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【石原さとみ】の2019マイベスト!|「決算! 忠臣蔵」「アジアの女」を語る

  • 2019.11.21

人生でこんな幸せな2ヵ月はなかった! 久々の舞台で得たものとは?

「やっぱり映像は好きですし、そこに憧れてこの世界に入った私ですが、今回の舞台に関わって改めて、“こういう時間を求めていたんだ!”と心から思ったんです。稽古、本番の約2ヵ月間、楽しくなかった時間は一分たりともありませんでした。自宅に戻ってからもずっと」

舞台『アジアの女』に出演して

石原さんが語るのは、この秋に挑戦した舞台『アジアの女』について。少人数の座組だったため、石原さんはほぼ舞台上に出ずっぱり。“震災後”や“心の病”といった重いテーマを背負った舞台を、主演女優として見事にやり遂げた。

「体力って心の持ちようというか、心と密接に繋がっているんだな、と身をもって感じました。稽古中からずっと自炊をして23時には布団に入って、朝は8時に起きて朝食をつくって、また稽古に行って、本番が始まり……というのを繰り返していました。それがとても充実していたんですよね。自分で幸せをつくり出すというか、自分で心を豊かにできる、他力本願でなく幸せを手に入れているという感覚でした。私、『自分が変われば相手も変わり、世界が変わる』という言葉がとても好きなのですが、それをお芝居でも体感させていただくことができました。絶対にまた舞台に立ちたいと思っています」

VOCE
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出演映画『決算!忠臣蔵』が公開!

VOCE本誌が出るころには、浅野内匠頭の妻・瑤泉院を演じた映画『決算!忠臣蔵』が公開となる。

「忠臣蔵なので討ち入りの話ですが、切り口はそれにかかる経費について。それが現代用語で説明されているから分かりやすいし、単純に面白くて、試写でも大笑い(笑)。でも、大きなことを成し遂げるには最前線で戦う人だけでなく、後方支援の人たちが多くいてこそ成り立つんだ、と改めて考えさせられる内容でもあります。このときのメイクは、時代劇という枠を超えてキャラクターの持ち味を重要視しているので、かなり強めなんです。アイライナーやマスカラにもこだわったので、ぜひ注目してください!」

VOCE
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「尊敬する方たちと同じ方向を向いてつくった舞台は本当に幸せだった。幸せって他力本願ではなくて、自分の力で自分の心を豊かにしていくものなんですね」

石原さとみ/ SATOMI ISHIHARA
1986年生まれ、東京都出身。テレビや映画、舞台と活躍の場を広げ続ける。瑤泉院を演じた映画『決算!忠臣蔵』は11月22日(金)より松竹系にて公開。

撮影/中村和孝(まきうらオフィス) ヘアメイク/河北裕介 スタイリング/宮澤敬子(WHITNEY) 取材・文/前田美保


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