇を歯の間に巻き込み、少し口角を上げてみましょう。習慣にしてしまえば、歯と歯がくっつかなくなり、噛みしめ予防&表情筋の矯正になります。

STEP3:下顎を小さく動かす

歯と歯の間を少し開けて、下顎を左右前後に小さく動かしてみましょう。軽くブランコをゆするような動きです。筋肉が緊張していると、うまく動きません。あごの筋肉をリラックスさせて動かします。

STEP4:あごの筋肉(エラの部分)を手でマッサージする

頬骨の下からエラの部分にかけて、歯を食いしばると硬くなるあごの筋肉を、手で押してクルクルとマッサージをしてみましょう。実際に触ると緊張具合がよく分かり、ゆるめるきっかけになります。

エクササイズを習慣にしよう!

知らないうちに噛みしめていて、不調を呼んでいたことに気づいた方もいるのではないでしょうか?自分で意識することで修正できる不調が、意外とあります。ぜひ、習慣にしてみてくださいね。

この記事の監修者

美宅 玲子

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」と無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスに出会い、インストラクターとなる。ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。

ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、アロマヨガのイベントレッスン開催、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP,ブログ、Youtubeのエクササイズ動画も好評である。

【著書】
「あなたらしく輝く 美姿勢イメージエクササイズ」現代書林
「こころを磨くヨガ」現代書林

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