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東大生の子ども時代が気になる!東大生の子どもの頃の習い事と習慣を参考にしよう

  • 2019.12.1
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現代の子どもは何かしら習い事に通っている場合がほとんどで、しかも1つではなく複数通うことが主流となっています。その内容は多岐に渡り、子どもが自分で習いたいと思うものに通うのが一番ですが、親として習わせたいと思うものもあるでしょう。

そこで参考にしたいのが、東大生の子どもの頃の習い事です。子どもの頃から勉強一筋だったのでしょうか?どんな習い事をしていたのか、またその効果について見てみましょう。

東大生の習い事ランキング

東大に入るような人はどんな子ども時代を過ごしていたのでしょうか?習い事も塾や英語などの勉強系のものばかり行っていたのでしょうか?

まずは東大に行かなかった人の子ども時代の習い事を見てみます。一番人気は水泳で42%、2位が書道で32%、3位塾30%、4位音楽教室26%、5位英会話15%。その後、野球・サッカー・バレエ・絵画教室などとなっています。

次に東大生の習い事ランキングを見てみます。1位が水泳というのは変わりませんが、比率が66%とダントツです。次にピアノで56%と、こちらも高い比率となっています。似た習い事としてエレクトーンも6位にランクインしています。他には習字・そろばん・英会話などが人気となり、若干異なる結果となっているのが興味深いですね。英会話も、東大以外では15%でしたが、東大生は32%と高い結果となっています。

※ニッセイアンケートより

人気が高いのは水泳とピアノ

東大生が特に多く習っていた水泳・ピアノの2つに焦点を当て、人気の理由と効果について見てみましょう。

(1) 水泳

まず水泳が人気の理由について、筑波大の安梅勅江(あんめときえ)教授によると水泳教室の多くは能力にハッキリと差をつける階級社会となっています。現代の学校では運動会でさえ順位をつけないところが増えている中、順位が明確になる環境に置かれることで競争心が培われるという見解です。風邪を引きにくくなったり皮膚が鍛えられたりなど体力づくりにぴったりであり、日常行わない水泳の動きは脳を活発にさせるとも言われています。

また習い始めの時期については、水泳に通っていた東大生の過半数は6歳以下からという結果が出ています。「小さい内は特別な習い事ではなく定番の習い事で心身を鍛える」と考えていた親が多いことが理由です。

(2) ピアノ

次にピアノを含む音楽教室です。エレクトーンやバイオリンなどを含む音楽に関する習い事は、東大以外の子に比べて比率が高い傾向にあります。特にピアノの人気が高く、東大に限らず難関大生の43%がピアノを習っていた経験があるそうです。ピアノは両手を使うので脳を活性化させ、脳の発達に良い影響があると言われています。

また、毎日練習を続ける習慣は「練習を続けたら弾けるようになった」という成功体験の積み重ねとなり、目標に向かって頑張る力も身につけてくれます。ただ習うだけではなく「努力して達成出来ると嬉しい」「上達すると楽しい」という経験を積めるように、楽しく続けられる工夫をしてあげましょう。こういった経験は、自ら進んで能力を向上させようという自立心を育てます。

逆に興味深いのは、早期教育となる幼児教室に通っていた東大生はほとんどいないということです。

習い事のメリットは、プラスアルファの力を育てます。まずは「日常生活では出来ない体験」。地道な練習によって得ることが達成できる喜びを感じその経験を繰り返すことで、自ら進んで動けるようになったり前向きに取り組めるようになったりするなど、自立した人間に育ちます。

2つ目は「日常的な場所とは別の場所に居場所を作ることで人間性や子どもの世界を広げる」ことです。普段の園や学校とは違う場所で違う人間関係を作ることは人間性を育てることにつながります。また、大会に出場する・他人の成果を見るなどの習い事を通じることでしか出来ない経験をすることで広い世界を実感し、視野が広がっていくのです。

東大生が子ども時代に行っていた習慣とは

習い事以外にも、東大生が子どもの頃に習慣として行っていたことを見てみましょう。

(1) 新聞を読む

子どもの頃から新聞を読んでいたのは、全国平均25%に対し東大生は40%でした。

さらに新聞を読んで分からない単語やカタカナ語を辞書で調べる、気になる記事は切り抜いてスクラップしてまとめるなどを行っていたという声もあります。小学生の頃は内容を全て把握することは難しいと思いますが、社会情勢に詳しくなり中学受験でも出題される時事問題に対応できますし、活字に強くなるというメリットがあります。新聞と合わせてテレビでもニュースを見ておくと、映像と共に頭に入りより定着しやすくなります。家の新聞を読むことが難しければ、子ども向け新聞を購読することもいいでしょう。

活字がたくさん書かれている新聞を読むことで、東大生はななめ読みを自然と出来るようになるようです。速読の習慣ともなりオススメです。

(2) 親からのプレゼントが本

子どもの時にプレゼントとして本をもらっていたのは、全国平均42%に対し東大生は63%でした。

辞典や伝記のセット、ことわざや慣用句の本、歴史漫画などを親からプレゼントされたという声が多くありました。知識系の本以外にも漫画なども読んでいたようです。本や漫画は、知らない単語や漢字を覚えるだけではなく、色々な考え方や発想を学ぶことも出来ます。大人が「勉強になる本、ならない本」などと判断せず、本人が読みたいものを読ませてあげるといいですね。

(3) レゴブロックやパズルで遊んでいた

全国平均22%に対し東大生は56%でした。

ブロックを壊して新しいものを作るという繰り返しは、クリエイティブな才能や想像力、空間把握能力が伸びます。小さい頃からレゴブロックをやっていた為か、東大にはレゴ部も存在し、大型作品のクオリティの高さは定評があります。レゴブロックは、一人で集中して遊ぶことも、家族で共同作品を作ることも出来て色々なスタイルで楽しめることも魅力です。

(4) 家に地球儀や地図があった

全国平均29%に対し東大生は58%でした。

地球儀を置いていたり、リビングなどの目につく場所に地図を貼ったりするという東大生が多かったようです。幼稚園の時は世界の国旗の絵や図鑑があると無意識の内にイラスト・色・形に反応して自然とインプット出来るようです。都道府県や国の形を覚えることも子どもが得意とすることです。最近は日本や世界地図のパズルも人気がありますね。

東大生が子ども時代にどんなことを習い、習慣にしていたのかというのはとても気になるところです。小学生の内から塾で勉強ばかりしているというイメージがありましたが、水泳やピアノで身体や指を動かすことが脳の発達や成功体験に自然とつながっているというのが意外でした。

成功体験に自然とつなげるには、継続出来るように親が褒めたり盛り上げたりしてサポートしてあげたいですね。

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