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人気スニーカーのヴェジャ、ついにブティックをオープン。

  • 2019.11.27

アルファベットのVがスタイリッシュにデザインされて、サイドに。これがVeja(ヴェジャ)のスニーカーだ。でも、色やフォルムの見た目の美しさだけがヴェジャの特徴ではない。15年前にセバスチャン・コップとフランソワ=ギラン・モリヨンという仲良しのフランス人2名が起業したヴェジャのスニーカーは、ブラジルで生産されている。素材はボディにブラジルのオーガニックコットン、ソールにブラジルの天然ゴムという組み合わせがメインだ。この秋に生まれたランナーシューズのCondorでは、リサイクルペットボトルから生まれた素材を使用。2020年の春夏コレクションで発表されたリック・オウエンスとの第2回目のコラボレーションでは、CWLと呼ばれる素材が。これはコーン・ウェイスト・ラミネートのことで、トウモロコシの実以外の廃棄部分が原料だ。このようにエコ、オーガニック、サステイナブルなもの作りをしているのがヴェジャである。デザインの良さ、そしてその姿勢に共鳴するヴェジャ・ファンは世界で増え続けるばかり。

ヴェジャ。ポルトガル語で“見て!”という意味がブランド名。「靴の裏側にあるものに目を向けてほしい」という気持ちが込められている。

そのヴェジャが初のオンリー・ブティックをマレに開いた。80平米の横長のスペースで、内装はとてもシンプルだ。店舗デザインを任されたのは建築家集団Ciguëで、彼らのオリジナルによる石膏をミックスしたリサイクル紙が棚を作り上げている。ここは以前プレタのパドカレのブティックだった場所で、手の込んだ嵌め込み仕事が美しい床をヴェジャの二人組はキープすることにした。また、その前のオーナーがブティックを作った時に建築家がコンクリートの壁に手描きしたメモも工事の際にペンキの下から現れ、それもそのままに……。場所の持つ歴史の痕跡を大切にした、ヴェジャらしさが魅力のブティックである。

ポワトー通りのコーナーで白く輝くブティック。

ブラジル人アーティスト、クレベール・マテウスによるエントランスの天井のネオンがアクセント。

ミニマムな内装のブティック。メンズ、レディス、キッズ用が揃えられている。

ランニングシューズのCondor。各130ユーロ。

リック・オウエンスとのコラボレーション。秋冬コレクションの素材はウール。各250ユーロ。

Veja15, rue de Poitou 75003 Paris営)11時〜20時(日14時〜19時)休)なしwww.veja-store.com

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